更新日:2021年7月20日

ここから本文です。

千代田区まちづくりグランドデザイン

1 千代田区まちづくりグランドデザイン

千代田区では、活気と魅力にあふれる住みよいまちづくりの実現のため、平成10年にまちづくりの基本的方向性を示した「都市計画マスタープラン」を策定し、都市基盤の整備や居住機能の確保に向けて積極的な施策を展開しています。
しかし、近年、各種法改正を伴った都市再生の動きが活発化し、区の長期的将来像を静的なものとして表現した「都市計画マスタープラン」のみでは千代田区全体のまちづくりをイメージすることが難しい状況になってきました。
そこで、千代田区における現在のまちづくりの動きを皆さんと共有できるツールとして、平成15年5月に「千代田区まちづくりグランドデザイン」を策定しました。

この「グランドデザイン」は、千代田区内のプロジェクトを具体的に全体像として明示しており、これをたたき台としてさまざまな分野・立場の人々と議論を行なうことで、まちづくりのさらなる展開が誘発されていくことを目的としています。
このようなまちづくりの動きを全体として把握できるよう取りまとめたものを基礎的自治体が単独で策定するのははじめてのことです。
この「グランドデザイン」が、日本の活力の源であり、かつその再生が日本全体の再生に大きく寄与する「都心千代田」のさらなる良好な街づくりにつながるものと期待しています。

2 千代田区まちづくりグランドデザインの特徴

1.まちづくりの方向性を全体的・総合的に表す

千代田区のまちを機能面・環境面の双方から描き、個別のプロジェクトの内容を重ねあわせて表現することで、現在の動きのみならず、今後のまちづくりの方向性が見えるようにしました。さらに、これからのまちづくりの展開にあたって、個別プロジェクトの検討はもちろんのこと、その他の地域も含めて検討できるようにしました。

2.千代田区のまちづくりおよび開発の内容が一目でわかる

区内の各地域における開発の内容(個別建物の使途、建物の機能、建物の規模)およびその周辺のまちづくりを、「まちづくり展開マップ」に落とし込むことで、千代田区のまちづくりの骨格や地域ごとの機能をイメージとして感じ取れるようにしました。
このことによりそれぞれの地域や開発の持つ役割・連携が、総合的に一目でわかるようにしました。

3 期待される具体的なまちづくりへの展開

グランドデザインで取り上げた個別プロジェクトおよび人の流れを誘導するような周辺のまちづくりだけをみても、今後10年間に面積11.64平方キロメートルの千代田区に投入される事業費は約1.8~2.0兆円規模(千代田区試算)にもなります。今後さらに個別建て替えや住宅建設プロジェクトが誘発され、活発なまちづくりの展開や経済活動の活性化が期待されます。

今後推進する主なまちづくり

九段周辺

区役所を含む九段下駅周辺の整備として、歩行者導線のバリアフリー化、賑わいを演出する商業空間の整備や、親水空間や憩いのオープンスペースを確保を目的としたまちづくりを展開していきます。

大手町周辺のまちづくり

日本橋川と都市計画道路との一体的整備により親水性の高い空間形成や、大手町と神田地域との相互利用ゾーンを形成しつつ、合同庁舎跡地を活かした街区単位の連鎖型建て替えによる魅力的な都市空間の形成をめざします。

紀尾井町地区

紀尾井町通りを中心としたホテル・大学等の機能更新による国際的複合市街地の形成および、地区内の国有地の土地利用転換による開発を誘導し、文化・交流拠点の創出・活性化を進めていきます。

神田警察通り・神田金物通り

皇居を訪れる人、パレスサイクリングを楽しむ人など、人の流れを誘導する、緑と賑わいの道路空間を神田警察通り・神田金物通りから大手町周辺まちづくりへと連絡し、今後の神田地域におけるまちづくりの起爆剤とします。

番町中央通り・早稲田通り

都市計画道路等と一体となったうるおいある街並みの整備により、文化発信・交流の機能の導入および緑と賑わいの軸の形成をめざします。

東京駅ゲートエリア

東京駅舎の保存復元と、風格のある都市空間としての駅前広場を整備するとともに、地下歩行者ネットワーク・交流拠点の整備を図ります。

有楽町駅周辺地区

駅前広場(地上・地下)を整備し、風格ある街並みと活気・賑わいを生み出す商業施設と、情報化・国際化に対応した業務機能の導入を図ります。

秋葉原地区

秋葉原駅舎の駅舎の改良と歩行者ネットワークの整備と、居住、IT関連、商業・業務、文化・交流等の諸機能のバランスの取れた整備を図ります。

飯田橋駅周辺地区

飯田橋から富士見地区一体にかけて、飯田橋駅周辺地区として、居住・商業・業務・宿泊機能が融合した活力ある市街地の形成を目指す。緑化・バリアフリー化雨水浸透性の高い舗装等による緑豊かで、人と環境にやさしい道・空間の整備を図るとともに、オープンスペースの確保や日本橋川を活かした開放的でうるおいのある空間の創出を図ります。

4 まちづくりグランドデザインの内容

注意

  • なお、このグランドデザインを、今後、皆様方との意見交換等によって更新することがあります。
  • 上記PDFファイルをご覧になるには、Acrobat Readerが必要です。
  • 都市計画マスタープランの内容については、千代田区都市計画マスタープラン(平成10年3月策定版)のページをご覧ください。

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

環境まちづくり部景観・都市計画課調整担当

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

電話番号:03-5211-3610

ファクス:03-3264-4792

メールアドレス:keikan-toshikeikaku@city.chiyoda.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?