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更新日:2017年10月20日
千代田区に住み・働き・学び・集う皆さんの生の声を区長が聴き、今後の区政運営の参考とする「出張!区長室」を、7月27日に神保町区民館、8月3日に麹町区民館で開催しました。参加した皆さんから、区政に関するさまざまなご意見をいただきました。
(注意) 区長の回答には、後日、所管課から回答した内容も含みます。
マイナンバーカードを利用してコンビニエンスストアで各種証明書を交付するサービスについて、千代田区での導入予定を教えてほしい。
コンビニエンスストアで住民票や印鑑登録証明書などの各種証明書を取得できるようにすることは時代の流れであり、区としても導入に向けて準備をしている。システム改修などの期間を考えると、平成31年2・3月のサービスの開始になると思う。もう少しお待ちいただきたい。
路上禁煙がまだ徹底されていない。区民やボランティア団体などにも取り締まりをさせてもらえないか。
時間帯を含めて路上喫煙がひどいところがあれば教えてほしい。見回りを強化するようにする。過料を取ることは行政処分なので区の職員でないとできないが、今後は注意・指導をすることができる啓発員を増やしていきたい。
道路脇の民間の敷地内で煙草を吸っている人がいるが、条例で禁煙にしてほしい。
民間の敷地を条例で規制することは難しい。ただし、区役所をはじめとした区立施設については、全面的に禁煙にしていく予定である。
靖国通り(都道)の植え込みが剥げて、土が歩道に出ているところがある。そういった場合、区に補修してもらうことはできるのか。
区道や都道の識別は難しいと思うので、まずは道路公園課の相談窓口に連絡してほしい。区と都で調整して補修する。
明大通りの街路樹(プラタナス)が伐採されると聞いた。沿道の協議会には説明しているが、周辺住民には知らされていない。住民に対する説明会を開催してほしい。
沿道の協議会だけでなく、できるだけ周辺の方々も意見が言えるようにしていく。ただ、さまざまな意見があることは理解していただきたい。基本的には樹木を保存したいが、安全上、樹種を変えるなどのことはやらざるを得ないと考える。
都は白山通り無電柱化事業を進めるには、区の方針待ちと言っている。区の街路樹に対する方針をお聞きしたい。
区道整備の基本は、いつも前庭のように利用している沿道の方々の意見を聞いてまとめるという考え方だ。人に視点をおいて安全で快適に道路を利用できる環境を作り上げていきたい。方針の策定時期については、今年度末を予定している。
公衆トイレの改修工事の進捗状況を教えてほしい。
オリンピックのことを考えて今後2年間で大幅に直す。また、民間トイレを含めてトイレマップを作ることも考えている。
毎年夏になると、市ヶ谷駅近くの外濠の悪臭がひどくなる。何とかならないか。
千代田区にある下水は雨水と汚水の合流式である。したがって大雨が降るとオーバーフローしてお濠に入ってしまう構造になっている。今、東京都が水質浄化に向けた2つの取り組みを行っている。一つは地下にバイパスを作る工事を行っている。もう一つはヘドロを取り除く浚渫を行う予定である。
旧高齢者センターの活用については、地域の意見・希望を聞いて決めてほしい。
最終的なプランを固めるときは、地域の皆さんの意見を聞いて進める。区で具体的な案を提案して、議論をいただきたい。
日本テレビ地区の再開発に係る具体的な街づくり構想についてお聞かせいただきたい。
全体計画はまだ決まっていないが、先行してスタジオを作ることが決まっているようだ。沿道の検討会の中では、盆踊りができるようなオープンスペースを確保してほしいという意見が多いと聞いている。
四番町の複合施設の建て替え計画については、旧麹町保健所の跡地に建てる仮住宅に20億円、複合施設の建て替えに60億円、合計80億円かかると聞いた。しかも、仮住宅には3年間しか住まないとのことである。このような予算の使い方が区民からはよく見えない。また、説明会を行ったとのことだが、建て替え反対の意見もあるので再度、住民に対して説明してほしい。
さまざまな方々のご意見を聞いて判断していく。十分な説明がされていないならば、再度、皆さんに説明してご理解を得るよう丁寧に対応したい。
神保町愛全公園のたばこ(受動喫煙)の問題について、今後の見通しを教えてほしい。
現在、旧高齢者センターの今後について議論している。建物の設置時には全面的に禁煙にする考え方である。当面の対応としては、ミニ公園は原則禁煙にして、路上と同様に過料を取る仕組みを考えている。
あいぽーとステーションの支援員に最近区民が少なくなった。区役所2階のコーディネーターの相談所にも区民の支援員が入れなくなっている。当初のコンセプトと変わっているのではないか。また、ほとんど人がいない「喫茶コーナー」、24時間子ども相談室が新しくできたにも関わらず、相談対応として午後7時までいる必要があるのかなど、施設の運営について疑問がある。
