トップページ > まちづくり・環境 > 環境 > 地球温暖化対策 > 環境配慮行動宣言制度 > 「ちよエコ未来企業宣言/ちよエコ未来事業者宣言」(事業者向け)の概要
更新日:2025年6月26日
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千代田区は2050年ゼロカーボンおよびゼロ・ウェイスト、2030年ネイチャーポジティブを目標として掲げています。この実現に向けて、区内事業者に、環境に配慮した行動を宣言いただく制度を開始します。ぜひご登録ください。
なお、個人向けの宣言については、「ちよエコヒーロー宣言」(個人向け)の概要をご確認ください。
千代田区のCO2排出量の約8割は業務部門からの排出で、約8割が電気由来です。業務部門の電気を再生可能エネルギーに変えれば、千代田区のCO2排出量が大幅に削減できます。千代田区ではEサイクルちよだという連携自治体の再エネを区内事業者に供給する仕組みを構築しました。現在の電力契約とほとんど変わらないか、安くなる場合もあります。ぜひご活用ください(地方と連携した産地指定の再エネ電力供給(e.CYCLE CHIYODA/Eサイクルちよだ)~産地付再エネ電力・産地付非化石証書の利用者募集~)。
窓からの熱の出入りは夏で全体の約7割、冬で約6割と非常に高いことから、内窓の設置により冷暖房の効きがとても良くなります。また、屋根置き太陽光発電は電気代削減や災害時の電力供給に役に立ちます。LED電球は蛍光灯や白熱電球と比べ消費電力が少ないため、環境負荷低減につながります。千代田区では助成制度を設けていますので、ぜひご利用ください(令和7年度千代田区省エネルギー改修等助成制度)。
エシカル消費は環境・人・社会に配慮した製品・サービスを消費することを指し、SDGsに貢献します。多くの場合、「エコマーク」のようなラベルが付与され、生産者や企業の努力を評価しています。また、例えば肉のような温室効果ガス排出量が多い食べ物は消費をなるべく減らしましょう。適切に管理された国産木材の利用は、森林保全によるCO2吸収量の増加とともに、多くの地方が直面している獣害対策や地域活性化にもつながります。エシカル消費を日常に取り入れ、環境負荷低減に取り組んでみましょう(エシカル消費特設サイト(消費者庁)(外部サイトへリンク))。
日本の最終処分場はあと20年でなくなると言われています。そのため、千代田区では2050年にごみをゼロにする目標を立てています。目標達成のためには、できるだけごみを出さないことが重要です。リサイクル可能なものはなるべく分別することで、焼却や埋め立てにかかる環境負荷低減に貢献できます。生ごみは水分があると燃焼しにくく、追加の燃料が必要になるため、水切りが重要です(資源とごみの分け方・出し方)。
世界の食品の3分の1は廃棄に回っていると言われています。令和3年度の国内の食品ロスは523万トンにのぼり、国民一人当たり1日114g(おにぎり1個分)を廃棄している計算です。食品ロスによって、生産・輸送で排出されるCO2および処分で出るCO2が無駄になり、全体のCO2排出量の約1割を占めると言われています。食べ残しをしないことはもちろんですが、残ったものはmottECOなどの容器で持ち帰ることや、買い物の際に手前どりして期限が短いものを買うことで、食品ロス削減を通じてCO2排出量を削減できます。
このままでは2050年には海の中は魚よりプラスチックの方が多くなると言われています。マイバッグを持参し、レジ袋を辞退することで、プラスチックの削減につながります。ペットボトルはリサイクル可能なため、分別することで資源循環に貢献でき、CO2排出量の削減につながります。また、マイバッグやマイボトルは頻繁に買い替えず、一つの製品を長く利用することでCO2排出量の削減につながります。3年以上使い続けましょう。
日本全国で大型トラック120台分の服が毎日ごみとして捨てられていますが、3分の1しかリユース・リサイクルされていません。衣類の廃棄には多くの環境負荷がかかるため、リユース・リサイクルを進めましょう。
千代田区の事業用廃棄物は全体の9割を占め、事業用廃棄物の約6割はシュレッダーごみ等の紙ごみでリサイクルせずに焼却処理されています。紙の使用量削減により、廃棄処理にかかる環境負荷の低減が可能です。契約書等、大切な書類はデジタル化して管理すると保管スペース削減のほか、処分にかかる手間も削減でき、業務負担軽減も期待できます。
交通部門からのCO2排出量は、自動車以外の移動手段に変更することで削減できます。徒歩や自転車での移動は、気分転換や健康促進にも効果的です。自動車を運転する際にはエコドライブによりCO2に加え、燃料費も削減できます。
車や公共交通機関などでの移動にはエネルギーがかかります。リモートワークやオンライン会議の回数を増やすことで移動分のCO2削減ができるとともに、時間短縮や費用抑制にもつながります。
冷暖房を使用することによる環境負荷は高く、特に冷房よりも暖房の温度を1度変更する方が消費電力は大きくなります。冷暖房の温度設定の変更に頼り過ぎず、服装を変えて適切な体温を保つことは、CO2削減に加え、光熱費の削減にも効果的です。
千代田区内ではさまざまな自然ふれあいイベントが開催されています。このようなイベントに参加することで、自然の大切さを改めて感じ、自然を守る行動を取るきっかけになります。この機会にぜひ参加してみましょう。
省エネ診断により、設備更新が必要な個所が判明し、導入することでエネルギー消費量が削減され、エネルギー代金が節約できます。東京都では、省エネ診断を無料で受けられる補助制度があります(クール・ネット東京:東京都地球温暖化防止活動推進センター「中小規模事業所の省エネルギー診断」(外部サイトへリンク))。まずは診断を受けてみましょう。
企業の温暖化対策には「知る、測る、減らす」の3つのステップが必要です。電気、ガス、ガソリン等のエネルギー消費量を記録することで、CO2排出量を把握することができます。これにより意識が向上し、燃料代削減につながる可能性があります。
環境マネジメントシステムにより、排出量の計測を継続的に実施できます。サプライチェーン全体での脱炭素化が求められていることや、優秀な人材は企業の環境対応を判断基準にしていることから、環境マネジメントシステムは企業にとってますます重要になっています。千代田エコシステムは千代田区独自のマネジメントシステムで費用は安く抑えられています。ぜひご参加ください(一般社団法人 千代田エコシステム推進協議会(外部サイトへリンク))。
地球温暖化により、夏の酷暑日やゲリラ豪雨が増加しています。緑化やレインガーデンの設置により、気温低減効果や雨水の地中浸透による洪水の防止効果があります。千代田区ではこれらの導入に助成措置があります(令和7年度ヒートアイランド対策助成)。
ぜひ設置を検討してみましょう。
地球温暖化問題は皆が加害者であり、同時に被害者です。地球温暖化の悪影響を抑え、子や孫の将来世代に良好な環境を引き継ぐためには、皆がこの宣言の事項を実践していくことが必要です。
お問い合わせ
環境まちづくり部環境政策課事業推進担当
〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1
電話番号:03-5211-4253
ファクス:03-3264-8956
メールアドレス:kankyouseisaku@city.chiyoda.lg.jp
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