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更新日:2018年6月20日

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平成30年6月20日 柳宗悦と濱田庄司―民藝を生きる二人のダイアローグ

このページは、上記日付によるプレスリリース(報道機関への情報提供)を掲載したものです。現在の事業等をお知らせする内容とは限りませんので、ご注意ください。

民藝という語は、民芸という略字体で広く流布し、地方の土産物屋で売っている「郷土色を反映した素朴な味を持つ土産品」という理解がされている一般語となっていますが、大正14年(1925年)に、柳宗悦や濱田庄司らによって新しく造語されたときの「民藝」本来の意味とは何だったのでしょうか。また、「民芸」と「民藝」との違いは何なのでしょうか。本講演は、民藝の原義をたずねることから始まります。

「宗教哲学者で、民藝の理論家である柳」と「日本を代表する陶芸家で、民藝の実作者である濱田」というよりほかに、多くを知る人はごく少ないのですが、実は二人は民藝を主張して、それぞれにきわめて充実した人生を歩み、その二つの軌跡は互いに共鳴する見事なダイアローグ(会話)をなしていました。

柳と濱田の事跡やエピソード、人生の風景に具体的にふれつつ、二人の人生の交錯をたどることで、民藝のもつ美しくて豊かな水源と、現代におけるその意味を明らかにしていき、民藝の豊かな世界に誘います。

写真:柳宗悦

柳宗悦1941年(所蔵:日本民藝館)

写真:濱田庄司

濱田庄司立像(所蔵:株式会社 濱田窯)

講師

松井 健(東京大学名誉教授)
1972年京都大学理学部動物学科卒、76年同大学院博士課程中退、80年「琉球諸島における貝類のエスノ・サイエンスと民俗分類」で京大理学博士。76年京大人文科学研究所助手、83年神戸学院大学教養部助教授、91年教授、92年東大東洋文化研究所助教授、94年教授。2015年定年退任。特に人類学から見た自然の問題、民族誌記述の方法論(認識人類学)、琉球と西南アジアの民族誌を専攻。最近、地域文化と工芸についての研究を新しく始めた。1984年渋沢敬三賞受賞。

開催概要

日時

平成30年7月13日(金曜日)午後7時~8時30分(午後6時30分開場)

会場

日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)

定員

200名(事前申込順、定員に達し次第締切)

参加費

1,000円

申込方法

日比谷図書文化館ホームページの申込フォーム、電話(03-3502-3340)、来館(1階受付)いずれかにて、
1.講座名、2.お名前(ふりがな)、3.電話番号をご連絡ください。

お問い合わせ

日比谷図書文化館
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-4 (電話番号:03-3502-3342) (ファクス:03-3502-3341)
日比谷図書文化館ホームページ(外部サイトへリンク)

お問い合わせ

政策経営部広報広聴課報道担当

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

電話番号:03-5211-4172

ファクス:03-3239-8604

メールアドレス:chiyoda@city.chiyoda.tokyo.jp

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