一度点検をさせていただきたい。ただし、もともと乳幼児が基本で、学童クラブとしての機能は考えていなかった。区役所2階のコーディネーターについても状況を調べて、必要に合わせて変えることはやぶさかではない。
千代田区でも子ども食堂を作ってほしい。
千代田区でもボランティアの方が何回か試行的にやったことはある。そういった積み上げの中でいずれは子ども食堂はやらなければいけないと考えている。ただ、行政だけではできないので、皆さんの協力が必要だ。
近所のマンションで、民泊によるごみ出しや夜の騒ぎが問題になった。民泊の制度があることは仕方がないが、緊急時の連絡先と管理者が分かるようにする必要があると思うがいかがか。
現在、副区長をトップに民泊についての検討会を立ち上げて議論をしている。基本的には厳しい対応をしたい。これから方向性を出し、千代田区ならではのルール作りをしていきたい。
わが町会ではオフィスビルが多く、移転して所有者が変わってしまった場合、町会費の収入が滞ることが多い。町会加入を条例化することはできないか。
町会加入の問題は非常に難しい。条例のある自治体もあるが、あくまでも努力規定であり、強制ではない。また、マンションについても同様の問題があるが、最高裁の判例でも自治会側が負けている。区は町会加入を指導・誘導することはできるが、強制することはできない。
地下鉄の駅の出口に20年以上ホームレスがいるが、何とかならないか。
ホームレスの問題は非常に難しい。区でもできるだけ就労シェルターに入ってほしいと説得している。
全国的にオレオレ詐欺や振り込め詐欺でお年寄りが騙されている。一昨日は12歳の子どもまでもが振り込め詐欺に騙されてしまったという(和歌山の)ニュースを聞いてびっくりした。若い世代まで広がってきたことを各学校に通達して、子どもたちに注意を呼びかけてほしい。
スマホの問題と絡んでいるので、通達だけではなく、具体の話をしながら子どもたちに意識啓発をしていかなければならないと考えている。
区が補助をしている住宅に住んでいる人は町会に入るよう義務付けてもよいのではないか。
趣旨はわかるが難しい問題だ。町会にはじめは加入するが、1年後にやめてしまうケースもある。区はできるだけ町会加入を誘導するが、町会は任意組織であるため、強制できないことをご理解いただきたい。
道路の植栽に鉢植えを置くなど、公道を私物化している人がいるがいかがなものか。
地域の人が掃除をしたり、水をまいたり、雑草を取っていただいたりしており、その兼ね合いは非常に難しい。通行上支障をきたすようなことがあれば、個別に指導する。
神田神保町三丁目の靖国通り沿いに、業者が段ボールなどを集めて置いている場所がある。道路を商売の道具にしていることについて、区として何もできないのか。
基本的にはきちんと対応するが、すべてを排除しようとすると影響がでる。弁当販売などで道路を使っているという現状を理解していただきたい。
長寿会で区民館3階の和室を利用して活動をしている。高齢者向けに低い椅子を用意してもらっているが、低いテーブルだと作業ができないときがある。高いテーブルを用意してもらえないか。
洋室と同じような使い方をするときは、それに合わせたものを用意することになると思う。出張所に相談してほしい。
区民がふるさと納税を利用して他の自治体に払っている金額は3億円になると聞いた。区長はこのことについてどのように考えているか。
特別区の区長会でも議論になっており、ふるさと納税制度の趣旨に立ち返った見直しを行うよう国に要望している。
千代田区のこれからのビジョンと現状の課題と取り組み状況をお聞かせいただきたい。
子育てなど行政サービスを充実して住みたいまちにしたいという目標があり、人口が6万人まで回復した。一方、65歳以上の高齢者も区に住所を移している。これからは高齢者が住み続けられるような施策を進めなければならない。また、路上喫煙、歩きたばこ、ポイ捨てのルールを浸透させるために意識啓発を進めていきたい。転入者が増えているため、新しい住民と旧住民とのコミュニティを作っていくことも課題だと思っている。
区内の各町会存続に向けてのアクションプラン、新住民との融和政策についてお聞かせいただきたい。
新しい住民と町会との関係は大きな課題である。さまざまなことにトライしなければならないと思うが、行政が何でもやる時代ではない。まちの清掃、子育て、高齢者の見守りなどの地域活動を通じて、いかにコミュニティを作っていくかが大きな課題だと思う。
高等教育費用の無償化などが国の方針案として喧伝されているが、区ではどのように考えられているか。これらの費用について、広く薄くは無駄が多いので、必要なところに手厚くセーフティネットを作ることが大切ではないか。
高校授業料の無償化は国政レベルで検討し、都でも私学の助成を行っているため、その状況を見極めたい。医療費の無償化は社会的に子育てしやすい社会を作る一環で導入している。
