おくやみブック
11/60

QQQQQ2 樹木葬とはなんですか? 墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓のことです。墓地、埋葬等に関する法律により、遺骨の埋葬ができる場所は、墓地として許可を受けた場所に限られます。樹木葬が可能かどうかは、霊園や墓地へお問い合わせください。 散骨とはなんですか? 故人の遺骨をお墓に埋葬せずに、山や川、海など、様々な場所に撒いて供養することです。散骨は、原則、私有地や公共施設などでは行えないほか、場所によっては条例で禁止されている場合もあります。詳細は専門の業者へお尋ねください。 土地の相続手続きを行う必要がありますか? 土地の相続手続きは相続登記(相続による所有権移転登記)といいます。 令和 6 年 4 月 1 日から相続登記の申請が義務化されました。また、相続登記をしないでいると権利関係が確定しないため、不動産取引が遅くなったり、次の相続が発生し、手続きがより難しくなったりするといった不利益を被る可能性があります。相続登記をするためには、土地や建物などの不動産の所在地を管轄する法務局に申請することで相続登記をすることができます。(45 ページをご覧ください。) 相続手続きのための便利な制度はありますか?法定相続情報証明制度という制度があります。この制度は、全国の登記所(法務局)において、各種相続手続きに利用することができる証明書(法定相続情報一覧図の写し)を取得できる制度です。この制度を利用することで、各種相続手続きで戸籍謄本の束を何度も提出し直す必要がなくなります。(46 ページをご覧ください) 身寄りがない場合、死後の手続きはどうすれば良いですか? 身寄りのない方が亡くなられた場合、通常、役所が戸籍等から親族を探してご遺体の引き取りを親族に依頼します。親族がいなかった場合や親族がいてもご遺体の引き取りを拒否された場合は、自治体が火葬や埋葬を行います。 認知症などでご自身の判断能力が低下した際に、予め委任をしておいた人に後見人になってもらい、財産管理や必要な契約締結等を代わりにしてもらう任意後見契約や、死後の事務について委任することのできる死後事務委任契約などもありますので、老後や死後の手続きについて不安や希望がある場合は、こういった契約を利用することで安心した老後生活を送ることができます。  よくある質問

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る