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更新日:2011年11月18日

平成23年第4回千代田区議会定例会 招集挨拶

平成23年第4回区議会定例会の開会に当たり、私の区政運営における所信を申し上げます。

はじめに

はじめに、10月23日トルコ共和国東部ワン県で、マグニチュード7.2の地震が発生し、建物の倒壊などで多数の犠牲者がでております。また、タイ王国では雨季の増水によるチャオプラヤー川の氾濫で、600万ヘクタール以上が浸水し、首都バンコクまで被害がおよび多くの人的被害とともに産業界へも打撃を与え、被災状況が拡大しています。
この災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに災害から一日も早く立ち直り、通常の生活に戻れることを心よりお祈り申し上げます。
また、11月2日、小林やすお議長と私は、トルコ・タイ両国大使館を訪問し、千代田区民の総意として義援金をお渡ししてまいりました。
それでは、平成24年度予算編成及び区政を取り巻く諸課題について申し上げます。

I 平成24年度予算編成について

まず、平成24年度予算編成について申し上げます。
本年3月に発生した東日本大震災は、平成20年9月の「リーマンショック」に端を発した世界的な金融危機とその後の景気の悪化から漸く持ち直しに転じつつあった我が国の経済に、再びマイナスの影響を及ぼしました。今回の大震災では、サプライチェーンの寸断や福島第一原子力発電所の事故による電力供給の制約により、製造業を中心に大きな打撃を受けました。
震災後八ヶ月余りが経過し、経済活動は持ち直しの動きが続いております。震災直後に大幅に落ち込んだ生産や輸出は回復しつつあり、震災復興関連の需要の顕在化に対しても期待が寄せられているところであります。
しかしながら、ギリシャ問題に象徴されるユーロ圏の混乱や米国経済の減速などに伴う円高の進行、タイの洪水による生産活動への影響などが、我が国の景気回復に水を差す状況となっております。
このような社会経済状況下においては、本区の財政を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続くことが見込まれ、安定的かつ効果的な行政サービスを提供するためには、引き続き「強固な財政基盤の確立」に向けた取り組みが求められております。
このため、平成24年度予算編成においては、これまでと同様、新たな区債を発行しないことで、後年度の財政負担を極力減らし、財政の硬直化を抑制してまいります。そして、限られた財源を有効に活用し、「選択と集中」の視点から行政運営の効率化に取り組んでまいります。
一方、東日本大震災を経験したことにより、多数の区民の方々から、震災当日にご苦労をされたことや、震災以降の不安なお気持ちが区へ寄せられております。区政においても情報発信や情報伝達のあり方など、防災対策の見直しはもとより他の施策についても優先度や対象者等を再点検し、見直していく必要があります。

このため、平成24年度予算編成にあたりましては、「生活の安全を確保し、安心して暮らせる千代田区を実現する」という視点から、区民の皆様方の様々な不安感の解消に取り組んでまいります。
さらに、現在、国と地方の役割分担の見直しが進められている中、これまで以上に、自己決定、自己責任のもと、(改定)千代田区第3次基本計画で示した「めざすべき5年後の姿」の実現に向けて、効果的な施策を着実に実行していく必要があります。

住民に最も近い基礎的自治体である千代田区としては、区民生活の視点から施策に取り組むことが何より大切であります。特に、少子高齢化の進行に伴い、高齢者福祉、次世代育成、教育の分野での基礎自治体の役割が増しております。
このため、「危機管理」、「保健福祉」、そして「次世代育成」という3つの分野について重点的に取り組むことで、地域の実情を踏まえた独自の施策を行うことを基本に、区民の皆様方のご期待に沿える予算編成に取り組んでまいります。

II 防災対策の見直しについて

次に、防災対策の見直しについて申し上げます。
見直しに当たり、私を筆頭とする「防災対策の見直しに関する検討委員会」の中で鋭意議論を重ねているところでございます。
見直しの視点として、これまでの「冬の午後6時、震度6強」という単一の想定ではなく、昼夜間人口の差が大きい千代田区の地域特性を踏まえ、平日の昼間、休日、夜間といった発災の時間帯別の対策を講じることとし、3つの方針を掲げました。

まず「区民の安全を確保し、不安を解消する」、次に「区に働き・集う人たちの混乱を防止する」、そして「自助・協助をさらに強化し、地域防災力を高める」の3点です。
この方針に沿い、千代田区地域防災計画を年度内に改定します。さらに、今後、東京都の被害想定の修正などの状況を見極め、その都度必要な見直しを加えながら区の地域防災計画を改定し、より実効性の高い防災対策を構築していきます。
こうした中、「防災~東日本大震災を踏まえた区の防災対策」をテーマに、計3回のまちなか懇談会を開催しました。懇談会では、区民の皆様が経験した震災当日の生々しい状況や、防災対策に関する様々なご意見・ご提案をいただきました。区としましては懇談会でいただいた貴重なお話しを参考とさせていただき、今後の防災対策に活かしていく所存です。

