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更新日:2020年6月11日
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牛込門、田安門、小石川門などに囲まれ、旗本屋敷を主とした武家地が広がっていました。
飯田町の一部には町地が分布し、武家相手の商売で賑わっていました。
明治維新後、明治政府の官僚や政治家の屋敷街、軍用地や皇族華族地へと変化し、やがて学校や病院等に転換していきました。
この間、明治2年には靖国神社が創設、明治28年には八王子から走る甲武鉄道が飯田町まで延伸されました。
第二次世界大戦では、多くのエリアが被害を受けましたが、その後、落ち着いた住宅地として発展していきました。
JR中央・総武線と地下鉄4路線が結節する飯田橋駅周辺では、土地区画整理事業や市街地再開発事業などにより、多様な機能が集積してきました。
また、JR飯田橋駅におけるホーム改良や西口駅舎の建て替え、駅前広場の整備なども進み、移動環境機能も強化されつつあります。
外濠・内濠、日本橋川、靖国神社、北の丸公園などの大規模なみどりと水辺の空間に囲まれ、文教地区の落ち着きと交通・業務・居住の拠点機能が共存するまちとなっています。地域で共有された「まちづくり基本構想」が尊重された開発が進む中、みどりや子育て・教育環境等と調和したバランスの良い環境が維持されています。
平成10年からの20年間で人口は約1.5倍に増加しました(住民基本台帳 平成10年1月1日 8,327人、平成30年1月1日 12,847人)。千代田区の人口の約5分の1がこの地域に居住していますが、北の丸公園等を含む位置にあることから、千代田区全域と比較して、人口密度と昼夜間人口比率が低くなっています。
年齢人口比率については、千代田区全域と比較して、子どもが多い一方、高齢者層が少なくなっています。
飯田橋・富士見地域の人口推移
人口等に関する千代田区全域との比較(国勢調査(平成27年)、土地利用現況調査(平成28年)、住民基本台帳(平成30年1月1日))
年齢人口比率に関する千代田区全域との比較(住民基本台帳(平成30年1月1日))
用途別土地利用面積の割合では、千代田区全域と比較すると、公共用地の割合が大きい一方、商業用地の割合は少なくなっています。
土地利用の特徴としては、千代田区全域と比較して、平均敷地面積と緑被面積率が高い一方、利用容積率や道路面積率は低くなっています。
用途別土地利用面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)
土地利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)
建築物の延床面積では、住宅の延床面積の占める割合が、千代田区全域の2倍以上で、公共施設の割合も高くなっています。
建物利用の特徴としては、千代田区全域と比較して、独立住宅・集合住宅や公共公益施設の割合は多い一方、住商併用建物や事務所建物などは少なくなっています。
建物用途別延床面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)
建物利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)
回答内容 | 回答率 |
---|---|
交通の便がよい | 83.9% |
治安がよい | 35.6% |
学校・職場が近い | 29.5% |
子育て・教育環境がよい | 28.2% |
緑が多い | 27.5% |
落ち着いている | 22.8% |
医療・福祉施設が充実している | 20.1% |
移動しやすい | 14.1% |
文化・芸術が感じられる | 9.4% |
災害への不安がない | 6.7% |
商業施設が充実している | 4.0% |
お祭りやイベントが多い | 2.7% |
地域の交流がある | 1.3% |
その他 | 1.3% |
とくに魅力を感じない | 0.0% |
回答内容 | 回答率 |
---|---|
医療・福祉施設の充実 | 46.3% |
公共交通の利便性の向上 | 36.9% |
子育て・教育環境の向上 | 36.2% |
災害対策の充実 | 35.6% |
商業施設の充実 | 34.2% |
自然環境の充実 | 30.9% |
公共施設(学校を除く)のアクセスのよさ | 19.5% |
誰でも容易に移動できる空間 | 12.8% |
地域交流の充実 | 4.0% |
その他 | 9.4% |
お問い合わせ
環境まちづくり部景観・都市計画課都市計画係
〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1
電話番号:03-5211-3610
ファクス:03-3264-4792
メールアドレス:keikan-toshikeikaku@city.chiyoda.lg.jp
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