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更新日:2014年11月11日

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町名由来板:執筆者の紹介

町名由来板の説明文の一部は、千代田区と縁やゆかりのある著名人の方に執筆を依頼しています。
(注意)執筆者の略歴、肩書等は、平成15年現在のものです。

阿刀田高(あとうだたかし)

ショートショート、ミステリー、エッセイなど、多数の作品を執筆している作家です。1935年に東京都で生まれ、早稲田大学仏文科を卒業し、永田町一丁目にある国立国会図書館に司書として勤務する一方で執筆活動を続けました。1978年「冷蔵庫より愛をこめて」で作家デビューし、「ナポレオン狂」で第81回直木賞受賞、「新トロイア物語」で第29回吉川英治文学賞受賞しました。短編小説、エッセイも数多く手がけ、「江戸禁断らいぶらりぃ」や「旧約聖書を知っていますか」「ギリシア神話を知っていますか」などは非常に有名です。現在、日本推理作家協会理事を務めています。ほかにも、「趣味を持つ女」「仮装パーティ」「海藻」「あやかしの樹」「幸福通信」「知らない旅」「ホーム・スイート・ホーム」「最後の配達人」「シェイクスピアを楽しむために」など多数の作品があります。

永田町一丁目のページの説明文を執筆しています。

荒俣宏(あらまたひろし)

作家として活躍されています。1947年に東京都で生まれ、慶応大学法学部を卒業し、コンピュータ・プログラマとして10年間勤務する傍らで、雑誌「幻想と怪奇」、叢書「妖精文庫」「世界幻想文学大系」などの編集に携わりました。作家としては「帝都物語」が大ベストセラーとなり、映画化されました。大著「世界大博物図鑑」を完成させた後も、風水、産業考古学、ファッションなど幅広い分野で著作活動を展開しています。ほかにも「ワタシ・no・イエ」「二色人の夜」、評論・解説書に「別世界通信」、「世界幻想作家事典」、「世界神秘学事典」、博物学書に「世界大博物図鑑」、「アクアリストの楽園」など多数の作品があります。

麹町一丁目のページの説明文を執筆しています。

泉麻人(いずみあさと)

作家、コラムニストとして活躍されています。1956年に東京都で生まれ、慶応大学を卒業後、1979年に東京ニュース通信社に入社しました。「週刊テレビガイド」「ビデオコレクション」の編集にあたる傍ら、マガジンハウス「ポパイ」「オリーブ」などに原稿を書き始め、1985年、フリーのコラムニストとなりました。「テレビ探偵団」「アド街っく天国」に出演するなど、若者文化や東京風俗のオーソリティとして活躍しました。「東京23区物語」「新・東京23区物語」「青春の東京地図」「電脳広辞苑」「東京、10の短編とちょっとした観光案内(東京マニアック)」「東京自転車日記」など、多数の著書があります。

神田松枝町北乗物町のページの説明文を執筆しています。

逢坂剛(おおさかごう)

作家、現日本推理作家協会理事長として活躍されています。1943年に東京都で生まれ、神田駿河台にキャンパスのあった中央大学に学んだ後、当時神田錦町に社屋のあった博報堂に入社しました。「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しました。1987年に「カディスの赤い星」で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞しました。1997年に作家専業となり、愛着のある街神保町一丁目に事務所を構えました。「鬼平がうまいと言った江戸の味」「重蔵始末」「江戸随筆のおもしろさ」など江戸に関する著述も多く、また神保町を舞台とした長編サスペンス小説「あでやかな落日」なども有名です。ほかにも「百舌の叫ぶ夜」「まりえの客」「さまよえる脳髄」など多数の著書があります。

神田神保町一丁目のページの説明文を執筆しています。

紀田順一郎(きだじゅんいちろう)

作家、評論家として活躍されています。1935年に神奈川県で生まれ、「明治の理想」「明治ニッポンてんやわんや」「幕末日本あれやこれや」など、幕末から明治初期にかけての思想や風刺、庶民の生活を軽妙につづりました。1982年、東京・神田の古書店主・須藤康平を主人公とする連作中編集「幻書辞典」を発表し、ミステリー作家としてもデビューしたあと、同じ探偵役が活躍する「われ巷にて殺されん」を始めとして、「鹿の幻影」「魔術的な急斜面」「第三閲覧室」など、古書や書籍を扱った作品で人気を集めました。1997年(平成9年)から、著者の集大成となる「紀田順一郎著作集」の刊行が始まりました。ほかの作品として「明治の理想」などの近代思想史・社会史や、「現代人の読書」といった読書論、「日本の書物」のような名著案内も執筆しています。また、幻想小説、怪奇小説の紹介翻訳も多く、「ブラックウッド傑作集」「M・R・ジェイムズ全集」の翻訳を手がけています。

神田神保町二丁目・一ツ橋二丁目のページの説明文を執筆しています。

京極夏彦(きょうごくなつひこ)

作家、グラフィック・デザイナーとして活躍しています。1963年に北海道で生まれ、1994年に「姑穫鳥の夏」で作家としてデビューしました。陰陽師であり、古書店の店主である中禅寺秋彦と作家関口巽のコンビを中心に、私立探偵の榎木津礼二郎、刑事の木場修太郎といったレギュラー陣が登場する京極堂シリーズが人気を博しました。シリーズの最大の特徴は、民俗学や宗教学など、さまざまな分野に跨る著者の博覧強記ぶりにありますが、とりわけ妖怪に関する深い考察は圧巻です。「魍魎の匣」(1995年度日本推理作家協会賞受賞)、「嗤う伊右衛門」(泉鏡花文学賞受賞)、「覘き小兵次」(山本周五郎賞受賞)など多数の著書があります。他にも妖怪やミステリー関係の著書も多数あります。

九段一丁目のページの説明文を執筆しています。

田中優子(たなかゆうこ)

法政大学第一教養学部の教授として活躍されています。横浜生まれで、日本近世文学、アジア比較文化を専門とし、現在は千代田区江戸開府400年実行委員を務めています。大学で教鞭をとる一方で、精力的な執筆活動を続け、江戸文化に関する数多くの著作を生み出しています。江戸を近世アジアの中で捕えるなど、従来の江戸文化研究とは異なった視点からのアプローチが大きく評価されており、代表作に「江戸の想像力」(1986年度芸術選奨文部大臣新人賞)、「江戸百夢」(2000年度芸術選奨文部科学大臣賞、2001年度サントリー学芸賞受賞)があります。他に、「江戸はネットワーク」、「張形」、「江戸の恋」、「大江戸生活体験事情」など、多数の著書があります。

永田町二丁目のページの説明文を執筆しています。

童門冬二(どうもんふゆじ)

作家で、現在、江戸開府400年実行委員会委員を務めています。1927年に東京都で生まれ、東京都政策室長、広報室長、企画調整局長などを務めた後、1979年に退職し、本格的な作家活動に入りました。歴史に材を求めながら「組織と人間」をテーマに捉えた作品に定評があります。代表作「小説 上杉鷹山(上・下)」を始め、「真説 赤穂銘々伝」「ばさらの群れ」「小説徳川吉宗」「小林一茶」「遠山金四郎」など多数の著書があります。平成11年に、勲三等瑞宝章を受章しました。

有楽町のページの説明文を執筆しています。

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地域振興部コミュニティ総務課コミュニティ係

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ファクス:03-3264-7989

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