更新日：2020年4月15日

神保町地域

地域の将来像

「文化を創造・発信し、多くの人々を引きつける、にぎわいとふれあいにあふれたまち」

神保町地域では、書店・古書店街や学生街など独特のまちの個性を活かしつつ、武道館やスポーツ用品店街などとの回遊性を高め、にぎわいにあふれたまちを目指します。
また、出版業・書店の集積を活かし最新の情報を発信するとともに、歴史・文化的たたずまいや下町的コミュニティの感じられるまちを目指します。

都市計画マスタープラン 神保町地域のまちづくり（PDF：2,895KB）

1. 神田駿河台一（一部）・二丁目

全体的には中層の複合市街地として、駿河台の緑が多く文化的なたたたずまいを活かしながら、住宅と教育・医療施設が調和した、落ちつきのあるまちをつくります。

• 斜面に残る緑地や身近な緑、オープンスペースを保全・創出し、坂の多い地形を活かした緑豊かで良好な環境づくりを進めます。
• 教育施設は、地域のたたずまいに調和し開放性を高めるよう機能更新を図ります。

2. 猿楽町一・二丁目

中高層の複合市街地として、錦華・猿楽通りの生活感の感じられる落ち着いた街並みを活かしながら、住宅と商業・業務・教育施設等が調和したまちをつくります。

3. 三崎町一・二・三丁目

中高層の複合市街地として、隣接する飯田橋の再開発や後楽園との連携を進め、水道橋駅周辺の商業施設、出版等の業務施設と住宅が調和した、活気とにぎわいのあるまちをつくります。

• 水道橋駅周辺の商業振興や回遊性のある快適な歩行空間の整備を進めます。
• また、駅については、地域の顔にふさわしいシンボル性のある駅舎への改良や、より安全に利用できる駅として整備・改善を要請していきます。
• 日本橋川に新たな橋を整備するなど、飯田橋再開発地区との連携を図ります。

4. 西神田一・二・三丁目、神田神保町一（一部）・二（一部）・三丁目（一部）

中高層の複合市街地として、高齢者センター・複合施設など、コミュニティ関連施設の集積を活かし、住宅と出版等の業務・商業施設、大学等の教育施設が調和した、災害に強いまちをつくります。

• 学生街のにぎわいと地域の活力を活かした、文化性豊かなまちづくりを進めます。
• 防災性の向上のため、災害時の安全性に配慮した建て替えや豊かな道路空間の創出を進めます。

5. 神田神保町三丁目（一部）、一ツ橋二丁目

中高層の複合市街地として、印刷・製本・出版業から新たな情報・文化産業への転換を図り、これらの商業・業務施設とさくら通り沿道に集積した個性ある飲食店、教育施設と住宅が調和した、若者も引きつける活気あるまちをつくります。

さくら通り沿道の個性的な飲食店などの集積をさらに進め、九段下へと連続させるとともに、快適な歩行空間整備により、周辺を含めたネットワークづくりを進めます。

6. 神田神保町一丁目（一部）・二丁目

中高層の複合市街地として、印刷・製本・出版業や書店街を活かした再開発を進め、個性的なまちの顔をつくるとともに、すずらん通りの飲食店や商業・業務施設と住宅の調和を図ります。

すずらん通り沿道では、散策や買い物の楽しめる、連続する魅力ある商業施設の整備を進めます。

7. 水と緑のうるおいゾーン

日本橋川の親水性の向上や川と一体となった街並み、快適な歩行空間づくりを進めます。

再開発などの際に護岸の親水化、川沿いの緑化等を進めます。
川沿いの建物や構造物の形態を規制・誘導していきます。
川沿いに歩行空間やポケットパークなどの憩いの場の整備を進めます。
水質の向上を図るとともに護岸形態の工夫により、魚や昆虫が生息し、自然浄化できるよう努めます。
改修に伴う高速道路の地下化を要請していきます。

8.水と緑のうるおいゾーン

神田川沿いの自然を活かし、魚や昆虫が生息し、自然浄化できるよう努め、美しい街並み、快適な歩行空間をつくります。

水質の向上を図るとともに護岸形態の工夫により、魚や昆虫が生息し、自然浄化できるよう努めます。
川沿いの建物や構造物の形態を規制・誘導していきます。
川沿いに歩行空間やポケットパークなどの憩いの場の整備を進めます。

9. 表通りゾーン

表通りにふさわしい整えられた街並みの形成を進め、総合的な自動車交通の抑制や街路樹等により騒音・大気汚染等の沿道環境を改善するとともに、快適な歩行空間をつくります。

• 白山通りは、沿道の良好な市街地形成を進めながら、再開発等に併せ、都市計画道路の整備を進めます。また、既存の商店街を活かせるよう、回遊性と滞留性をもたせた快適な歩行空間をつくります。さらに、緑の骨格として、沿道も含め重点的な緑化を進めます。
• 靖国通り沿道は、神保町の顔としての書店街にふさわしい景観づくりを進め、一層の活気とにぎわいを創出するよう、回遊性と滞留性をもたせた快適な歩行空間をつくります。また、緑の骨格として、沿道も含め重点的な緑化を進めます。