ブックタイトル未来へつなぐバトン 千代田区戦争体験記録集

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概要

未来へつなぐバトン 千代田区戦争体験記録集

今回、戦争体験者の方とインタビューを終えて、70年前の日本がいかに悲惨であり負の過去であったかを強く痛感した。誰も得をするはずのない戦争をなぜ人間は続けたのか。僅わずかな食糧で命をつなぎ、死と隣合わせの中で生き延びた体験者の方の言葉は私たちに訴えるメッセージであった。そして、私があなたに伝えたいメッセージは、自分から何も行動せず、ただ社会の空気のままに流されるかのように身を任せ生きている人間に平和などは訪れない。自ら行動し、創造し、チャンスを?み取り人生の可能性を最大限に高めることができると思う人間にこそ真の平和が訪れるのではないでしょうか。そして皆さん一人ひとりが“平和”の意味および原点を見つけ常に疑問を持ち続けこの社会を変えていきましょう。内藤望ないとうのぞむ区内在住大学2年生戦後70年を迎える今年、平和の時代の一つの節目として自分たちは先の大戦を経験した人々にインタビューをさせていただいた。先の大戦の話をできる方が少なくなっている今日ではとても貴重な話を自分たちは聞いた。空襲を体験した方、疎開を経験した方、そして実際に戦地に行かれた方…それぞれの話はとても重みがあった。実際に経験した人間でなければ醸かもし出すことのできない重みだった。戦争を体験された方々の話し方は三者三様それぞれ異なっていたけれど、その重みは例外なく存在していた。自分たちは、その重みを後世に伝えていかなければいけない。つまり先の大戦の悲惨さを。戦後の辛さを、惨めさを。そして、決して戦争は繰り返してはいけないと。長嶋泰ながしまたい区内在住大学1年生第3部185未来へつなぐバトン千代田区戦争体験記録集未来へつなぐバトン