二番町特養建設計画では、敷地内に受水槽を設置する計画になっている。隣接する方から給水ポンプから騒音が発生するのではないかと不安を訴える声が寄せられている。
計画案はあるが、正式に決まっていない。一定規模の特別養護老人ホームをつくるとなると、受水槽はどうしても必要になるので、技術的に騒音が出ないような工夫をし対応していく。
清水谷公園を活用して、ミツバチを通して生態系の姿をまちの中で気軽に見られるミニ自然公園にしてはどうか。
区は、温暖化条例の制定など温暖化対策は進んでいる。いただいた意見は一つの方策として検討したい。
食材に「フードマイレージ(生産地から消費地までの輸送にかかるエネルギーの環境負荷をCO2排出量で計算するもの)」を表示してほしい。
流通形態のことなので、一自治体が行うことは困難である。環境対策としてカーボンオフセットというやり方もある。
バングラデシュ大使館周辺の国際テロに対する備えと警戒体制についてご享受いただきたい。
区は1月に区内4警察署・商工会議所・トラック協会などとパートナーシップ協定を結んだ。その後、事業者の方が集まり研修も行った。警察・行政だけでなく業界団体などと協力してテロ対策の仕組みを作りつつある。
麹町四丁目交番前の風俗営業の客引きに対する取り締まりをしてほしい。
現状では法令に触れるレベルではないと聞いている。これからも警察と連携をとりながら監視をしていきたい。
路上喫煙禁止の看板・道路ペイントの補強修繕をしてほしい。
表示の剝がれているところがあれば、具体的に教えてほしい。早急に補修したい。
麹町保育園の隣の狭い敷地に高層マンションの建設計画がある。工事中、完成後の子どもたちの安全・安心が脅かされる内容であり、保護者として心配を募らせている。区からも業者に対して適切な指導をしてほしい。
事業者には近隣の皆さんや保育の利用者に十分な説明をし、保育園の利用に支障がないように指導していきたい。区は麹町保育園を建てるときに近隣の人たちの要望を受けて当初の予定よりも低い3・4階建てにすることを守った経緯がある。皆さんもその経緯があることを開発事業者に話してほしい。
今住んでいるマンションの隣に新しいマンションの建設が始まっている。近隣に配慮せずに敷地いっぱいに建設する計画である。プライバシー侵害の問題があり、東京都にも相談したが進展がない。何とかならないか。
計画の段階で相談していただければ、開発業者と近隣との仲立ちは区でもできるはずだ。今、どのレベルなのかわからないが、担当課に相談してほしい。
街路樹の剪定を6月から実施すると貼り紙に書いてあった。木が大きくなる時期に剪定を始めるのはいかがなものか。
街路樹の剪定時期については、台風の際に木が倒れないよう時期を考えて実施している。
高齢者や海外からのお客さんのために、公共トイレやひと休みするためのベンチを増やしてほしい。
オリンピックまでに公共トイレについては直さなければならないと考えている。また、民間のトイレを活用できるように調査をしている。ベンチについては都道や国道を含めて整備したい。これから都や国と協議をしていく予定である。
2000年から大妻通りと一番町の通りに花を植えている。区からお花をもらっているが、予算の都合で少なくなっている。また、旧永田町小学校の校舎を借りて、環境と国際貢献に特化したボランティアをやりたい。
花の数が足りないのであれば、できるだけ要望に応えられるようにしていきたい。旧永田町小学校の校舎は耐震上の理由を含めて、貸し出しは困難である。
100歳になる母が昨年9月に要介護4になった。介護認定にはいろいろな条件があると思うが、100歳で70年も千代田区に住んでいる人に対して、ある程度ランクを上げていただけないか。
要介護認定は、全国一律の基準に基づき、公正かつ的確に行われることとされている。要介護認定においては、「介護の手間(時間)」がどれだけかかっているのか、ということを審査判定する制度だ。年齢や心身の機能の低下等(病状等)と介護量(=介護の手間)は必ずしも比例しない。
地下鉄永田町駅の4番出口が混雑で毎朝行列ができている。何かあったときに事故になるのではないか。旧麹町保健所の建て替えのときに地下鉄の出口を作ってほしい。
東京メトロに対しては利用者の安全性を踏まえた駅舎改良を働きかけている。費用の問題もあるので、具体的にどのような方法が可能なのかを含めて検討していきたい。
錦華公園や靖国通りの三菱東京UFJ銀行の裏の通り(夕方5時ぐらい)で喫煙している人に対して重点的に取り締まってほしい。
子どもが遊ぶ公園は道路と同じ対応をする(過料を取る)準備をしている。錦華公園もその対象にしたい。
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政策経営部広報広聴課広報広聴係(ホームページ等担当)
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