更新日:2022年12月19日
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新型コロナウイルス感染症拡大を背景とした新しい生活様式の実践もあり、社会のあり様や価値観、ライフスタイル、ワークスタイルが劇的に変化し、多くの人がパソコンやタブレット端末、スマートフォンを持ち、生活や経済活動の道具として日常的に利用するなど、情報システムは、私たちの暮らしを支える社会的インフラとして欠かせないものとなっています。
これら情報システムは、大量の情報を瞬時に伝達し、処理し、蓄積することができることで情報の様々な活用が可能となり、私たちの生活に多くの恩恵をもたらすようになりました。一方、障害の発生やシステムの停止によって社会的な混乱や経済的な損失が生じたり、蓄積された大量の個人情報が不正な目的で持ち出されプライバシーが侵害されるなど、情報システムの利用に伴う事故や事件の増加が大きな問題となっています。特に、サイバー攻撃の激化、高度化等、情報セキュリティをめぐる環境は日々大きく変化しており、データ改ざんや情報漏洩等の事故は最早、対岸の火事とは言えなくなっており、事故等の発生を未然に防止することが強く求められています。
千代田区においても、総合住民サービスシステムや全庁ネットワークによって、区民の個人情報を始めとした様々な情報を処理し、行政サービスを提供しています。日々利用しているこれらの情報システムやシステムが利用する情報を含めた情報資産全体を常に安全に保護すること、すなわち情報セキュリティを保護することがたいへん重要です。
千代田区は国の「デジタル・ガバメント推進方針」や「自治体DX推進計画」等を踏まえた上で、DXを「デジタル技術を活用し、区民の利便性と職員の生産性を向上すること」と定義し令和4年4月「千代田区DX戦略」を策定しました。
千代田区DX戦略の基本理念である「Design 顧客志向の追求」「Change 行政内部の改革」「Safety 情報資産の管理と運用」を実現し信頼される区政を実現するためには、適切な安全管理のもとに、これらの情報資産を様々な脅威から守る必要があります。
そのための取組として区が保有する全ての情報資産を適切に管理することを目的として、各種情報システムを対象とする「情報セキュリティ監査」、さらに個人情報の適切な取り扱いの強化を図るため「個人情報安全管理措置運用監査」を毎年実施しています
こうした情報セキュリティを確保するための方針及び対策として、「千代田区情報セキュリティポリシー」を改定し、区の情報資産に携わる全ての者がこれを実践することで、より強固な情報セキュリティの実現を目指します。
令和4年10月1日
千代田区長 樋口 高顕
お問い合わせ
政策経営部情報システム課情報基盤係
〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1
電話番号:03-5211-4146
ファクス:03-3264-8956
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