更新日:2021年7月13日
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平成24年から平成25年夏にかけて、都内ではこれまでにない規模での風しんの流行が続きました。流行はいったんおさまり、患者数は減少していますが、引き続き注意が必要です。
感染の中心は、予防接種歴がない、または確認できない20~40代の男性です。免疫を持たない若い世代は、特に注意が必要です。
また、妊娠適齢期の女性は、胎児の先天性風しん症候群にも十分な注意が必要です。
風しんは、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどを特徴とする病気です。
風しんウイルスによる感染症で、咳やくしゃみなどの飛まつで感染します。
特効薬はなく、症状を抑えるための治療が中心となります。
風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中に風しんに感染した場合は、こどもが先天性風しん症候群という病気になることがあり、特に注意が必要です。
飛まつにより感染することから、外出後は手洗いやうがいをしっかり行いましょう。
咳などの症状がある場合は、受診の際など外出時にはマスクを着用しましょう。
風しんと診断された場合は、感染性を持つとされる期間(発しん出現後では5日間)は出勤や登校、外出を極力控え、周囲にも配慮しましょう。
風しん予防のためには、予防接種を行うことが重要です。
(注意) 風しんは、定期予防接種の対象となっている病気です。
風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中(特に妊娠初期)に風しんに感染すると、こどもが、白内障、先天性心疾患、難聴を主な症状とする先天性風しん症候群になって、生まれる可能性があります。
このため、特に妊娠中の方は、風しんに感染しないよう注意することが必要であり、家族からの感染や職場における感染に気を付けることも、重要です。
なお、妊娠中または妊娠の可能性がある場合は、予防接種を受けることは不適切であり、また、予防接種後2か月は妊娠を避けることが必要です。
お問い合わせ
千代田保健所健康推進課感染症対策係
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-2-14
電話番号:03-5211-8173
ファクス:03-5211-8192
メールアドレス:kenkousuishin@city.chiyoda.lg.jp
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