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更新日:2019年9月20日
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日比谷図書文化館では講演会「『リア王』の哲学的世界-伝わらない思いと価値観のずれ」を開催します。
『ハムレット』『オセロー』に続いて執筆された、シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『リア王』。長女と次女に裏切られ嵐の中をさまよう老いた王リアの悲惨さを描き、人間の弱さを極限まで暴き出すこの悲劇の根底には、ユマニスム(人文主義)、ストア派哲学、新プラトン主義といった様々な思想哲学が流れています。
この講演では、それらを初心者にもわかるように解説しながら、この悲劇の奥深さを探ります。
悲劇の発端には父親と最愛の娘とのコミュニケーションギャップがあり、年寄りの考え方を古臭いと馬鹿にする新しい世代の価値観ゆえに悲劇は拡大します。『リア王』が現代に通じる悲劇であることを、英文の朗読を交えて確認していきます。
河合 祥一郎さん(日本シェイクスピア協会会長 東京大学芸術創造連携研究機構長)
東京大学とケンブリッジ大学にて博士号を取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。読売演劇大賞選考委員、新国立劇場評議員、早川清文学振興財団評議員ほか。自らが作(翻訳)・演出を担当するKawai Projectは2019年第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞を受賞。主著に『謎とき「ハムレット」』(ちくま学芸文庫)、サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた』(白水社)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)、『シェイクスピア』(中公新書)など。シェイクスピアの新訳も刊行中。
2019年10月25日(金曜日)午後7時~8時30分(開場:午後6時30分)
日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
1,000円
ホームページの申込フォーム、電話(03-3502-3340)、来館(1階受付)いずれかにて、1.講座名、2.お名前(ふりがな)、3.電話番号をご連絡ください。
日比谷図書文化館
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-4
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