この見直しの一環として、帰宅困難者対応訓練の実施について申し上げます。
これまで、8年にわたり帰宅困難者避難訓練を実施してきましたが、訓練内容が実態に合わないなど、見直すべき点が明らかになりました。また、今回の震災を踏まえ、建物が安全であれば屋内に留まり、慌てて帰宅しないことなどを繰り返し周知していく必要があると考えております。
このため、今回の訓練はより実践的な内容となるよう見直し、地震時の室内での退避方法など、身の安全を守るための一斉防御行動訓練を皮切りに、災害時さながらの民間機関を含む無線による情報伝達訓練、帰宅困難者収容施設への誘導や施設での被災者対応訓練、街頭での防災意識の普及啓発など、実効性の高いものといたします。
実施時期については、これまでの1月実施から東日本大震災の状況に近い3月9日とし、スムーズな対応ができるかを検証するなど、新たな帰宅困難者対応訓練として実施してまいります。

III (仮称)高齢者総合サポートセンターの整備について

次に、(仮称)高齢者総合サポートセンターの整備について申し上げます。
千代田区の歴史を刻み、区民の関心の高い旧庁舎跡地という場所に、九段坂病院との合築で整備する高齢者総合サポートセンターは、高齢社会における本区の高齢者施策のシンボル的な施設となります。
この施設は、従来の福祉施設の分類にとらわれない区民の視点から発想した施設であります。「高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために何が必要か」という観点から、平成15年度に設置した「千代田区高齢者在宅ケアの在り方検討会」の提言をベースに検討を重ねてきました。

超高齢社会を迎え、地域全体で高齢者を支える仕組みづくりが必要になっております。
高齢者総合サポートセンターは、高齢者の生活に関わる様々な相談を受け止める「駆け込み寺的な場所」として、単に相談を受けるだけでなく、必要なサービスを迅速に提供できる体制を備えます。例えば、夜間や休日に、急に体調を崩し、助けが必要になった時、訪問サービスや入院受け入れの調整など、迅速かつ的確な対応をすることで、高齢者が安心して在宅での生活を続けていただけるようにしてまいります。さらに、今回、合築整備する九段坂病院が在宅医療への対応や訪問看護事業を実施することで、相談機能と連携し、介護や医療を必要とする高齢者一人ひとりの状況に応じたサービス提供が可能になります。
また、本施設は、様々な相談を受け止め、サービス提供につなげるだけでなく、九段坂病院と合築して整備することで、介護と医療の連携をより効果的に実現することが可能となり、安心して暮らし続けられる地域づくりのモデルとなると確信しております。
先の定例区議会で、旧庁舎の解体工事経費の歳出予算と高齢者総合サポートセンターの設計経費の債務負担をご議決いただきました。
現在、旧庁舎解体工事の契約に向けた事務作業を進めており、また、施設整備については、施設の大まかな配置や事業内容等を定めた基本計画をとりまとめ、それを踏まえて、国家公務員共済組合連合会と設計を進めるにあたっての協議を行っております。
また、この施設の中枢機能である相談機能と介護との医療の連携については、医師会、高齢者あんしんセンター、介護事業者等の関係機関と九段坂病院、さらに、有識者を交えて具体的な課題の検討を精力的に行っております。
来年度中には、運営手法や連携方法に関する各種検討の結果として、区民の皆様に施設整備の基本目標である「安心して生活が続けられるまち千代田」の具体的なイメージをお示しできるよう取り組んでまいります。
高齢者総合サポートセンターの整備は、本区にとって極めて重要な課題でありますので、その進捗状況については、適時適切に区民の皆様に情報提供し、区議会でのご議論をいただきながら、平成27年度の開設をめざし、精力的に取り組んでまいります。

IV 議案

以上、平成24年度予算編成及び諸課題への取り組みにつきまして申し上げましたが、最後に議案について申し上げます。

条例関係の議案が、

  • 条例の一部を改正する条例5件
  • 指定管理者の指定6件

今回の付議案件は、計11件であります。

何卒、慎重ご審議の上、原案どおりご議決賜りますようお願い申し上げます。

以上をもちまして、平成23年第4回区議会定例会開会のご挨拶といたします。

平成23年11月18日 千代田区長 石川 雅己

※本文は口述筆記ではありませんので、表現その他が実際の発言とは若干異なることがあります。

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〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

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