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更新日:2017年10月20日
区長が直接、地域のニーズや課題をお聴きし、今後の区政運営の参考とさせていただく「出張!区長室」を、10月と12月に区内2か所で開催しました。参加した皆さんからは、2020年東京オリンピック・パラリンピックに関するご提案をはじめ、区政に関するさまざまなご意見をいただきました。
主なご提案・ご意見と、それに対する区長の回答をまとめてご紹介します。
区は東京オリンピック・パラリンピックに向けて外国語のサインを掲示するなどの準備をしているようですが、まちとしての準備や心構えをどのようにしたら良いのでしょうか。
まちの方にお願いする具体的な内容は、現在決まっていません。区としては、まちにある案内板に統一感をもたせ、様々なことが分かるようにする予定です。ごみやたばこの喫煙の問題に対する進め方や、海外から訪問する方も利用できるWi-Fiの整備、まちのバリアフリーなどを、皆さんの意見をお聴きしながら進めていきます。
ローマ字による表記がまちまちなため、表記方法をある程度統一してください。
東京オリンピック・パラリンピック大会では水素自動車をテーマに環境に配慮した社会にしたいと都知事が言っていました。水素自動車は環境に結びつくものであり、区でも積極的に考えてください。
道路の表記については区単独で決めることはできませんが、国や東京都と調整し、都内は統一して表記をすることになっています。区としても、外国人に理解してもらえる表記となるように検討します。
環境面では、区は水素自動車を1台保有していますが、普及のためにはスタンドの増設が課題になります。今は環境にやさしい自転車シェアリングの社会実験を実施しているところです。
外国人が宿泊先のホテルの外でたばこを吸っていたところ、区の生活環境指導員から指導を受けていました。外国人観光客に対して、区は路上喫煙禁止に関してどのような取り組みや周知を考えていますか。
路上も含め現在の表示を、外国人向けに多言語表示に直していきます。また、宿泊先となるホテルや旅行会社などに依頼し、有効な周知が図れるよう準備をしています。
万世橋出張所・区民会館を改築する際には、その1階にインフォメーションセンターをつくり、外国語の堪能なボランティア学生などが常駐できるようにしてほしい。また、出張所の整備により生まれる広場には、人々が休憩したりくつろいだりするスペースや喫煙場所、小さなカフェのような施設も設けてください。
ボランティアの養成は、語学対応を含めて、早急に体制を整えることが肝要です。これには、ボランティアの養成窓口であり、大学生とのパイプもある千代田区社会福祉協議会が中心になって進める予定です。また、一般区民向けの語学対応も計画的に進めていきます。万世橋出張所などの改築とあわせ、観光案内ができるスペースをつくる予定ですが、その活用は、地域の皆さんと話し合って進めていきます。
外国人客のバスやビル工事のトラックが万世橋界隈の道路に駐車し、1車線をふさいでいます。歩道には買い物客がいて、自転車が通ることもできません。もう少し車が流れるように、メインストリートは駐停車禁止にしてください。
この地域にはバスの駐車スペースがなく、秋葉原のまちづくりの中で、長い間の課題になっています。現在万世橋警察署とも協議をしていますが、秋葉原だけでなく銀座でも同様の状況になっていて、警視庁全体の問題にもなっています。時間はかかりますが、国や警察とも連携し、具体的な対策について検討します。
介護保険制度は利用しにくく、一人世帯の方が介護サービスの認定を受ける際には、不安がたくさんあります。高齢者総合サポートセンターはどんなことに対応をしてもらえるのですか。高齢者総合サポートセンターの完成後は、麹町と神田の地域包括支援センターの機能をなくしてしまうのでしょうか。
高齢者総合サポートセンターがオープンしても、地域包括支援センターは継続します。在宅で生活をしている高齢者が困った時に電話をすれば、看護師やヘルパーを自宅に派遣するなど、在宅中心のサービスを実施します。また、施設には九段坂病院も入り、介護だけではなく医療のケアも行います。事業を実施しながらサービスを提供していきますので、皆さんの意見や提案をいただいて、中身を良いものにしていきます。
地下鉄飯田橋駅のA2番出口からアイガーデンに向かう一帯は道路が狭いため、いつ事故が起こるかわからない状況です。地権者と住民で再開発準備組合を立ち上げ、地権者と住民が協力して、飯田橋東口に駅前広場を作る計画を立てています。この事業は東京都が賛成しても、区長が支援してくれないと進みません。準備組合と区長が一緒になって考える機会を作ってください。
飯田橋駅東口の再開発の話は伺っています。まちづくりに関して地権者の皆さんにお願いしたいのは、小異を捨てて大同についてほしいということです。権利関係の大小があるため、権利変換をすると議論が出ますが、再開発が早く進む地域は、議論の整理がうまくできているところです。また、目白通り東側の整備だけではなく、西側の整備も考えることが大切です。
外神田住宅の建て替えについての情報が不足しています。建て替えることになれば地元町会でも心の準備が必要になりますので、その情報を提供してください。
外神田住宅を新しく建て替えるかどうかについては、今のところ決まっていません。外神田住宅は老朽化していますので、いずれはその対応をしなければなりませんが、考え方を整理できた段階で、地元町会にきちんと説明をします。
外国人が早朝に出入りしたり、夜中に外で騒いでいたりしていたため、付近に外国人が民泊をしている場所があることが分かりました。民泊の保安上や衛生上の問題に対して、区はどのように関与していくのですか。
区では現在、マンションや中小のビルにおける民泊の実態を調査しています。民泊を放置すれば様々な問題が発生します。そこで旅館に準ずる枠組みをつくるため、例えば大田区のような、民泊に対応するための条例を制定しなければならない場合もあると考えています。民泊をしている状況を見つけたら、出張所に連絡してください。
昨今マスコミの話題になっている議員報酬や政務活動費に対する考えを教えてください。税金から出ている政務活動費に、領収書がなくても良いような対応をしようとしていることについて、説明をしてください。
一部のメディアでそのような議論があったことは承知しています。区長の給料や区議会議員の報酬は、第三者機関の報酬等審議会の意見を踏まえて、条例で決めるものです。現在審議会では、給料、報酬、ボーナスに、政務活動費を含めて議論をしている段階ですが、審議会からの答申を受けた後でその内容を点検し、どのように対応するのかを判断することになります。区議会にも相談しながら対応を決めなければなりません。
新しくなる「風ぐるま」については、お年寄りの方から「停留所が少なくなり、停留所まで行くのが大変です」、「目的地へ行くのに乗り換えなければならず、利用できなくなります」といった意見を聞いています。お年寄りの利用が多い中で、小回りの利くこれまでの「風ぐるま」に戻してほしいという意見も聞いていますが、どのように考えていますか。
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