トップページ > 区政 > ようこそ区長室へ > 区議会招集挨拶 > 令和2年第2回千代田区議会定例会 招集挨拶

更新日:2020年6月1日

ここから本文です。

令和2年第2回千代田区議会定例会 招集挨拶

令和2年第二回区議会定例会の開会にあたり、私の区政運営における所信を申し上げます。

はじめに

今、世界中の人々が未知なる新型コロナウイルスという見えない敵と闘っております。

ここに、改めて、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、罹患された方の一日も早い回復をお祈り申し上げます。

さて、約一か月半にわたり、社会全体でのさまざまな取り組みにより、感染の爆発的拡大が回避されました。

この間、区においても、区民の命と健康を守ることを最大の使命として、不要不急の外出自粛の呼びかけや、学校や幼稚園、こども園の臨時休業、イベントや施設利用の中止などを行ってまいりました。また、区内医師会等と連携し、いち早くPCR検査を導入するなど、日々刻々と変化する状況に柔軟に対応し感染予防に努めてまいりました。

区民の皆さんには、日常生活においてさまざまな制約をお願いし、その心身への負担は計り知れないものがあり、ご協力いただいた皆さんに深く感謝を申し上げます。

新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きを見せているとはいえ、現状においては、治療薬もワクチンもまだ完成しておりません。従いまして、新型コロナウイルスとの共存の視点で新しい日常を迎える必要があります。

特に、大都市は、ひとたび感染が再発すると制御することが難しいことから、行動制限は慎重かつ段階的に緩和していかなければなりません。今後は感染防止対策を行いながら、感染の再流行に対して万全の備えを期すとともに、社会・経済活動の再開を模索しながら、両立させていくことが肝要であると認識しています。

さらに、これからは、新型コロナウイルスの発生以前と同じ日常には戻れないとの意識を持ち、働き方や消費のあり方など、これまでの生活スタイルを大きく変える必要があります。

その一例をあげれば、このたびの外出自粛の要請が、在宅でのテレワークを飛躍的に普及させるなど、更なるデジタル化の進展を加速させました。私たちは、コロナ危機を契機に、新しい生活様式を定着させていく発想の転換が求められていると言えます。

そのことを考えると、区役所の仕事も例外ではないと認識をしているところでございます。

1.令和2年度補正予算(案)について

次に、令和2年度補正予算(案)について申し上げます。

このたび本定例会に新型コロナウイルス感染症対策に必要な補正予算案を提案いたしました。

医療機関や介護事業者への支援について

まず、本区として、最重要とすべきは、区民の命と健康を守ることです。

医療機関は新型コロナウイルス感染症との闘いの最前線にあります。中でも、災害時に医療拠点となり、救急医療を担う病院と常日頃から検診業務や予防接種をはじめ、区のさまざまな事業に協力をいただいている医師会、歯科医師会、薬剤師会の三師会は区民の命と健康を守る重要な社会的インフラであります。

病院は新型コロナウイルス感染症の患者受入れに対応するため、その他疾病の外来診療や入院受入れ、手術の抑制をせざるを得なくなり、経営的にも厳しい状況にあると思います。かかりつけ医である診療所等への支援をすることで、第2波の感染拡大時にも安心して医療が提供される基盤を確保する必要があります。

医療行政は国や都道府県の役割が基本でありますが、区にとっても必要不可欠な地域資源であり、これらの医療機関に区が独自に支援するということには大きな意義があります。

加えて、感染拡大防止対策を取りながら、介護サービスを提供している介護事業者に対する支援も区民の命と健康を守る上で、重要な施策です。

医療や介護の従事者への手当の支給は、国の第二次補正予算に計上されておりますが、次の感染拡大に備え、医療機関や介護事業所を包括的に支援することが区に課せられた重要な責任であると考えております。

子どもに関する対応について

次に、子どもに関する対応ついて申し上げます。

区立幼稚園、こども園、小中学校及び中等教育学校につきましては、3月2日の文部科学省からの一斉休校指示及び国の「緊急事態宣言」を受け、昨日までの3か月間にわたり臨時休業を継続してまいりました。

この間、児童・生徒が自宅で計画的に学習を進められるよう、学習課題の配付を行うほか、各学校・園から、定期的に家庭へ連絡をし、学校や園、担任とのつながりを実感できるよう、対策を講じてまいりました。

「緊急事態宣言」が解除され、学校・園が再開された本日以降は、その再開が円滑に進むよう、構築したオンライン学習環境の活用も含め臨時休業期間中の学びについて保障するとともに、園児・児童・生徒の心身の安定、安心して通える学校・園の環境を整備してまいります。

また、保育園や学童クラブにつきましては、「緊急事態宣言」後、「原則休園、休止」とした上で、各家庭での保育が特に困難な場合には、お子さんをお預かりするという対応をとってまいりましたが、両施設とも、本日以降、保護者のご理解をいただきながら開園・開室に努めてまいります。

なお、再開後の学校や保育園、学童クラブなどの子ども施設におきましては、今後とも可能な限りの新型コロナウイルスの感染防止対策に努めてまいります。

区としましては、各施設に子どもたちの笑顔や歓声がいち早く戻るよう、地域・保護者の協力も得ながら、精力的に支援してまいります。

区内中小事業者への対策について

次に、区内中小事業者への対策について申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の拡大と、それに伴う外出自粛やイベントの中止などによる経済活動の縮小により、経済環境は急速に悪化しています。

