更新日:2020年7月17日

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和泉橋地域のまちづくり

まちづくりの系譜

~江戸

画像:和泉橋日本橋地域と隣接していることも影響し、商人や職人の長屋が連なるまちでした。

神田川沿いには、舟運を利用した流通関連の業種が多く立地しており、「鍛冶」や「紺屋」といった地名にも残っているように、人が集まって技術や生活の術を身につけて仕事をし、生きていくまちでした。

明治~戦前

明治維新後も、金物をはじめ、東京の流通で重要な立場を維持し、現代の金物通りの原型ともなりました。

関東大震災によって、地域の大部分を焼失しましたが、震災後の復興区画整理事業により、幹線道路である靖国通りや昭和通りなどが整備され、現代の地域の骨格が形成されました。

昭和の初めには、秋葉原旅客駅が設置されて交通の拠点となりました。

戦後

第二次世界大戦においても、市街地の大部分を焼失しましたが、繊維・金物・薬品など独特の問屋が集積し、住商の混在する町として発展していきました。

平成に入ると、つくばエクスプレスの開業や秋葉原駅の整備、秋葉原ITセンターなどの計画、秋葉原駅周辺における駅前広場などの整備をはじめ、移動環境機能も強化されてきました。

現代

かつての、問屋街の面影は失われつつありますが、年に二回「岩本町・東神田ファミリーバザール」が開催されるなど繊維街としての面影は残っています。コミュニティのつながりとエネルギー、なりわいの息づいたまちとして、下町的な良さが保たれています。

人口の推移等

平成10年からの20年間で人口は約1.9倍に増加しました(住民基本台帳 平成10年1月1日 5,599人、平成30年1月1日 10,771人)。千代田区全域と比較して、人口密度や人口増加率が高い一方、昼夜間人口比率は低くなっています。

年齢人口比率については、千代田区全域と比較して、ファミリー層が多い一方、熟年層や子どもが少なくなっています。

画像:和泉橋地域の人口推移(平成10年5,599人、平成30年10,771人)

和泉橋地域の人口推移

画像:人口等に関する千代田区全域との比較(国勢調査(平成27年)、土地利用現況調査(平成28年)、住民基本台帳(平成30人口等に関する千代田区全域との比較(国勢調査(平成27年)、土地利用現況調査(平成28年)、住民基本台帳(平成30年1月1日))

画像:年齢人口比率に関する千代田区全域との比較(住民基本台帳(平成30年1月1日))

年齢人口比率に関する千代田区全域との比較(住民基本台帳(平成30年1月1日))

土地利用・建物利用

土地利用

用途別土地利用面積の割合では、千代田区全域と比較すると、公共用地の割合が少なく、商業用地や住宅用地の割合が大きくなっています。

土地利用の特徴としては、千代田区全域と比較して、道路面積率や利用容積率が高い一方、緑被面積率や平均敷地面積は低くなっています。

画像:用途別土地利用面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)

用途別土地利用面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)

画像:土地利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)

土地利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)

建物利用

建築物の延床面積では、商業施設の延床面積の割合が多い一方、公共施設が少なくなっています。

建物利用の特徴としては、千代田区全域と比較して、住商併用建物や独立住宅・集合住宅が多い一方、公共公益施設は少なくなっています。

画像:建物用途別延床面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)

建物用途別延床面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)

画像:建物利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)

建物利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)

在住者の声(千代田区のまちづくりアンケート調査(平成30年6~7月))より

居住地域ごとの住んでよかったと感じる千代田区の魅力(複数回答)

回答内容

回答率

交通の便がよい

92.8%

学校・職場が近い

32.5%

商業施設が充実している

24.1%

治安がよい

21.7%

子育て・教育環境がよい

21.7%

移動しやすい

21.7%

文化・芸術が感じられる

19.3%

医療・福祉施設が充実している

15.7%

落ち着いている

10.8%

災害への不安がない

9.6%

緑が多い

6.0%

お祭りやイベントが多い

4.8%

地域の交流がある

3.6%

その他

0.0%

とくに魅力を感じない

1.2%

居住地域ごとの今後も住み続けたいと感じるための条件(複数回答)

回答内容

回答率

公共交通の利便性の向上

41.0%

災害対策の充実

37.3%

自然環境の充実

33.7%

子育て・教育環境の向上

33.7%

公共施設(学校を除く)のアクセスのよさ

30.1%

商業施設の充実

30.1%

医療・福祉施設の充実

26.5%

地域交流の充実

9.6%

誰でも容易に移動できる空間

8.4%

その他

12.0%

参考資料

  • 住民基本台帳
  • 国勢調査(平成27年)
  • 土地利用現況調査(平成28年)
  • 千代田区のまちづくりアンケート調査(平成30年6~7月)

お問い合わせ

環境まちづくり部景観・都市計画課都市計画係

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

電話番号:03-5211-3610

ファクス:03-3264-4792

メールアドレス:keikan-toshikeikaku@city.chiyoda.lg.jp

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