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更新日:2016年3月28日

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住まいの衛生(ダニ対策)

ダニ

住居内のアレルゲン(アレルギーの原因物質)の中で最も重要なものはチリダニです。これはぜん息、アトピー性皮膚炎などのアレルゲンとして、あるいはそれらの悪化因子として注目されています。アレルゲンとしては虫体自体より、そのフンや死骸の破片が重要です。チリダニは高温・多湿(20℃以上・60%以上)の環境、潜入場所、エサの条件がそろえば増殖します。したがって、ダニを増やさないためには、日ごろから環境をこのような条件にしないことが必要です。

ダニの種類

  1. チリダニ、コナダニ
    チリダニやコナダニは、喘息などのアレルギーの原因になります。こまめな掃除機がけや布団シーツの洗濯が効果的です。
    また、ダニ対策として特に重要なのが室内の湿度管理です。室内温度25~30度、湿度60%程度が続くとダニが大発生する恐れがあります。湿度を低めにすることで、ダニ数を減らすことができます。
    夏の湿度を下げるのは難しいので、冬には湿度をしっかりと下げ、ダニが減るようにしましょう。
    冬場に加湿器などを使用して窓を閉め切っていると、室内が非常に多湿になります。その結果、翌夏にダニが大発生する恐れがあります。
    加湿器を使う場合は、定期的に換気を行い、室内の湿度を下げましょう。
  2. ツメダニ
    ツメダニは、人を刺すダニです。チリダニ、コナダニやチャテテムシなど餌となる虫が増えた結果として増殖します。特に夏場に増えやすいので気を付けましょう。
    対策は、チリダニと同様に、掃除機がけや布団シーツなどの洗濯、換気です。
  3. イエダニ
    イエダニは、ネズミが寄生するダニです。ネズミのいる家で発生して人を刺します。刺された後は赤くはれ、かゆみが続きます。
    イエダニの駆除には、くん煙剤が有効です、しかし、ネズミを駆除しなければイエダニはいなくなりません。
  4. トリサシダニ
    トリサシダニは、ニワトリや野鳥に寄生するダニです。軒下などにある鳥の巣に生息し、巣から鳥がいなくなると、ヒトの血を吸いに家に侵入します。

ダニは、いろいろな種類がいます。駆除のためにそれぞれの種に合った対策をとりましょう。

ダニ対策

  • 掃除機で取り除きましょう。(1平方メートルあたり20秒ほど時間をかけてじっくり取り除く)
  • 調理や入浴など湯気が発生したり、石油・ガスストーブで暖房する時は、特に換気をしましょう。
  • ダニが潜り込みやすい物(じゅうたん、ぬいぐるみ、クッションなど)は、使わないようにするか、水洗いができる物に取り替えましょう。
  • 布団はなるべく水洗いができるものを使用しましょう。また、定期的に日干しをして、表面を布団用ノズルで掃除機がけをしましょう。

換気

換気は、部屋の湿度を調整してダニ・カビの繁殖を抑える効果があります。換気は家庭でできる「アレルギー性疾患予防対策」の最も重要な方法のひとつです。効果的に換気を行うために、次のことに気をつけましょう。

  • 2か所以上窓を開け、空気の入口と出口をつくりましょう。
  • 家具は空気の流れをジャマしないように置きましょう。(通気口を塞がない)
  • 暖房時などには1時間に一回は部屋の空気を入れ換えましょう。
  • 湯沸かしやコンロ使用時、喫煙時などには換気扇をまわしましょう。

お問い合わせ

千代田保健所生活衛生課環境衛生係

〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-17 千代田会館8階

電話番号:03-5211-8166

ファクス:03-5211-8193

メールアドレス:kankyoueisei@city.chiyoda.lg.jp

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