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更新日:2015年10月16日
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千代田保健所は、区内の興行場許可施設の立入検査を定期的に行っています。
夏季、冬季の年2回、観客席の空気環境測定と、トイレや喫煙所等の衛生確認をしています。
夏と冬に立入検査を行う理由は、夏冬は熱負荷が高く、省エネルギーのために空気調和装置に送る他の新鮮な空気が減らされる傾向にあるためです。
しかし、多人数が長時間閉じ込められた状態になる観客席で、外気導入量が減らされると、観客席内の空気中の二酸化炭素濃度が上がります。結果として、集中力が途切れたり、眠気を催したりするだけでなく、冬季のインフルエンザなどの咽喉系疾患が感染しやすくなります。
興行場法では、こういった事態を防ぐために下記のように空気環境の基準を定めています。しかし、満席状態では、基準が守られないこともしばしばあります。
換気、照明、排水の各設備は、1か月に1回以上点検し、整備しなければなりません。
検査項目 | 基準値 |
---|---|
炭酸ガス | 1500ppm以下 |
浮遊粉塵 | 0.2mg/立方メートル以下 |
落下細菌 | 30個以下 |
温度 | 17℃~28℃ |
湿度 | 40%~70% |
一酸化炭素 | 10ppm以下 |
(注意)温度、湿度、一酸化炭素は建築物衛生法の基準を準用して指導しています。
詳しくは空気環境の管理についてのページをご覧ください。
保健所職員が行う空気環境測定は、観覧席で映画等上演中に行います。通常は後部ドア付近にて、5分程度かかる測定です。観客の皆様にはご迷惑おかけしますが、法の趣旨のご理解とご協力をお願いします。
興行場内外について、毎日清掃し、清潔を保持しなければなりません。また毎月1回以上ねずみ衛生害虫の調査を行い、適宜殺虫消毒を行わなければなりません。
興行場法では基準として、観客席の面積に対応した数のトイレが定められています。
(例:300平方メートルの場合、便器20個。900平方メートルの場合、便器45個)
喫煙所は、観覧席と区画された場所とし、喫煙所の表示が必要です。また、喫煙所以外の場所に煙が侵入しない構造でなければなりません。
全館禁煙とする場合は、入り口のわかりやすい場所に、その旨を表示してください。
お問い合わせ
千代田保健所生活衛生課環境衛生係
〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-17 千代田会館8階
電話番号:03-5211-8166
ファクス:03-5211-8193
メールアドレス:kankyoueisei@city.chiyoda.lg.jp
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