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更新日:2020年7月17日

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令和2年度啓発活動重点目標・年間強調事項

人権啓発キャッチコピー 「誰か」のことじゃない。

新しい令和の時代が幕を開け、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を間近に控えた今、我が国では、未来に向けて社会全体で人権問題に取り組もうとする気運がかつてなく高まっています。

しかし、一方では、いまだに、生命・身体の安全に関わる事象や不当な差別などの人権侵害が存在しています。特に、いじめや児童虐待などにより子どもが命を落とすといった痛ましい事案が依然として後を絶たず、また、スマートフォンなどの普及とあいまって、インターネット上で、他人を誹謗中傷したり、個人の名誉やプライバシーを侵害したり、あるいは偏見・差別を助長するような情報を発信したりするといった悪質な事案も急増しています。このほか、企業等では、長時間労働による過労死、各種ハラスメント(嫌がらせ)、不当な差別といった問題が発生しています。これらの問題を解決するためにも、引き続き、人権尊重思想の普及高揚のための人権啓発活動に着実に取り組んでいく必要があります。

また、「ハンセン病家族国家賠償請求訴訟の判決受入れに当たっての内閣総理大臣談話」(令和元年7月12日閣議決定)の趣旨を踏まえ、ハンセン病患者・元患者やその家族がおかれていた境遇を踏まえた人権啓発活動の強化に取り組む必要があります。さらに、外国人や障害のある人などに対する偏見や差別を解消するためにも、誰もがお互いの人権を尊重し合う「心のバリアフリー」を更に推進し、多様な主体が互いに連携し、支え合う共生社会を実現する必要があります。この「心のバリアフリー」は、「誰一人取り残さない」社会の実現を掲げている、平成27年に国連サミットにおいて採択された持続可能な開発目標(SDGs)の理念とも合致するものです。

法務省の人権擁護機関では、これらの取り組みについて、「誰か」のことではなく、自分自身のこととして捉えていただけるよう、理解と参画を得ながら進めていきたいと考えています。

そこで、本年度の啓発活動重点目標を公募によって標記のとおり定め、これを東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシー(後世に遺すべき有形・無形の財産)の一つとして次世代に承継することができるよう、また、SDGsの理念の普及促進などを通じて、一人一人が人権を尊重することの重要性を正しく認識し、これを前提として他人の人権にも十分配慮した行動をとることができるよう、各種の人権啓発活動を幅広く展開します。

令和2年度啓発活動年間強調事項17項目

  1. 女性の人権を守ろう
  2. 子どもの人権を守ろう
  3. 高齢者の人権を守ろう
  4. 障害を理由とする偏見や差別をなくそう
  5. 同和問題(部落差別)を解消しよう
  6. アイヌの人々に対する偏見や差別をなくそう
  7. 外国人の人権を尊重しよう
  8. HIV感染者等に対する偏見や差別をなくそう
  9. ハンセン病患者・元患者・その家族に対する偏見や差別をなくそう
  10. 刑を終えて出所した人に対する偏見や差別をなくそう
  11. 犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう
  12. インターネットによる人権侵害をなくそう
  13. 北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう
  14. ホームレスに対する偏見や差別をなくそう
  15. 性的指向および性自認を理由とする偏見や差別をなくそう
  16. 人身取り引きをなくそう
  17. 東日本大震災に起因する偏見や差別をなくそう

1.女性の人権を守ろう

家庭や職場における男女差別、性犯罪などの女性に対する暴力、配偶者・パートナーからの暴力、職場におけるセクシュアル・ハラスメントや妊娠・出産などを理由とする不利益取り扱い(マタニティ・ハラスメント)などの人権問題が発生しています。女性と男性が相互の立場を尊重して協力し合えるよう、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

2.子どもの人権を守ろう

いじめや体罰、それらに起因する自殺、児童虐待、児童買春や児童ポルノなどの性的搾取といった人権問題が発生しています。子どもが一人の人間として、また権利の主体として最大限に尊重されるよう、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

3.高齢者の人権を守ろう

高齢者に対する就職差別、介護施設や家庭等における身体的・心理的虐待、高齢者の家族等による無断の財産処分(経済的虐待)などの人権問題が発生しています。高齢者が生き生きと暮らせる社会にするため、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

4.障害を理由とする偏見や差別をなくそう

障害のある人が就職差別や職場における差別待遇を受けたり、車椅子での乗車、アパート・マンションへの入居および店舗でのサービス等を拒否されたりするなどの人権問題が発生しています。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催などを通じて、障害の有無にかかわらず、誰もがお互いの人権を尊重し合う「心のバリアフリー」を推進することによって、多様な主体が互いに連携し、支え合う共生社会を実現するため、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

