トップページ > 区政 > 広報 > プレスリリース > 令和2年プレスリリース > 令和2年8月プレスリリース > 新型コロナウイルス感染症対策事業のお知らせ 区内全介護施設でのPCR検査スタートについて/予防対策を講じている飲食店等の施設への認証制度(令和2年8月5日配信)

更新日:2020年8月5日

ここから本文です。

新型コロナウイルス感染症対策事業のお知らせ 区内全介護施設でのPCR検査スタートについて/予防対策を講じている飲食店等の施設への認証制度(令和2年8月5日配信)

このページは、上記日付によるプレスリリース(報道機関への情報提供)を掲載したものです。現在の事業等をお知らせする内容とは限りませんので、ご注意ください。

7月末以降、全国での新型コロナウイルス感染症の陽性者が1日あたり1,000人を超え、感染爆発が懸念されるなか、東京都医師会や全国各地の自治体から、感染拡大防止のための方向性や施策が示されています。

【東京都医師会、世田谷区などが示す高齢者施設での対策】

7月30日、東京都医師会が行った記者会見では、PCR検査の拡充と介護分野における取り組み強化の重要性が強調され、介護施設での感染状況が国際的に見て極めて低い要因として、各施設が感染防止の努力と迅速なロックダウン(面会や行事の制限)など、自主的な水際対策を講じてきたことをあげています。

そのうえで、今後の対策として、重症化者リスクの高い介護施設等の入居高齢者の感染者予防のため「新たな入居者へのPCR検査の必要性」等さらなる対策を訴えています。

また、世田谷区長が医療や介護施設での職員を対象に、職場ごとにまとめて、定期的な検査を行っていく考えを表明して注目されています。

このような動きの背景には市中感染が急拡大するなか、クラスター発生を警戒し、施設内にウイルスを持ち込まないためには、「介護を担う職員が日常生活で絶対に感染してはいけない」(千代田区内介護施設のコメント)との緊張感も極限に達している現実があります。

【営業時間短縮要請と「感染防止徹底宣言ステッカー」の掲示店舗を公表】

会食を通した感染拡大防止策として、東京都は今週8月3日(月曜日)から、酒類を提供する飲食店等に対し、夜10時までの営業短縮の要請を行うと共に、努力義務としての「感染防止徹底宣言ステッカー」の掲示を条例で定め、掲示店舗のホームページで公表することにしました。

本リリースでは、これら、全国や都の状況に関連する区の2つの事業をお知らせしています。

高齢者やエッセンシャルワーカーを守る取り組み 区介護施設でのPCR検査を開始しました

すでに、区では独自のPCRセンター設置するなど、発熱等の症状があり医師が必要と判断した区民がPCR検査を受けられる体制が確立されています。

これに加え、重症化リスクの高い高齢者への感染予防として、明日(8月6日)から区内介護施設等の職員全員を対象に独自にPCR検査を実施します。

介護施設では今年3月以降、施設内での消毒等を徹底し、外部からの感染リスクを抑制するためにリモート面会の実施や行事の縮小を行っています。また、7月4日からは新たな入所者を対象にPCR検査を行い施設内での感染対策を強化しています。これに加えて、施設で働く職員全員を対象に概ね3か月ごとにPCR検査を実施し、施設内での感染予防の徹底を図ります。無症状者を対象とした検査についてはさまざまな評価がありますが、クラスターが発生すると多くの命が危険にさらされる介護施設での感染予防の徹底が必要と考え、区独自の財源で実施することとしました。

ジロール麹町の施設長(楠 渡(クスキ ワタル))は、「入所者やその家族はもちろん、職員の安心感のために区が検査を実施して頂けるのは大変ありがたい。」と述べています。

区内全施設での症状のない入居者、職員への検査の定期化は、都内初めてとなります。

この他、感染予防策として「区民の生命と健康を守るため」第2回区議会定例会で可決された補正予算により、切れ目のない医療の提供体制を維持し医療インフラを守るために、区内の7つの災害拠点病院や、医師会・歯科医師会・薬剤師会に加入する区内の医療機関等へ約6億円の支援金を支出しています。

概要

対象施設

区内全7施設(特別養護老人ホーム、グループホーム、ショートステイ施設)

  • いきいきプラザ一番町
  • ジロール神田佐久間町
  • ジロール麹町
  • かんだ連雀
  • 淡路にこにこフォーユープラザ
  • 岩本町ほほえみプラザ
  • (仮称)二番町高齢者施設(令和3年4月開設予定)

採取方法

  • 写真:PCR検査のイメージ新規入居者【鼻咽頭ぬぐい液】約250名
    民間機関医師および看護師が入所予定者の自宅等を訪問し、採取する。
  • 施設職員【唾液採取】約430名
    民間機関医師の指導の下、各施設において介護施設職員により採取する。

お問い合わせ

高齢介護課
電話番号:03-5211-4321

【区独自】新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じている飲食店等の施設への認証制度開始しました

区は、新型コロナウイルス感染症対策として、利用者に安心して飲食店等を利用していただけるよう、都の事業と並行して、適切な感染予防対策を実施している施設を対象に独自の認証制度を開始します。

基準を満たしている施設に対して区が審査します。基準を満たす店舗には認証ステッカーを交付するとともに、区ホームページや区公式SNSで公表します。

また、認証にとどまらず、効率的な換気の方法や、消毒方法、従事者の健康管理についてアドバイスを行うことで飲食店等の施設における適正な予防対策の推進と、利用者の安心と安全確保を進めていきます。

詳細

受付開始日

令和2年8月11(火曜日)~

密を避ける為、保健所窓口の他、郵送、ファクス、メールでも受け付けます。

事業名称

千代田区新しい日常店

対象施設

千代田区内の飲食店および喫茶店の施設(対象施設は順次拡大していきます)

認証基準(抜粋)

主な必須項目は以下の項目とする。より高度な対策を取る場合は、この他に推奨項目を設け管理すること。

  • 換気の徹底
    連続的、あるいは30分に1回換気を行い、部屋全体の空気を入れ替えること。
  • 手洗いの徹底とマスクの着用
    石鹸を使用しての手洗いや手指消毒を徹底していること。マスク着用の徹底を周知する。
  • ソーシャルディスタンスの確保
    お客様との過度な接触を避けている。
    座席の工夫など対人間隔を確保し、大声での会話を予防する措置をとっている。
  • 施設内の清掃、消毒
    複数の人が触れる場所や物品を極力減らし、難しい場合はこまめに清掃・消毒している。
  • 従業員の体調管理
    従業員は毎朝、体温測定を行い平熱であることを確認し、責任者に報告すること。
    体調不良の従業員に休養を促し、勤務中に体調不良になった者はただちに帰宅させること。

認証ランク

下記の2ランクとし、認証の有効期間は1年。ランクアップ制度あり。

  • ClassⅠ
    チェックシートの予防対策必須項目を全て実施している施設。
  • ClassⅡ
    チェックシートの予防対策必須項目に加え、より高度な予防対策である推奨項目を5つ以上実施している施設。

画像:新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じている飲食店むけ認証ステッカー(クラス1)

ClassⅠ認証

画像:新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じている飲食店むけ認証ステッカー(クラス2)

ClassⅡ認証

お問い合わせ

千代田保健所生活衛生課食品衛生係
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-2-14
電話番号:03-5211-8207
ファクス:03-5211-8193
メールアドレス:newnormal@city.chiyoda.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?