更新日:2024年6月18日

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熱中症にご注意ください

熱中症に気をつけましょう

総務省のデータによると、都内で令和5年5月~9月に熱中症(疑いを含む)により、7,325人が救急車で搬送されました。そのうち半数以上が65歳以上の高齢者でした。最高気温30度以上の日が連続すると救急搬送件数が多くなります。暑くなり始めの時期や梅雨明けなどの急に熱くなる日、熱帯夜の翌日は特に注意しましょう。

また、室内でも閉め切った部屋や風通しが悪い場所などでは熱中症の危険性が高まります。エアコンの使用など適度な温度を維持しましょう。

日頃の体温測定、健康チェックは感染症対策だけでなく、熱中症を予防するうえでも有効です。体調が悪いときは、無理せず自宅で静養しましょう。特に、熱中症になりやすい高齢者、子ども、障害者への目配り、声かけをするようにしましょう。

マスクを着用している場合

気温・湿度が高い環境下でのマスクの着用は、のどの渇きを感じにくくするため、脱水が進み熱中症のリスクが高くなります。

マスクの着用が効果的な場面を除き、熱中症のリスクが高い場面では、マスクを外して熱中症を予防しましょう。

熱中症を予防するには

  1. 暑さを避ける
    • 扇風機やエアコンで温度を調整して室温をこまめに確認
    • 暑さ指数(WBGT値)を参考に、炎天下や高温多湿での長時間の作業や運動は控える
  2. こまめな水分補給をする
    • 室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給
  3. 服装を工夫する
    • 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
    • 外出時には、帽子や日傘を使用する。
    • 保冷材や氷、冷たいタオルで体を冷やす

熱中症の症状と対処法

  1. 軽度の場合:めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、大量に汗をかくなど
    涼しい場所(風通しのいい日陰やクーラーの効いた室内)に移動し、衣服をゆるめて休みましょう。うちわで扇いだり、脇の下や足の付け根を氷水などで冷やして体温を下げましょう。また、スポーツドリンクなどの水分や塩分をとりましょう。
  2. 中等度の場合:吐き気、頭痛、全身倦怠感など
    水分・塩分がとれない程症状が悪化している場合はすぐに救急車を呼びましょう。
  3. 重度の場合:意識がない・もうろうとしている、痙攣、高体温など
    すぐに救急車を呼びましょう。

区が実施する熱中症予防に関する事業

高齢者熱中症予防訪問(看護師が高齢者の自宅を訪問)

熱中症のリスクが高い高齢者のお宅を戸別訪問し、看護師が熱中症の予防法や対処法をアドバイスします。状況に応じて、訪問等により見守りを継続します。

訪問の際は身分証明書を携帯します。

訪問時期

5月下旬~8月

対象者

介護保険サービスを利用していない85歳以上の高齢者のみの世帯(一人暮らしを含む)

(注意) その他熱中症発症のリスクが高く、支援が必要と判断された方も含みます。

お問い合わせ

保健福祉部在宅支援課相談係
電話番号:03-6265-6483
メールアドレス:zaitakushien@city.chiyoda.lg.jp

ひと涼みスポット

写真:ひと涼みスポット
ひと涼みスポット

日本の夏に、ひと涼みを。

今年もまた、暑い夏がやってきます。熱中症にかかる人をなくすために、「ひと涼み」という日本らしい習慣を世の中に広げていくプロジェクトがあります。

熱中症は、水分をとること、部屋を涼しくすること、休息を取ることなどで防ぐことができます。

「ちょっと、ひと涼みしませんか」と声をかけあうゆとりと気遣いをもつことが、熱中症から人の命を救うことになります。

区では、官民が共同で熱中症予防を呼びかけていく、ひと涼みしよう熱中症予防声かけプロジェクト(外部サイトへリンク)に取り組んでいます。

また、皆さんがクールダウンをすることができる「ひと涼みスポット」を、区内に設置しています。「ひと涼みスポット」とは、冷房の効いた公共施設等のスペースを活用して、休憩や水分補給により熱中症を予防するとともに、熱中症に関する正しい知識の普及を図る場所です。