5.同和問題(部落差別)を解消しよう

同和問題(部落差別)については、インターネット上の差別の書き込み、結婚における差別、差別発言、差別落書き等の人権問題が依然として存在しています。このような状況の中で、平成28年12月には「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。啓発によって新たな差別を生むことがないように留意しつつ、それが真に問題の解消に資するものとなるよう、内容や手法等に配慮し、この問題についての理解を深めていくことが必要です。また、同和問題(部落差別)の解消を阻む大きな要因となっているものに、いわゆる「えせ同和行為」があり、この「えせ同和行為」を排除するための取り組みを行っていくことが必要です。

6.アイヌの人々に対する偏見や差別をなくそう

先住民族であるアイヌの人々の民族としての誇りが尊重される社会を実現するため、その歴史、文化、伝統および現状に関する認識と理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。

7.外国人の人権を尊重しよう

外国人であることを理由とする不当な就職上の取り扱い、アパートやマンションへの入居拒否などの人権問題が発生しています。また、特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動がヘイトスピーチであるとして社会的な関心を集める中、平成28年6月には「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」が施行されました。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催などを通じて、また、外国人材の受け入れ拡大を受け、今後、在留外国人の増加が見込まれる中で、外国人と接する機会はますます増加することが予想されます。多様な主体が互いに連携し、支え合う共生社会を実現するため、文化等の多様性を認め、言語、宗教、生活習慣等の違いを正しく理解し、これらを尊重することが重要であるとの認識を深めていくことが必要です。

8.HIV感染者等に対する偏見や差別をなくそう

エイズ、肝炎等の感染症に対する知識や理解の不足から、日常生活、職場、医療現場など社会生活のさまざまな場面で差別やプライバシー侵害などの人権問題が発生しています。感染症についての正しい知識を持ち、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

9.ハンセン病患者・元患者・その家族に対する偏見や差別をなくそう

「ハンセン病家族国家賠償請求訴訟の判決受入れに当たっての内閣総理大臣談話」にもあるとおり、ハンセン病対策については、かつて採られた施設入所政策の下で、患者・元患者のみならず、その家族に対して、社会において極めて厳しい偏見、差別が存在したことは厳然たる事実です。ハンセン病患者・元患者やその家族がおかれていた境遇を踏まえ、ハンセン病についての正しい知識を持ち、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

10.刑を終えて出所した人に対する偏見や差別をなくそう

刑を終えて出所した人やその家族に対する根強い偏見によって、就職差別や住居の確保が困難であることなどの人権問題が発生しています。刑を終えて出所した人が更生するためには、本人の強い更生意欲と共に、周囲の人々の理解と協力により円滑な社会復帰を実現することが重要であり、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

11.犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう

犯罪被害者とその家族が、興味本位のうわさや心ない中傷などによって名誉を傷つけられたり、私生活の平穏が脅かされたりするなどの人権問題が発生しています。犯罪被害者とその家族の立場を考え、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

12.インターネットによる人権侵害をなくそう

スマートフォンなどの普及とあいまって、インターネット上で、他人を誹謗中傷したり、個人の名誉やプライバシーを侵害したり、あるいは偏見・差別を助長するような情報を発信したりするといった悪質な事案が急増しています。特に、近時は、青少年を中心に、ネットいじめや、いわゆるリベンジポルノと呼ばれる画像の流出・拡散なども問題となっています。個人の名誉やプライバシー、インターネットを利用する際のルールやマナーに関する正しい理解を深めていくことが必要です。

13.北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう

「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」により、我が国の喫緊の国民的課題である拉致問題の解決を始めとする北朝鮮当局による人権侵害問題への対処が、国際社会を挙げて取り組むべき課題とされています。この問題についての関心と認識を深めていくことが必要です。

14.ホームレスに対する偏見や差別をなくそう

ホームレスの自立を図るためのさまざまな取り組みが行われている一方、ホームレスに対する嫌がらせや暴行事件等の人権問題も発生しています。この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

15.性的指向および性自認を理由とする偏見や差別をなくそう

同性愛や両性愛といった性的指向に関する偏見から、場合によっては職場を追われたりするなどの人権問題が発生しています。また、性自認に関する偏見から、からだの性とこころの性が一致していない人が、周囲の心ない好奇の目にさらされたり、職場などで不適切な取り扱いを受けたりするなどの人権問題も指摘されています。この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

16.人身取り引きをなくそう

性的搾取、強制労働等を目的とした人身取り引き(トラフィッキング)は、重大な犯罪であるとともに、基本的人権を侵害する深刻な問題です。この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

17.東日本大震災に起因する偏見や差別をなくそう

福島第一原子力発電所事故の影響による避難生活の長期化に伴うトラブルや、被災地からの避難者に対するいじめなど、事故東日本大震災に起因する人権問題が発生しています。一人一人が震災の記憶を風化させることなく、正しい知識と思いやりの心を持ち、問題を解決していくとともに、新たな人権問題の発生を防止していくことが必要です。

お問い合わせ

地域振興部国際平和・男女平等人権課男女平等人権係

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

電話番号:03-5211-4166

ファクス:03-3264-1466

メールアドレス:kokusaidanjo@city.chiyoda.lg.jp

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