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更新日:2023年4月12日

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神田警察通り道路整備工事における暴力行為について

4月11日(火曜日)早朝、神田警察通り道路整備工事の作業において、安全確保のフェンスを設置中に、工事の反対者の体当たりなど暴力的な妨害行為により、警備員と区職員の2名が転倒させられ負傷する事案が発生しました。警備員は全治4~6週間の重傷で、区職員は軽傷を負っています。

本整備工事は狭い歩道を誰もが安全に、また、安心して歩行ができるよう整備するもので、予算、契約、陳情審査など、区議会における議論や議決など適正な手続きを踏むとともに、関係法令に則り、令和3年度に工事に着手したものです。

一方で、この工事の着手後、「神田警察通りの街路樹を守る会」(以下「守る会」と記す)から、イチョウを伐採しないことを求める要望や区議会への陳情があったことなどから、道路整備のあり方について検討を重ねてきた「神田警察通り沿道整備推進協議会」との意見交換の場を設けるなど、この間、一時、工事を見合わせました。しかしながら、双方の一致点を見出すことはできず、また「守る会」等の工事に反対する一部の方々による妨害行為もあり、工事が進められない状況になりました。その後、工事に反対する一部の方から、損害賠償請求訴訟、住民訴訟が提訴されるなど、双方が歩み寄るかたちで工事を行うことは難しいものと判断するに至りました。

また、今般の神田警察通り沿道整備につきましては、「推進協議会」における累次の検討結果を踏まえたものであるだけでなく、多くの方々から「狭い歩道を、子どもも、お年寄りも、障がいをお持ちの方も、自転車の方も、ベビーカーの方も、誰もが安全で安心して通行できる歩道にして欲しい」との要望やイチョウの植替えを求めるご意見をいただく中で、計画立案に至ったものです。商売をされている区民の皆様からも、早期に整備工事を遂げてほしいとの要望をいただいているところです。

以上の理由により、区では、これ以上工事を遅らせることは、歩行者の安全確保への支障やさらなる経費の増大、神田駅方面のⅢ期工事以降の工事の大幅な遅延を招くことになるため、区道の整備における公共の利益を優先する立場から、作業を行っているものです。

なお、3月22日の損害賠償請求訴訟の第一審判決において、まちづくりに参画する権利利益を侵害されたなどとする原告の請求はいずれも棄却されており、区側の主張が認められています。

区としては、今後、区民の皆様に安全に安心して神田警察通りを通行していただけますよう、適正な手続きに配慮しながら、計画内容に沿った整備作業を粛々と進めてまいります。

令和5年4月12日 千代田区長 樋口 高顕

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