画像:ひと涼みスポットマップ

(注意) 熱中症特別警戒アラートが発表された場合、クーリングシェルターに指定された冷房設備のある区施設を暑さをしのげる場所として利用することができます。

5つの「声かけ」で熱中症予防

  • 温度に気を配ろう
    今いるところの温度、これから行くところの温度を温度計や天気予報で知るようにしましょう。
  • 飲み物を持ち歩こう
    いつでもどこでも水分補給ができるように、飲み物を持ち歩きましょう。たくさん汗をかいたら塩分も補給しましょう。
  • 休息をとろう
    寝苦しい夜は、空気のとおりをよくしたり、通気性のよい寝具を使うなどして、ぐっすり眠れる工夫をしましょう。
  • 栄養をとろう
    バランスよく食べること、朝ご飯をしっかり食べることも大切です。
  • 声をかけ合おう
    家族やご近所同士で、「水分とってる?」、「少し休んだほうがいいよ」など、声をかけ合いましょう。

暑さ指数について

熱中症を引き起こす条件として「気温」は重要ですが、日本の夏のように蒸し暑いと気温だけで暑さの評価はできません。気温、湿度、日射・輻射(ふくしゃ)、風の要素を取り入れた指標として、暑さ指数(WBGT: Wet Bulb Temperature/湿球黒球温度)があります。

暑さ指数の情報提供

暑さ指数は、気象庁観測要素を用いて計算されており、夏期には全国約840地点の暑さ指数の実況値や予測値が「環境省熱中症予防情報サイト」で公開されています。

環境省熱中症予防情報サイト(外部サイトへリンク)をご覧ください。

熱中症警戒アラート

「熱中症警戒アラート」とは、熱中症の危険性が極めて高くなると予想された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。環境省と気象庁により暑さ指数が33を超えると予想されるときに発出されます。

熱中症警戒アラートの情報は、「安心・安全メール」でも受け取ることができます。希望される方は、「安全・安心メールの配信」のページから登録してください。

(注意) 令和6年4月24日から、より深刻な健康被害に備えるため、新たに「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始されました。

「熱中症特別警戒アラート」が発表された地域では、過去に例のない広域的に危険な暑さとなり、熱中症による重大な被害を生じるおそれがあります。

発表された場合は、よりいっそうの熱中症予防行動をお願いします。

熱中症警戒アラートが発出された際の注意事項

  • 外出はなるべく避け、室内をエアコン等で涼しい環境にして過ごしてください。
  • 特別の場合(注釈) 以外は、運動は行わないようにしてください。
    (注釈) 特別の場合とは、医師、看護師、熱中症の対応について知識があり一次救命処置が実施できる者のいずれかを常駐させ、救護所の設置、および救急搬送体制の対策を講じた場合、涼しい屋内で運動する場合等のことです。
  • 身近な場所での暑さ指数を確認していただき、熱中症予防のための行動をとってください。

特に実施していただきたいこと

  • 熱中症搬送者の半数以上は、高齢者(65歳以上)です。身近の高齢者に対し、昼夜問わず、エアコン等を使用するよう声かけをしましょう。
  • 高齢者のほか、子ども、持病のある方、肥満の方、障害者などは熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」です。これらの方々は、こまめな休憩や水分補給(1日あたり1.2リットルが目安)を喉が渇く前から、より積極的に、時間を決めて行いましょう。また、外出も控えるようにしましょう。
暑さ指数ごとの注意事項

暑さ指数
(WBGT)

注意すべき生活活動の目安(注釈1)

日常生活における注意事項
(注釈1)

熱中症予防のための運動指針
(注釈2)

31以上 すべての生活活動でおこる危険性 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
運動は原則中止
特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合は中止すべき。
28~31 すべての生活活動でおこる危険性 外出時は炎天下を避け、室内に移動する。 厳重警戒
激しい運動や持久走は避ける。積極的に休息をとり、水分塩分補給。体力のない者、暑さに慣れていない者は運動中止

25~28

中等度以上の生活活動でおこる危険性

運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。

警戒
積極的に休息をとり、水分塩分補給。激しい運動では、30分おきくらいに休息。

21~25

強い生活活動でおこる危険性

一般には危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

注意
死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意。運動の合間に水分塩分補給。

(注釈2) 日本体育協会「熱中症予防のための運動指針」(2013)より

熱中症警戒アラート以外のときにも、熱中症に関する注意情報を受け取りたい場合

環境省熱中症予防情報サイト(外部サイトへリンク)から、暑さ指数メール配信サービスの登録ができます。

また、環境省のLINE公式アカウントからも熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を、受け取ることができます。

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お問い合わせ

千代田保健所地域保健課健康企画係

〒102-0073 東京都千代田区九段北1-2-14

電話番号:03-5211-8163

ファクス:03-5211-8190

メールアドレス:chiikihoken@city.chiyoda.lg.jp

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