ブックタイトル未来へつなぐバトン 千代田区戦争体験記録集

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概要

未来へつなぐバトン 千代田区戦争体験記録集

千代田区の誓い第4部戦争を体験した方々のお話を聞いて石川皆さん、『千代田区戦争体験記録集』のインタビューではお疲れさまでした。先ほど映像(取材の様子を記録したダイジェスト映像)を見ましたが、素晴らしい出来映えでしたね。初めての経験だったと思うけれど、大したものだと感心しました。安田ありがとうございます。石川事前に、いろいろと調べたり勉強もしたのでしょうね。横山戦争にまつわる年表や空襲の被害を受けた地区の地図などは、おおまかに調べて行きました。徴ちょう兵へいせい制については、授業で学んだことが役に立ったと思います。あと今年の夏は戦後70年の記念番組や報道も多かったので、それも参考になりました。三輪田事前にインタビューをする方のプロフィールをもらっていたので、僕はそのなかで知らない言葉や地名を調べたり、親に聞いたりしました。石川知らない言葉というと?三輪田たとえば、「巣鴨プリズン」です。僕がインタビューをした広瀬儀光さんが戦後に働いていたというのですが、どういった施設なのかよく分からなくて。安田私と長嶋さんの班は、ビルマ戦線で従軍された永井孝之さんのインタビューを担当しました。インパール作戦のお話が出るのではと思って、その辺りの地図などを用意して行ったのがとても役立ちました。長嶋永井さんは耳が遠いようでしたが、記憶ははっきりされていて。実際に体験した方でないと分からないお話をたくさん聞くことができました。石川それは貴重な体験でしたね。長嶋耳が悪くなったきっかけというのも、戦地で跳ちょう弾だんを耳の近くで受けたからと聞き、「ああ、この人は本当に戦争を経験したのだ心をつなぎ、平和を語り継ぐ志を次の世代へ戦後70年を迎えるにあたり、新たに編まれることになった『千代田区戦争体験記録集』。インタビュアーとして16名の若者が区内の戦争体験者の皆さんへ聞き取りを行いました。夏休み期間中の取材を通して感じたこと、平和への思いを、千代田区長・石川雅己との対談を通じて語ってもらいました。石川雅己千代田区長三輪田颯真中学1年生横山嶺州多中学3年生長嶋泰大学1年生安田律子大学院2年生194未来へつなぐバトン千代田区戦争体験記録集