更新日：2020年4月15日

万世橋地域

地域の将来像

「下町風情と先端性が調和する活気に満ちたまち」

万世橋地域は、神田明神、老舗の商店等の下町的・伝統的な雰囲気や駿河台の落ち着きある雰囲気を大切にしながら、電気街の先端的な産業集積によるヒト・モノ・情報の拠点を育むまちを目指します。
また、人々が憩える回遊空間の形成を進め、多くの人でにぎわうまちを目指します。

都市計画マスタープラン 万世橋地域のまちづくり（PDF：2,930KB）

1. 外神田五・六丁目

中高層の複合市街地として、練成公園を活かし、住宅と業務施設が調和した、落ちつきのあるまちをつくります。

近隣エリアの電気街のにぎやかさのにじみ出しは極力抑え、生活に関連する商業施設の誘導を図り、落ちつきのあるまちをつくります。

2. 外神田二丁目

全体的には中層の複合市街地として、神田明神を地域の核として活かし、商業併用の住宅と業務施設が調和した、活気のあるまちをつくります。

• 近隣エリアの電気街や湯島聖堂といった魅力資源とも連携し、にぎわいのあるまちを形成します。
• 神田明神は地域の貴重な魅力資源として保全・活用していきます。
• 生活のための店舗や飲食店が並び、憩いや集いの広場も備えた活気あるまちをつくります。

3. 外神田一・三・四丁目

中高層の複合市街地として、秋葉原駅周辺（旧神田青果市場等）の拠点再開発等を進め、電気・情報等の商業・業務施設、文化施設と住宅が調和した、魅力と活気あるまちをつくります。

• 再開発や常磐新線の整備を進め、住機能と業務・商業機能及び秋葉原駅の利便性が融合した、ヒューマンスケールの感じられる先進的な都市空間の形成を図ります。
  周辺地域と調和・連携し、一体的な空間やコミュニティの形成を図ります。
• 秋葉原の電気街を家電からマルチメディアまでの総合的な電気と情報のまちとして育成し、世界の秋葉原としての発展に資するまちづくりを進めます。
• 常磐新線の整備に併せ、秋葉原駅の利用者の安全性や快適性を高めるよう整備を進めます。
  秋葉原駅東西市街地の一体化を図り、東西を結ぶ歩行者動線を確保していきます。
• 中高層の建築物が連続するなかに、活気と安らぎを感じさせる空間を創出していきます。

4. 神田淡路町一・二丁目、神田須田町一丁目

中高層の複合市街地として、明治期の面影を残す交通博物館や赤レンガ、老舗などの雰囲気を大切にしながら、住宅と商業・業務施設とが調和した、活気あるまちをつくります。

淡路小学校跡地は、地域のコミュニティの核となるよう、周辺も含めた住機能の確保、良好な市街地形成を進めます。

5. 神田駿河台一（一部）・三・四丁目

中高層の複合市街地として、御茶ノ水駅周辺のにぎわい、ニコライ堂などの歴史的建築物を活かし、緑やオープンスペースを維持・保全し、文化的なたたずまいを大切にしながら、教育・医療・商業・業務施設と住宅が調和したまちをつくります。

• 御茶ノ水駅については、茗渓通りや神田川の緑、水辺と調和させるとともに、安全で使いやすい駅舎として整備を促進していきます。
• 隣接する小川町のスポーツ用品店街や、神保町の書店街とをつなぐ歩行者の回遊ルートの整備、憩いや集いの場の充実などにより、楽しく歩けるまちをつくります。
• 教育施設は地域のたたずまいに調和し、開放性を高めるよう、機能更新を図ります。

6. 水と緑のうるおいゾーン

神田川の親水性の向上や川と一体となった街並み、快適な歩行空間づくりを進めます。

親水性と水質の向上を図り、魚や昆虫が生息し、自然浄化できるように努めます。
川沿いの建物などの形態を規制・誘導していきます。
川沿いに歩行空間やポケットパークなどの憩いの場の整備を進めます。

7.表通りゾーン

表通りにふさわしい整えられた街並みの形成を進め、総合的な自動車交通の抑制や街路樹等により騒音・大気汚染等の沿道環境を改善するとともに、快適な歩行空間をつくります。

• 中央通り沿道では、世界の秋葉原にふさわしい街並みをつくるとともに、電気街を訪れる歩行者のために、回遊性と滞留性をもたせた快適な歩行空間をつくります。
• 靖国通り・外堀通りは、緑の骨格として、沿道も含め重点的な緑化を進めます。