更新日:2020年7月30日

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大手町・丸の内・有楽町・永田町地域のまちづくり

まちづくりの系譜

~江戸

画像:大手町・丸の内・有楽町・永田町地域江戸城正門である大手門前や大名小路には、老中・若年寄など幕閣を担う譜代大名らの屋敷や幕府諸機関が所在。丸の内・日比谷・霞が関界隈には有力外様大名の上屋敷が分布し、江戸の中枢を担いました。

明治~戦前

明治維新後、大手町・丸の内・霞が関界隈には政府の諸機関が、丸の内・日比谷界隈には軍用地が置かれました。

明治20年頃、官庁集中計画が立案され、司法省・大審院・海軍省の煉瓦庁舎が完成、明治36年には日比谷練兵場跡地が日比谷公園として開園しました。

一方、丸の内の軍用地は民間に払い下げられ、明治27年に三菱一号館が竣工後、「一丁倫敦(いっちょうろんどん)」と呼ばれるビジネス街となりました。大正3年には東京駅が開業し、行幸通り一帯に鉄筋コンクリート造のオフィスビルが竣工し、「一丁紐育(いっちょうにゅーよーく)」と称される米国風の街並みが出現しました。

戦後

第二次世界大戦では、大手町や永田町一帯を中心に被害を受けました。

高度経済成長期以降になると、業務機能の集積が急速に進展するとともに、中央官庁地区の整備が進みました。

現代

大手町・丸の内界隈にはオフィス街、有楽町界隈には繁華街が発展し、永田町・霞が関界隈には国家中枢機能が集中し、歴史と風格ある街並みが形成されています。

都市再生特別措置法を契機として、大手町・丸の内・有楽町地域で共有された「まちづくりガイドライン」が尊重された都市再生のさまざまな活用が進み、大規模なオフィスビルの更新や、より高度で多様な都市機能・空間が充実してきました。

人口の推移等

平成10年からの20年間で人口は約100人増加しました(住民基本台帳平成10年1月1日483人、平成30年1月1日597人)。千代田区全域と比較して、昼夜間人口比率が圧倒的に高くなっていますが、常住人口の人口密度は低くなっています。

年齢人口比率については、千代田区全域と比較して、熟年層・若年層が多い一方、高齢者層が少なくなっています。

画像:大手町・丸の内・有楽町・永田町地域の人口推移

大手町・丸の内・有楽町・永田町地域の人口推移

画像:人口等に関する千代田区全域との比較 国勢調査 平成27年、土地利用現況調査 平成28年、住民基本台帳 平成30年1月1日

人口等に関する千代田区全域との比較(国勢調査(平成27年)、土地利用現況調査(平成28年)、住民基本台帳(平成30年1月1日))

画像:年齢人口比率に関する千代田区全域との比較(住民基本台帳(平成30年1月1日))

年齢人口比率に関する千代田区全域との比較(住民基本台帳(平成30年1月1日))

土地利用・建物利用

土地利用

用途別土地利用面積の割合では、千代田区全域と比較すると、公園等その他の割合が大きくなっています。

土地利用の特徴としては、千代田区全域と比較して、平均敷地面積が圧倒的に高い一方で、大規模高層建築物の数に対し、低層建築物の数が多く、中高層建物率は低くなっています。

画像:用途別土地利用面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)

用途別土地利用面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)

画像:土地利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)

土地利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)

建物利用

建築物の延床面積では、公共施設や商業施設の延床面積が大きく、住宅は圧倒的に少なくなっています。

建物利用の特徴としては、千代田区全域と比較して、公共公益施設や事務所建物が多い一方、住商併用建物や独立住宅・集合住宅は少なくなっています。

画像:建物用途別延床面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)の図

建物用途別延床面積の割合(平成28年)(千代田の土地利用2018)

画像:建物利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)の図

建物利用の特徴(平成28年)(千代田の土地利用2018)

参考資料

  • 住民基本台帳
  • 国勢調査(平成27年)
  • 土地利用現況調査(平成28年)

お問い合わせ

環境まちづくり部景観・都市計画課都市計画係

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

電話番号:03-5211-3610

ファクス:03-3264-4792

メールアドレス:keikan-toshikeikaku@city.chiyoda.lg.jp

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