さらに東京都でも、外出や経済活動の自粛要請がなされ、区内でも多くの事業所や店舗がこの要請に協力し、休業や営業の縮小を行いました。これにより多数の区内中小事業者が大幅な収入減少に直面することとなりました。

感染拡大を防止するためのやむを得ない措置とはいえ、多くの中小事業者の資金繰りが悪化し、一部の事業者は、事業の継続が危ぶまれる状況になっております。

そこで、区では、この3月、商工融資の中に新たな制度融資として500万円を限度額とする「緊急経営支援特別資金」を創設しましたが、4月には同制度の限度額を1千万円に拡大したところでございます。

また、融資に係る相談や受付体制を強化するため、中小企業診断士による臨時窓口を本庁舎1階の区民ホールに新設いたしました。

「緊急事態宣言」は解除されましたが、これからも厳しい経済状況が継続するものと思われます。区は、専門家による中小事業者への相談体制を一層強化し、個々の事業者に煩雑な助成金申請手続きのサポートをするなど、中小事業者の皆さんが事業を継続していく上で何が必要か共に考えながら、引き続き必要な支援を行ってまいります。

2.新型コロナウイルス感染症対策に関する他の取り組みについて

次に、新型コロナウイルス感染症対策に関する他の取り組みについて申し上げます。

特別定額給付金について

まず、「特別定額給付金」について申し上げます。

政府の「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」として、一人当たり10万円を給付する特別定額給付金事業が実施されております。

本区におきましても、給付金の支給に向けて準備を進め、申請・受給権者となる世帯主の方あてに、去る5月25日に申請書をお送りしたところでございます。

申請書をご返送いただいた方につきましては、順次給付金の支給手続きを行っておりますが、金融機関における手続きもあり、実際にご指定の口座に入金されるまで、今しばらくお時間をいただきますよう、お願い申し上げます。

また、マイナンバーカードによるオンライン申請も、一部の自治体では混乱もあったようですが、千代田区においては順次入金の手続きを行っております。

区では、できる限り速やかに区民の皆さんのお手元に給付金が届くよう努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

区施設利用やイベント対応について

次に、区施設利用やイベント対応について申し上げます。

「緊急事態宣言」の期間中、閉館していた区民利用施設やイベント等につきましては、「緊急事態宣言」の解除に伴い、新型コロナウイルス感染症の状況などを勘案し、必要な感染症対策を講じながら、各施設やイベント等の態様に応じて段階的に再開してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

今後の区の経済活動支援について

次に、今後の区の経済活動支援について申し上げます。

現在、新型コロナウイルス感染症対策に関し、国や東京都による中小企業への多様な経済活動支援策が実施、検討されております。

区としましては、そのような動向を見極めながら、さらに必要なものについては、臨機応変に対応してまいりたいと考えております。

公共工事その他の対応について

次に、公共工事その他の対応について申し上げます。

区民サービスの維持・向上のために必要な各種工事については、工事現場内や周辺への感染防止などの安全対策に考慮しつつ、可能な限り計画的に施工していく必要があります。

このため、区が発注する公共工事については、国土交通省の通知などに基づき、適切な措置を取りながら工事を進めているところでございます。

具体的には、現場の状況などを勘案しつつ、アルコール消毒、マスクの着用、手洗い・うがいや毎朝の検温を施工者に徹底しております。

一方、感染予防の観点から、受注者からの申し出があった場合には、工期の見直しやこれに伴い必要となる請負金額の変更、一時中止の対応等、適切な措置を行うこととされており、受注者と協議した上で、安全を最優先した対応に努めております。

また、区役所の仕事の中には、休止することができない区民サービスがあります。一例を申し上げれば、清掃事務所による廃棄物の収集があげられます。このたびの外出自粛によって、各家庭から排出されるごみの量は、平時に比べて増加しました。収集作業に当たる職員は、ウイルスの危険性を考慮しながら日々の業務を適切に遂行し、区民の生活を支えてまいりました。

こうした中、区民の皆さんから感謝のお手紙をいただいており、心温まる応援メッセージとして区職員の励みになりました。この場をお借りして感謝を申し上げます。

3.議案

最後に、今回提案いたしました諸議案等についてでございます。

まず、予算案件といたしまして、令和2年度千代田区一般会計補正予算第2号、1件、令和2年度千代田区国民健康保険事業会計補正予算第1号、1件の、計2件であります。

次に、条例関係でありますが、条例の一部を改正するもの、計5件であります。

次に、契約関係でありますが、区立お茶の水小学校・幼稚園改築工事請負契約に関するもの、4件のほか、災害対策用備蓄物資の購入について、2件など、計8件であります。

また、いきいきプラザ一番町の指定管理者の指定の一部変更について、1件、特別区道の路線の廃止について、1件。

このほか、報告関係として、令和元年度千代田区一般会計予算の繰越明許費に係る歳出予算の繰越しについて、1件、令和元年度千代田区一般会計予算の事故繰越しに係る歳出予算の繰越しについて、1件の計2件で、今回の付議案件は、合わせて19件であります。

何とぞ、慎重なご審議のうえ、原案どおりご議決賜りますようお願い申し上げます。

以上をもちまして、令和2年第二回区議会定例会の開会の挨拶といたします。

令和2年6月1日 千代田区長 石川 雅己

(注意) 本文は口述筆記ではありませんので、表現その他が実際の発言とは若干異なることがあります。

お問い合わせ

政策経営部総務課総務係

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

電話番号:03-5211-4134

ファクス:03-3239-8605

メールアドレス:soumu@city.chiyoda.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?