更新日:2015年10月15日
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六角形の巣房が多数見えます。
(写真は左から、セグロアシナガバチ、セグロアシナガバチの巣、コアシナガバチの巣)
巣は球状で表面に1箇所の出入り口があり、中に多数の巣盤が重なっています。巣の色や形状は多数あります。危険なので除去は専門業者に依頼しましょう。
(写真は左から、スズメバチの巣、スズメバチの巣の構造、オオスズメバチ)
公益社団法人東京ペストコントロール協会(外部サイトへリンク)
電話番号:03-3254-0014
4月下旬頃から土中や腐った木の中で越冬した女王バチが、巣作りを始めます。最初は女王バチ1匹で巣を作り、産卵やエサ集めをしています。
7月から8月には働きバチが羽化して巣作りを始めるため、巣はどんどん大きくなります。働きバチには巣を守る習性があるため、巣を叩くなど刺激すると攻撃されます。
10月頃、次の世代の雄バチと女王バチが羽化します。新女王バチは他の巣の雄バチと交尾し、貯精のうに精子を蓄えた後に土中や朽木(枯れて腐った木)の中で越冬します。越冬できるのは新女王バチだけです。
巣は1年限りで捨てられ、次の年は使われません。
ハチは殺虫剤に弱いので、市販のスプレー式殺虫剤(ピレスロイド系)で充分に効果があります。また、千代田保健所では、区民にハチ駆除専用のスプレー式殺虫剤の貸し出しを行っています。この製品は殺虫剤が3~5メートル飛ぶので、ハチの巣から離れたところで薬剤を散布できます。
ハチは暗いと動きが鈍くなります。昼間に巣の場所を確認し、夕方など暗くなってから巣に働きバチが戻っている状態で除去しましょう。ハチは光に向ってくる習性があるため、懐中電灯などで巣を照らさないよう注意してください。
長袖、長ズボンや帽子、手袋などを着用し、肌を露出しないようにしましょう。香水や整髪料、アイスクリームやジュースの中に、蜂を興奮させる成分が入っているものがあります。作業前には使用、食べることは避けましょう。
また、髪や眼球、黒い服を狙って攻撃してくると言われています。
風上から巣に殺虫剤をたっぷりと噴射してください。春から夏にかけてであれば、蜂の巣は除去しやすいですが、9月以降は、越冬の準備のためハチの攻撃性が増してくるので注意が必要です。
風が強いと殺虫剤が風で散ってしまいます。強風の日は避けましょう。薬剤を噴霧すると、巣に止まっていた蜂はパニックを起こして動き回ります。攻撃性は低くなっているので、向かってきても刺されることはまれです。殺虫剤噴霧を続けてください(1分程度)。
殺虫剤は接触毒なので、触れたハチは死にます。ただし、死んだハチもしばらくの間は反射で刺すことがあるので注意してください。巣に蜂がいなくなったら、棒で巣をつついて落としましょう。
手に負えないと思える場合は、駆除業者へ頼みましょう。
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