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更新日:2017年5月12日

平成26年第2回千代田区議会定例会 招集挨拶

平成26年第二回区議会定例会の開会に当たり、私の区政運営における所信を申し上げます。

はじめに

はじめに、去る6月8日、三笠宮 崇仁親王殿下の第2男子で、天皇陛下のいとこに当たる桂宮宜仁親王殿下が、急性心不全のため薨去されました。

明るくざっくばらんなお人柄とともに、農業および林業の振興、伝統工芸の支援、日・豪・ニュージーランド協会総裁として国際親善に尽力されたほか、さまざまな分野にわたり、幅広い貢献をされました。

桂宮宜仁親王殿下の突然の薨去に接し、痛惜の思いに堪えません。

千代田区民とともに衷心より哀悼の意を表します。

1「子育てしやすいまち」「高齢になっても安心して住むことのできるまち」をめざして

さて、先月、5月1日時点における、外国人の方を除いた住民基本台帳人口が、5万3千人を超えました。思い起こせば、私が区長に就任をいたしました平成13年は、バブル経済に伴う業務地化の進行による定住人口の減少が、まだまだ続いており、住民基本台帳人口は3万9千人余と、4万人を下回る状況でございました。

いかに千代田区というところが、昼間人口85万人という「活気と賑わいのあるまち」であるとは言え、地方自治体というものは、そこに暮らす住民の方々がいて、初めて行政の仕事が成り立つものでございます。人口の増加に安堵いたしますとともに、この間、区議会をはじめ区民の皆様方がともに取り組んでこられた様々なご努力に、改めて感謝を申し上げる次第でございます。

さて、平成13年と現在の年齢層を比較いたしますと、区内にお住いの方々の、30歳台から40歳台の方が8千300人以上、率にして約83パーセント増加しております。また、0歳から4歳までのお子さんも1千人以上、約85パーセント増加しております。さらに、75歳以上の方も1千300人以上、約36パーセント増加しております。

このことから、この13年余りの間に、いわゆる「子育てファミリー世代」やご高齢の方々が増加しているという状況が、数字で明らかになっている訳でございます。人口減少社会において、「暮らしやすいまちはどこか」、あるいは「行政サービスの充実した自治体はどこか」など、様々な情報を集め、自治体間の施策を比較した上で、住む場所を選択する方々が多くなってきております。まさに、自治体間競争の時代がきたと感じております。

ところで、先ごろ、経済財政諮問会議において、「(仮称)経済財政運営と改革の基本方針2014」、いわゆる「骨太の方針」の素案が示されました。また、産業競争力会議では、「日本再興戦略」、いわゆる「成長戦略」の素案が示されました。

いずれの方針においても、様々に論議されていることの一つは、「人口減少対策」、「少子化対策」でありまして、その方向性といたしましては、財源を確保し、子どもへの資源配分を拡充するというものでございます。また、「女性が輝く社会をめざす」ということで、女性の幹部登用についての目標設定や行動計画の策定を義務付ける方針とされております。

一方、千代田区においては、子育て対策として基礎的自治体が担うべき分野につきましては、既に、重点的に取り組んできたところであり、むしろ、漸く国の施策にも反映されてきたという感がございます。

例えば、次世代育成対策に関して常に課題とされている財源問題につきましては、本区では平成17年3月に「子育て施策の財源の確保に関する条例」をご議決いただきまして、区民税の1パーセント、金額にして年間約1億円を毎年、子育て施策に投入するということを、区民の皆様方にお約束をし、子どもに関する新たな施策の創設、あるいは施策の拡充を着実に進めてきたところでございます。

この「財源確保条例」の考えのもとに、本区が進めてまいりました施策の具体的な例として、第一に、所得制限を設けず高校生までを対象とした「次世代育成手当」の支給や、入院医療費に加え通院による医療費も無料とした「高校生等医療費助成制度」は、いずれも23区で唯一の施策であります。

第二は、平成14年度に全国に先駆けて、「保育園・幼稚園」の壁をなくした就学前施設「こども園」を創設し、保護者の就労形態にかかわらず保育を必要とする0歳児から5歳児までを受け入れたことでございます。

第三は、子育て世代の増に対し、保育園の定員をこの10年間で約2.1倍増やして1千517名の対応を図っていることであります。また、保育園・こども園の卒園後、保護者の就労などにより、放課後に保護者の保護を受けることのできない小学生を対象に「遊びと生活の場」を提供する「学童クラブ」への入会の可否が、「小1の壁」と言われるなど、放課後対策が保護者の就労の継続に大きく影響する問題となっております。本区の場合は、小学校1年生から6年生までの児童をお預かりする「学童クラブ」の定員も学校内学童クラブを中心に2.1倍増やし、約700名の対応を行っているところでございます。

そして第四は、子育て家庭、学校、地域が共に育む「共育」の考え方を基本に、ただ単に施設を増やすだけではなく、子育ての担い手を育成することにも重点を置いていることであります。このため、本区では平成25年度末で約130名の子育て・家庭支援者を養成しており、児童館の一時預かり保育や家庭的保育事業の保育者などに従事していただくなど、次世代育成に関する事業にご助力いただいております。

私は、子育て施策というものは、「将来に向けて希望のもてる社会づくり」であると考えております。

次に、女性の登用に関しましても、「男女平等推進行動計画」の中で、審議会等における女性委員の割合や、区役所の管理・監督者に占める女性の割合についての数値目標を定め、その達成に向けて精力的に取り組んでおります。

さらに、現在、「公益財団法人まちみらい千代田」では、女性が社会で活躍し新たな事業を起こす「起業」を支援するために、女性を対象とした講習会を行っております。また、「ちよだプラットフォーム・スクウェア」において、「シェア・オフィス」という事務所提供事業を展開しております。

