ブックタイトル未来へつなぐバトン 千代田区戦争体験記録集

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概要

未来へつなぐバトン 千代田区戦争体験記録集

私は、今回インタビュアーをさせていただき、戦争体験を語り継ぐことだけでなく、これからの人生で大切なことを学ぶことができました。本当の意味で100%は私たちには理解し難い辛つらい体験を、ただ無駄だったと言うだけでなく、受け止め、その捉え方を変えて好きなことに打ち込み、あの戦争があったからこそ今の自分がある、と全てに感謝するという姿勢に心を打たれました。本当に大切なのは、体験とともにその思いを伝えていき、私たち一人ひとりのものにすることなのだと実感しました。あの恐ろしい戦争を、ただ過去のものではなく、今に、そして未来につながるものとして捉えて私たちが未来を作っていく、という気持ちを大事にしたいと思います。ありがとうございました。千野彩佳ちのあやか区内在住高校3年生戦後70年を迎えた平成27( 2015)年、戦争体験者の平均年齢が80歳を超え戦争の記憶を風化させないためにも、若い世代が語り継ぐ・記録として残していく必要があるのではないかと思い本活動に参加しました。千代田区戦争体験記録集のインタビュアーとしての主な活動は4つありました。「事前セミナー歴史講座」では、戦前の時代にどのような生活を送っていたのか、風習、戦争の被害、千代田区の状況などワークショップを交えて学びました。歴史講座の後は、「事前セミナーインタビュー講座」がありました。インタビューの基礎・手法を学び、実際にインタビューを想定した戦争体験者による模擬インタビューを行い、講師の方に直接アドバイスをいただきました。5回の事前研修後は、「事前準備」としてインタビュアーの資料を基に質問票の作成をしました。「本取材」では、区役所や出張所に行き2時間程度のインタビューを行いました。本書や映像を通じて、1人でも多くの方々に戦争の悲惨さや、体験者の抱いている想いを知っていただけたらと思います。富山愛茉美とみやまあまみ区内在住大学3年生184未来へつなぐバトン千代田区戦争体験記録集