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更新日:2025年8月15日
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令和7年7月25日
区長決定
我が国の景気は、緩やかな回復基調にあるとされていますが、依然として食料品を中心とした物価の高騰が続いており、区民生活への影響は深刻なものとなっています。加えて、少子高齢化や人口減少の進行、気候変動に起因する自然災害の激甚化、さらには体感治安や衛生環境、外国人増加に伴う共生社会に対する不安など、現在のみならず将来に対しても多くの懸念が顕在化しています。
また、急速に進化するAIは、私たちの生活に大きな変化をもたらす可能性を秘めています。SNS等により誰もが容易に情報を発信できる社会になった一方、AIの進化と相まって、偽・誤情報の流通、情報の偏向等の問題が生じやすくなっており、情報リテラシーの向上が喫緊の課題となっています。
このような状況の中、区は、子ども、高齢者、障害者など、全ての区民が安全・安心に、一人ひとりが輝き幸せに暮らすことのできる豊かな地域社会の実現に向け、基礎自治体として重要な責務を担っていることを改めて認識する必要があります。
さらに、山王祭や神田祭といった「天下祭」をはじめとする伝統的な祭礼文化、神保町の活字・出版文化、秋葉原のポップカルチャーなど、千代田区が世界に誇る魅力的な文化資源等を最大限に活用し、シビックプライドの醸成を図るとともに、これまで地域や行政との関わりが少ない若年・中年の単身世帯などを含め、地域に住み、働き、学び、集うすべての人々が規範意識の中で、互いの多様性を尊重し、誰もが孤立することなく、いきいきと暮らすことのできる地域コミュニティの醸成が求められています。
VUCA(変動性・不確実・複雑・曖昧)時代と言われる、先行き不透明な社会情勢においては、行政運営においても柔軟性と迅速な対応力が一層求められます。労働力人口が減少し、行政需要が複雑化・高度化する中、区民の期待に的確に応えるためには、職員一人ひとりが主体性と「挑戦」する姿勢を持ち、風通しの良い、活力ある組織風土への変革に取り組み、いかなる時代においても持続的に発展し続ける千代田区をめざしていかなければなりません。
以上の認識の下、令和8年度予算は、「今日の声を、明日のかたちにする予算」をテーマに掲げ、以下の方針を基本とし編成することとします。
記
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