私は、区民の方々からの、「子どもを預かってもらえれば就職できるのに」、「子どもを預ける場があれば仕事やパートを辞めずにすむのに」。また、「兄弟・姉妹が別々の保育園ではやりにくい」などの声にお応えするために、子育て施策の充実を図り、女性の社会進出・活躍の場の拡大につなげるよう力を注いでまいります。

一方、高齢者の施策に関しましても、介護保険制度と実際に必要とされるサービスとの隙間を埋めるために、紙おむつの支給や介護度に応じたサービス時間の上乗せなどを行う「ホームヘルプサービス」を、平成14年度から介護保険の枠外で実施しております。

また、平成16年度から、ひとり暮らしの高齢者が入院した際にホームヘルパーを派遣する「入院生活支援制度」を整備し、さらに、平成19年度からは、後期高齢者医療制度に先立ち、75歳以上の方が入院された際の経費を助成する制度も創設し、ご高齢の方が安心して生活できる施策を、きめ細かく取り組んできております。

このように、本区においては、子育て施策や高齢者施策等の充実を図ることにより、国の制度だけに依存することなく、未来を見据えた区独自の施策を推進してまいりました。

このため、国はもとより、他の自治体と比較をいたしましても、ある面では先駆的に取り組んできたことから、他の自治体では見受けられない、同様の例がないような状況でございました。従いまして、「何故、千代田区はそのような施策を行わなければならないのか」と、厳しいご意見をいただいていたのも事実でございます。

しかし、このような千代田区の先駆的な取り組みが、今や全国的に拡大されているということ、そして何よりも、区民の皆様方のご理解をいただいて、多くの方々に千代田区へ移り住んでいただいているということを踏まえれば、私どもの取り組んできたことが間違ってはいなかったと、確信しているところでございます。

一方、これら本区の独自施策は、血のにじむような行財政改革の結果、生み出された財源を活用している訳でございます。千代田区では、一般の市町村と異なり、固定資産税や区市町村民税法人分を直接徴収しておりません。このため、この10年間厳格な行財政改革を実施してまいりました。

その代表的なものが職員の数を約2割純減したことや、借金を増やさないという取り組みでございます。今後とも将来にわたって安定的に行政サービスを提供するためにはこれまでと同様、様々な行財政改革を行っていかなければならないと思っております。そして、今後とも、千代田区が「子育てしやすいまち」、「高齢になっても安心して住むことのできるまち」であるとお認めいただけますよう、引き続き努力してまいります。

このような取り組みを継続することで、千代田区に住みたいと思う方が増え、そして実際に暮らしていく中で、千代田区というまちを、より一層好きになり、千代田区というまちに住んでいることに誇りを感じていただきたいと思っております。そして、千代田区に従来から住んでいらっしゃる方々と共に手を取り、「豊かな地域社会」の担い手として活躍されることを切に願っております。

2地域まちづくりについて

次に、地域まちづくりについて申し上げます。

区では、地域の方々と連携し、地域課題やまちの将来像について議論しながら、地域特性を踏まえたまちづくりを進めてきております。

そうした中で、飯田橋・富士見周辺エリアにおいては、駅周辺の機能更新にあたり、地域の課題を解決するため、都市インフラの整備や環境への対応など様々な取り組みを実施してまいりました。

ご案内のとおり、先月には、警察病院跡地の再開発事業が竣工を迎えました。この開発により、周辺道路の拡幅や電線類の地中化といった基盤整備や、災害時対応の飲料用防災井戸の設置、牛込見附の石垣を修復する文化財保護など、人と環境にやさしいまちづくりを進めてきております。

その一方で、JR飯田橋駅については、ホームが大きくカーブしているために生じる、電車との隙間と段差を解消する安全対策がかねてからの課題であり、地域の方々からも強い要望があることは十分認識しております。

駅舎の改修は、地域の方々と地元自治体が一体となって、鉄道事業者と共に取り組まなければ実現が難しいものであります。

とりわけ、JR飯田橋駅については、ホームを延伸し直線化することが安全確保の有効な解決策となりますが、駅周辺は、その一部が国史跡のエリアに該当することから、駅舎改善に向けてのハードルは極めて高いものがあります。

このため、区が主体となって、これまで文化庁をはじめとする関係機関と粘り強く協議を重ね、綿密な調査を行いながら、道筋をつけてきたところでございます。

今後はその実現に向けて、区が第三者有識者委員会を設置し、文化財保護等について詳細な検討を行いながら、駅の安全対策を着実に進めていくとともに、その進捗状況等については、議会をはじめ地域の方々に適宜情報提供してまいります。

3議案

最後に、今回提案いたしました諸議案等についてであります。

まず、予算関係でございますが、
平成26年度千代田区一般会計補正予算第1号1件であります。

次に、条例関係でありますが、
条例の一部を改正するもの3件であります。

次に、契約関係でありますが、
(仮称)区営東松下町住宅に関するもの3件、ほか1件の、計4件であります。

次に、報告関係でありますが、
平成25年度千代田区一般会計予算の繰越明許費に係る歳出予算の繰越しについて1件
損害賠償請求事件に関し、専決処分により和解した件1件の、計2件であります。

また、本日、急施にてご提案させていただきました、人事案件であります、
監査委員の選任の同意について1件で、
今回の付議案件は、計11件であります。

何とぞ、慎重なご審議の上、原案どおりご議決またはご同意賜りますようお願い申し上げます。

以上をもちまして、平成26年第二回区議会定例会の開会の挨拶といたします。

ありがとうございました。

平成26年6月19日 千代田区長 石川雅己

本文は口述筆記ではありませんので、表現その他が実際の発言とは若干異なることがあります。

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