トップページ > 文化・スポーツ > 文化 > 国際交流・多文化共生 > 区民参加の海外事情調査(国際交流体験ツアー) > 平成29年度国際交流体験ツアー(ドイツ・ポーランド)現地報告
更新日:2018年2月28日
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平成29年度は第二次世界大戦後のドイツにおける平和への取り組み(犠牲者の追悼、被害国への補償、記録の保存・公開、青少年への平和教育等)について、区内在住や区内在学の高校生・大学生など12名が事前学習や現地での体験を通じ学習します。
ドイツ連邦共和国(ベルリン市、ポツダム市)、ポーランド共和国(クラクフ市、オフィシエンチム市)
平成29年12月10日(日曜日)から17日(日曜日)までの6泊8日
派遣に合わせ、事前・事後の研修を「地球市民講座」を含め9回実施します。
月日 |
行程 |
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午前11時30分成田発(空路) (ヘルシンキ経由) 現地時間:午後6時55分クラクフ着(クラクフで宿泊) |
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午前:ナチス関連・犠牲者追悼施設視察
午後:クラクフ市内見学(クラクフで宿泊) |
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午前11時クラクフ発(空路) (フランクフルト経由) 午後2時55分ベルリン着 午後:ベルリン市内見学(ベルリンで宿泊) |
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午前:ナチス関連・犠牲者追悼施設視察
午後:歴史文化施設、東西分断に関する施設とナチス関連・犠牲者追悼施設視察
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午前:歴史文化施設、東西分断に関する施設とナチス関連・犠牲者追悼施設視察
午後:国際交流体験
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午前:ポツダム市にて歴史文化施設、東西分断に関する施設視察
午後:ナチス関連・犠牲者追悼施設視察
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午前:東西分断に関する施設視察
午後3時45分ベルリン発(空路) (フランクフルト経由)(機内泊) |
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午後2時50分成田着 |
クラクフ・バリツェ空港に到着
最初の目的地ポーランドに到着しました。
クラクフのホテルで夕食
長時間のフライトの後ですが、元気一杯です。
アウシュビッツ第一強制収容所
第二次世界大戦時、ナチス・ドイツによる大量虐殺が行われた、アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所を見学しました。
アウシュビッツ第二強制収容所(ビルケナウ)
第二収容所は、収容者の増加に伴い建設されたものです。ガイドの方の説明を聞きながら、広大な敷地を回りました。
ポーランドの古都クラクフにある、ヴァヴェル大聖堂を見学しました。ここには、ポーランドの歴代国王や偉人などが埋葬されています。
最後にクラクフ旧市街を散策しました。2日目は比較的暖かく、たくさん歩きましたが快適に過ごすことができました。
ベルリン・テーゲル空港に到着
ポーランドの視察を終え、次の目的地ベルリンへ到着しました。
ベルリン市内見学
独日協会事務局長のシュミットさんにベルリン市内をご案内いただきました。
ベルリン市内にて夕食
ベルリンはとても寒く、視察途中で雨が降ってきましたが、無事にドイツでの1日目を終えました。
テロのトポグラフィー
4日目は電車を使って移動しました。最初に訪れたのは、ゲシュタポ(秘密国家警察)やSS(ナチス親衛隊)の本部があった場所で、ナチスの恐怖政治を伝える写真や資料などを見学しました。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会
第二次世界大戦時の空襲で破壊されてしまった教会です。広島の原爆ドームのように、戦争の悲惨さを後世へ伝えるため、崩れたままの姿で保存されています。
アンネ・フランクセンター
それぞれ団員が、自分がアンネ・フランクについて知っていることを話しています。
その後、ガイドの説明を聞きながら、アンネ・フランクの生涯やナチス時代のユダヤ人迫害について詳しく学びました。
東ドイツ博物館
ガイドのシュミットさんは、東ドイツ出身です。旧東ドイツにまつわる様々な展示を見学しながら、文化や生活様式について説明してくれました。
国会議事堂
1933年のヒトラー内閣成立直後、不審火により炎上し、ほとんど使われず放置されていました。ドイツ再統一後に修復され、現在は連邦議会議事堂として使用されています。
ブランデンブルク門
この門は、ドイツの分断と統一の象徴と言われています。戦後、東西ベルリンの境界線となった門の前にベルリンの壁が建設され、門を通過することができなかったのです。
ホロコースト記念碑
ホロコーストで虐殺されたユダヤ人犠牲者のための記念碑です。石碑が何を表しているのかは、見る人それぞれが考えるものとされ、それを説明する表示はありません。
ベルリン市役所
ベルリン市役所を表敬訪問しました。職員の方々に、ベルリンのことについて様々な質問をしました。
ベルリン市役所
対応してくださった職員の方々と記念撮影をしました。
青少年とボウリングで交流
現地の青少年とボウリングをしながら交流を深めました。その後、独日教会会長・副会長、在独日本大使館職員、ベルリン市役所職員の方々と合流し、一緒に夕食をとりました。
サンスーシ宮殿
サンスーシ宮殿を視察しました。
1747年にフリードリヒ2世の宮殿として建設されたロココ様式の歴史ある建造物です。
ツェツィーリエンホーフ宮殿(ポツダム会談記念館)
ポツダム会談が実施された宮殿です。
宮殿内部を隅々まで視察し、第二次世界大戦の戦後処理を決定するに至るまでの経緯を学びました。
ヴァンゼー会議記念館
ヴァンゼー会議記念館を視察しました。ナチス政権下、政府高官達がこの場所に集い大量虐殺作戦計画等について協議しました。
ベルリンでの最後の夕食
ベルリンで過ごす最後の夜となりました。
涙の宮殿
東西ドイツ分断時代の出国検問所の跡地、涙の宮殿を視察しました。内部には、かつての出国審査カウンターや検問所に関する様々な展示物が展示さされています。
ベルリン・テーゲル空港
いよいよ日本に帰国します。
ガイドを担当してくださったシュミットさんと記念撮影をしました。ベルリンでの5日間、本当にお世話になりました。
成田空港
無事日本に帰国しました。
長いようで短かったツアーも、これにて終了です。
報告会も宜しくお願いします。
お問い合わせ
地域振興部国際平和・男女平等人権課国際平和係
〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1
電話番号:03-5211-4165
ファクス:03-3264-1466
メールアドレス:kokusaidanjo@city.chiyoda.lg.jp
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