トップページ > まちづくり・環境 > 環境 > 生物多様性 > 「ちよだ生物多様性大賞」~生きものに優しい活動を表彰します~ > 令和6年度 ちよだ生物多様性大賞表彰式
更新日:2025年2月28日
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創設後9回目となる令和6年度は、「ちよだ生物多様性大賞選定委員会」で審査を行った結果、3名、1団体が入賞となりました。
目指せ!セミにもヒトにも優しい千代田区
セミが健やかに羽化するために、人間ができる取り組みを探ること。
羽化に失敗したセミの抜け殻や、幼虫が土から出て羽化するまでの実際(成功例・失敗例いずれも)を観察することで、セミの成育過程が健やかであるための条件を探りました。またその条件の実現のために、人間が取り組める環境活動を検討しました。
「外濠公園は、自分の5倍くらいの高さの木で羽化したセミも多く、ビックリしました。東郷公園では、人工物に何度も登って・滑って落ちる幼虫の姿が、もどかしかったです。自然の木のほうが登りやすい・羽化しやすいんだと実感しました。」
屋上 生物探検隊
千代田区内 新しい校舎の屋上園で自然発生した生き物を調べること。
令和6年4月から使用を始めた新校舎の屋上園・ビオトープに自然発生した生き物を、3~6年生の有志児童が11月の中休みに採取したり、観察したりして、「千代田区の生物図鑑」として校内掲示にまとめました。
「お茶の水小学校屋上生物探検隊は、令和6年4月から使用開始した新校舎の屋上に住む生き物を調査しました。イトトンボなどの空を飛ぶ生き物だけでなくコオロギなど土に住む生き物も見られ子どもたちは大変驚いていました。」
北の丸公園のトンボ類分布調査
東京都心部の限られた自然環境に生息するトンボの保全のためのモニタリング
2021年から2024年にかけて、北の丸公園と日比谷公園でトンボの分布調査を行いました。これまでも2019年から2020年にかけて調査を行っており、その活動を継続したものです。今回の調査では、ヤンマ科5種、オニヤンマ科1種、トンボ科10種、サナエトンボ科2種、イトトンボ科6種、モノサシトンボ科1種、ヤマトンボ科1種の合計26種類のトンボが観察されました。
「東京都心部の限られた自然環境に生息するトンボを保全し、その種の多様性を守るために、今後も北の丸公園を中心に調査を続けていきたいと考えています。また、在来種の保全をするにあたって、今後も池や抽水植物の適切な管理や人為的な採集圧、外来種の対策などが必要であると考えています。」
外ぼり公園で昆虫たんさく
外ぼり公園にいる昆虫を観察し、ネイチャーポジティブについて考える。
外ぼり公園をたんさくすると、いろいろな昆虫がみつかります。たまにめずらしい昆虫をみつけることができます。ヒメトラハナムグリの幼虫もそのひとつで、桜の朽ち木の中にいることを発見しました。また、たんさく経験を通して、ネイチャーポジティブへ向けて、今からみんなで外ぼり公園でできることを考えました。
「ヒメトラハナムグリやタマムシのような虫たちに食べ物とすみかを残しておく取り組みが、千代田区や東京の他の区にもこれからどんどん広がっていったらうれしいです。」
募集期間:令和6年5月1日~11月29日
表彰の対象者:区内で生物多様性に関する保全や普及などの活動をしている個人、団体、事業者など(自薦、他薦は問いません)
表彰者の決定:「ちよだ生物多様性大賞選定委員会」の審査で候補者を選定し、区長が決定します。
お問い合わせ
環境まちづくり部環境政策課企画調査係
〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1
電話番号:03-5211-4255
ファクス:03-3264-8956
メールアドレス:kankyouseisaku@city.chiyoda.lg.jp
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