ステップ2 地震が起きたら、むやみに動かないのが原則です
屋内にいるとき
- 机またはテーブルの下に潜り込んで、まず、身の安全を図ります。
- ライター、ロウソク、マッチなどは、ガス漏れの危険性がないことが確認できるまでは決して使わないでください。
高層ビルにいるとき
- 衣類や持ち物などで頭を覆い、落下物から身を守ってください。
- あわてて出入口に殺到せず、館内放送や係員の指示に従ってください。
- エレベーターは使用できません。
地下街にいるとき
- 衣類や持ち物などで頭を覆い、落下物から身を守ってください。
- 地下街は比較的安全といわれています。
- デマに惑わされず、非常放送や係員の指示に従ってください。
屋外にいるとき
- ビルから離れるか、丈夫な建物に避難してください。
- ガラスの破片や看板の落下、ビルの倒壊の危険性があります。垂れ下がった電線から離れてください。
- 広い空地にいる場合には、揺れがおさまるまではそこから動かないようにしてください。
車に乗っているとき
- 減速しながら左側に寄せて停止してください。
- 車は激しく揺れるかも知れませんが、揺れがおさまるまでは車内にいる方が安全です。
- やむを得ず車を離れる場合には、ドアや窓を閉め、かぎを付けたまま、ドアロックをしないで避難します。
- 落下物、垂れ下がった電線、道路の崩壊などの危険に注意してください。
72時間(3日間)サバイバルのために必要なもの
最悪の事態として防災機関など外部からの救援が3日間期待できないと考えて準備をしましょう。サバイバルには次のようなものが必要です。
食料
事業所や家庭に、腐らない食料を少なくとも3日分備蓄していますか。冷凍、下ごしらえ、調理、水の必要のないものを選びます。食料を加熱する場合には、固形燃料を使用します。
備蓄食料の例
- パン、アルファ化米、インスタント食品
- レトルト食品や缶詰(ごはん、おかず、果物)
- 切りもち、梅干し
- 缶入りジュース、ミルク、スープ(粉末の場合は余分に水の備蓄が必要です)
- 調味料(砂糖、塩、こしょう、みそ、しょうゆ)
- 高カロリー食品(チョコレート、ゼリー、クラッカー、氷砂糖、ドライ・シリアルや乾燥果物、ナッツ類など)
- ビタミン剤
- 乳児、高齢者のための離乳食やおかゆ
- 嗜好品(煎餅、クッキー、キャンディ、キャラメル、インスタントコーヒー、ティーバッグ)
水
- 普通、人間は1日少なくとも3リットルの水を必要とします。
- ペットボトルやポリタンクに水を保存します。
- 牛乳パックやガラスビンのような分解したり割れたりする容器は避けましょう。
- 1人1日あたり3リットルの水を貯めておきます。
- 家庭では一人3日分のミネラルウォーターを確保します。
- 家庭では風呂の水は抜かずに、必ずふたをして貯めておきます。
道具類
持出しのために、事業所でも家庭でもリュックサックを用意しましょう。
- 携帯トイレ
- 事業所防災マニュアル、個人カード
- 食器、紙コップ、紙皿、プラスチック用具
- 懐中電灯と予備電池
- 携帯ラジオ(FM/AM両用)と予備電池
- 現金(小銭が必要)
- トイレットペーパー、ちり紙
- 缶切り
- 粉末消火器
- テント、ロープ
- スコップ、各種レンチ、ハンマー、のこぎり
- 粘着テープ
- 卓上コンロと予備燃料
- ライター、マッチ
- アルミホイル、ラップ
- ペンライトなどの信号用照明
- 紙、鉛筆
- 裁縫針
- 拡声器
- 笛
- ビニールシート
- 地図
- ポリ袋、ビニール袋、紐
- 石けん、液体洗剤
- ウェットティッシュ
- ポリバケツ
- 消毒薬
- 家庭用塩素系漂白剤
衣服等
- 底の丈夫な靴または安全靴
- 雨具
- 毛布または寝袋
- ヘルメット、防災ずきんまたは帽子
- 軍手・軍足
- 下着
- タオル
その他
乳児用
大人用
- 常用薬
- 介護用品
- 杖
- コンタクトレンズ、クリーナー
- 眼鏡
- 娯楽道具-ゲーム、本
家庭の重要な文書類
- 預貯金通帳、印鑑
- 健康保険証、免許証、パスポート
- 家族の記録類(写真、ビデオ、住所録、日記など)
- 貴重品、重要な電話番号
- 保険証券、契約書、株券
- クレジットカード番号と会社名のリスト
知っておきたい知識
- 電気、ガス、水道の主バルブ・主スイッチの遮断方法
- 応急手当(人工呼吸の方法)
- 災害用伝言ダイヤルの使用方法