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更新日:2020年12月8日

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日比谷図書文化館 特別展 複製芸術家 小村雪岱 ~装幀と挿絵に見る二つの精華~(令和2年12月8日配信)

このページは、上記日付によるプレスリリース(報道機関への情報提供)を掲載したものです。現在の事業等をお知らせする内容とは限りませんので、ご注意ください。

画像:泉鏡花「日本橋」千章館、1914年日比谷図書文化館では、2021年1月22日(金曜日)から特別展「複製芸術家 小村雪岱 ~装幀と挿絵に見る二つの精華~」を開催します。

大正3年9月、小村雪岱は文豪・泉鏡花による書き下ろし小説単行本「日本橋」で、装幀家としてデビューします。鏡花の小説世界を愛した若き無名の日本画家は、その画号「雪岱」も鏡花によって授けられました。以後、装幀家としてばかりでなく、挿絵画家としても後に「雪岱調」と言われる独自の画風で邦枝完二の新聞連載小説「おせん」などを手がけ、雑誌や新聞などの印刷複製物で活躍します。さらには舞台装置家としての面も見せ、装幀、挿絵、舞台装置と三つの分野で才能をいかんなく発揮しました。

本展では日本画家という出自を持ちながら、装幀家、挿絵画家という職能で輝きを放つ雪岱の仕事に注目、特に挿絵画家としての仕事については、監修者・真田 幸治さんの膨大な個人コレクションから当時の雑誌や新聞を用いてふんだんに紹介します。雑誌のページ全体を使って大胆にレイアウトする様など、印刷物を通した複製芸術家としての雪岱の世界をご堪能ください。

開催概要

  • 会期:2021年1月22日(金曜日)~3月23日(火曜日)
    (注意) 休館日:2月15日(月曜日)、3月15日(月曜日)
  • 観覧時間:月曜日~木曜日 午前10時~午後7時、金曜日 午前10時~午後8時、土曜日 午前10時~午後7時、日曜日・祝日 午前10時~午後5時
    (注意) 入室は閉室の30分前まで
  • 会場:千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室
  • 観覧料:一般300円、大学・高校生200円
    千代田区民・中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方および付き添いの方1名は無料
    (注意) 住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳などをお持ちください。
  • 主催:千代田区立日比谷図書文化館
  • 監修:真田 幸治(装幀家、小村雪岱研究家)

展示構成

  1. 鏡花本
  2. 新聞連載小説の挿絵
  3. 雑誌の挿絵
  4. 九九九会の仲間たちの装幀本
  5. 資生堂意匠部
  6. 大衆小説作家の装幀本

画像:邦枝完二「樋口一葉」第1回「婦女界」、昭和8年11月号

邦枝完二「樋口一葉」第1回「婦女界」、昭和8年11月号

関連講座(2021年1月5日(火曜日)から受付開始)

「複製芸術家 小村雪岱」

本展のテーマに合わせ、本展監修者の真田 幸治さんが、印刷された複製芸術としての雪岱の挿絵の魅力について語ります。

  • 日時:2021年2月13日(土曜日)午後2時~3時30分(午後1時30分開場)
  • 場所:日比谷図書文化館地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
  • 講師:真田 幸治(装幀家、小村雪岱研究家)
  • 定員:60名(事前申込順、定員になり次第締め切り)
  • 参加費:500円
  • 申込方法:ホームページの申し込みフォーム、電話(電話番号:03-3502-3340)のいずれかで1.講座名、2.お名前(ふりがな)、3.電話番号をご連絡ください。

画像:長田秀雄「三升蛇婬録」「講談雑誌」、昭和10年4月号

長田秀雄「三升蛇婬録」「講談雑誌」、昭和10年4月号

お問い合わせ先

日比谷図書文化館

〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-4

電話番号:03-3502-3340/ファクス:03-3502-3341

お問い合わせ

政策経営部広報広聴課報道担当

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

電話番号:03-5211-4172

ファクス:03-3239-8604

メールアドレス:chiyoda@city.chiyoda.tokyo.jp

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