ブックタイトル未来へつなぐバトン 千代田区戦争体験記録集

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概要

未来へつなぐバトン 千代田区戦争体験記録集

25未来へつなぐバトン千代田区戦争体験記録集平成27年は、戦後70年という大きな節目の年となります。また、千代田区において戦後50年を迎えた平成7年3月15日に区民の総意として発表した「国際平和都市千代田区宣言」から20年目にあたります。人は過去からしか学べません。過去は過ぎ去ったものでなく、現在の姿(形)をつくりあげている礎いしずえにもなっています。戦後70年、過去に学んだ様々な戦争の記憶が風化してきているように思えてなりません。戦争体験者の皆さんからお話を伺うかがえるのは今しかない、戦争から学んだことを振り返るのは今しかないとの思いから、節目となるこの機会に戦争体験記録集を作成することにいたしました。作成にあたり、16名の中学生、高校生、大学生等がインタビュアーとなり、「戦争のことを知らない私たちに戦争のことを話してください」「私たちはそのことを書き留め、みんなで語り続けます」との熱い思いを込めて、戦争体験者から直接お話を聴き取っていただきました。インタビューを終えた若い皆さんの心には、「戦争を体験された方々が平和を願い築いてくださったこの70年、二度と戦争をしません、平和を守り続けます」という思いが深く刻まれたことでしょう。今後、この戦争体験記録集を小学校、中学校、中等教育学校や児童館などの平和教育に活用し、未来につなぐ「平和の輪」を広げてまいります。この記録集を一人でも多くの皆様にお読みいただき、一人ひとりが語り部となり、命の尊さ、平和への思いを語り継いでいただくことを心から願っています。発刊にあたって―千代田区戦争体験記録集―千代田区長石川雅己