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更新日:2025年4月17日
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平成23年3月11日の福島第一原子力発電所の事故により放射性物質が放出された影響で、国や福島県から、必要な住民の方への避難指示が継続している状況です。
一部の食品からも放射性物質が検出されており、放射性物質の暫定規制値を超える食品を流通させない取り組みがなされています。平成24年4月1日からは、より一層、食品の安全と安心を確保するため、飲料水を含む食品中の放射性物質について新しい基準値が適用されます。
区民の皆様から多くのご質問をいただいていますので、よくある質問と回答を掲載します。なお、今後も状況が変化していくことが考えられます。最新の情報をご覧ください。
千代田保健所生活衛生課食品衛生係
電話番号:03-5211-8168または03-5211-8169(平日の午前8時30分~午後5時15分)
千代田保健所生活衛生課環境衛生係
電話番号:03-5211-8166(平日の午前8時30分~午後5時15分)
千代田保健所保健サービス課保健相談係
電話番号:03-5211-8175(平日の午前8時30分~午後5時15分)
現在の空間放射線量は震災前のレベルまで下がり、健康に被害を及ぼす水準ではなく、通常の生活では問題ありません。今後も24時間測定を継続し、1時間ごとの結果が東京都健康安全研究センター(外部サイトへリンク)のホームページで公表されます。
都内の空間放射線量は心配のないレベルですが、安全・安心をより確実なものとしていただくために、区内6箇所の継続測定の他、保育園、学校や公園等で測定を実施しています。
測定の詳しい内容は、放射線量等の測定についてをご覧ください。
従来の暫定規制値に適合している食品については、安全が確認されていますが、平成24年4月1日から、より一層の安全と安心を確保するため、新たな基準値が適用されます。新しい基準値は、食品の国際規格を作成しているコーデックス委員会の指標、年間1ミリシーベルト(mSv)を超えないように設定されています。詳しくは、厚生労働省ホームページ食品中の放射性物質の対応(外部サイトへリンク)をご覧ください。
放射性物質を体内に取り込んだ場合の影響は、放射性物質の種類によって異なるため、物質ごとにBq(ベクレル)からSv(シーベルト)に換算するための係数(実効線量係数)が決められています。この係数を用いて、放射性物質の種類ごとにシーベルト数を求め、それらを合計すれば、内部被ばく量を求めることができます。
注釈
対象 |
セシウム137 |
セシウム134 |
---|---|---|
乳児 |
0.000021mSv/Bq |
0.000026mSv/Bq |
幼児 |
0.0000097mSv/Bq |
0.000013mSv/Bq |
少年 |
0.000010mSv/Bq |
0.000014mSv/Bq |
青年 |
0.000013mSv/Bq |
0.000019mSv/Bq |
成人 |
0.000013mSv/Bq |
0.000019mSv/Bq |
成人(50歳)が50Bq/kgのセシウム137と50Bq/kgのセシウム134が検出された食品(0.1kg)を食べた場合
この食品からの内部被ばく量=0.000065+0.000095=0.00016mSvとなります。
産地でのサンプリング検査で基準値または暫定規制値(以後、基準値等といいます)を超えた食品は、出荷規制などが行われています。また、基準値等を超えるものが多く出ている品目は、国が産地と品目を指定して出荷制限を要請しています。さらに、東京都等により、市場に流通している食品の検査が行われ、基準値等を超えた食品は回収等の必要な措置が行われます。これらの取り組みにより、市場に流通している食品は安全と考えられます。
なお、東京都等で行った検査結果は、次のホームページで公表されています。
ほとんどの食品にはカリウム40等の放射性物質が含まれています。例えば、自然界のカリウムの約0.01%は、放射線を出すカリウム40です。私たちの体の中には、食品を食べることにより、常時、放射性カリウムが存在しており、その量は、成人男性の場合で約4,000ベクレルと言われています。また、摂取した食品からの内部被ばくを、年間0.29ミリシーベルト(世界平均)受けていると言われています。
現在の都内の空間放射線量は健康に被害を及ぼす水準ではないので通常の生活では問題ありません。
今後、万が一空間放射線量が非常に高くなった場合は、国より屋内退避・避難などの指示が出されます。
その場合は次のことに注意してください。
国際放射線防護委員会(ICRP)が2007年に出した勧告で、平常時にあって管理できる範囲での、一般の人の年間積算線量の値です。一般の人が受ける放射線の量をなるべく低く抑えようとするための指標で、健康に影響を及ぼすかどうかを示す基準ではありません。
この指標値には、自然界から受けると言われている放射線量(年間2.4ミリシーベルト(世界平均))や医療行為で受ける放射線量は含まれていません。
少しずつ浴びるよりも、一度にたくさん浴びる方が体への影響は大きいといわれています。
自然放射線と人工放射線の違いは、放射線の源が自然のものか人工的なものかです。放射線の人体への生物学的な影響の程度を測る単位、シーベルトで比較した場合、シーベルトが同じであれば、人体への影響は同じです。
詳しく知りたい方は、独立行政法人放射線医学総合研究所(外部サイトへリンク)をご覧ください。
平成24年4月1日から、飲料水の基準値および水道水の管理目標値が新しくなります。新しい基準値等については、厚生労働省のホームページをご覧ください。
平成23年3月に都内の一部浄水場で、100ベクレル/kg(乳児(1歳未満)の当時の指標値)を超える放射性ヨウ素が検出され、東京都水道局から一部の地域において、乳児の水道水の摂取を控えるよう広報がされました。その後、100ベクレル/kgを下回り、制限は解除されました。
現在では、蛇口から採水した水道水の検査結果では、「不検出」が続いており、乳児を含むすべての方が飲んでも安全です。
お問い合わせ先:東京都水道局「お客様センター
電話番号:03-5326-1101
受付時間:午前8時30分~午後8時(日曜日・祝日を除く)
保健所では持ち込み検査は行っていません。民間の検査機関等にお問い合わせください。
厚生労働省ホームページ「登録検査機関」(外部サイトへリンク)
この他に詳しく知りたい方は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(外部サイトへリンク)のホームページをご覧ください。
お問い合わせ
千代田保健所生活衛生課食品監視指導係
〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-17 千代田会館8階
電話番号:03-5211-8168・8169
ファクス:03-5211-8193
メールアドレス:food-eisei@city.chiyoda.lg.jp
千代田保健所生活衛生課環境衛生係
〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-17 千代田会館8階
電話番号:03-5211-8166
ファクス:03-5211-8193
メールアドレス:kankyoueisei@city.chiyoda.lg.jp
千代田保健所保健サービス課保健相談係
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-2-14
電話番号:03-5211-8175
ファクス:03-3262-1160
メールアドレス:hokensoudan@city.chiyoda.lg.jp
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