更新日：2020年4月15日

富士見地域

地域の将来像

「学園や緑の広がり、水辺のやすらぎと商店の活気による、魅力ある生活空間が育まれたまち」

富士見地域は、学園や病院などが多く閑静で落ち着きのある住宅と、活力ある商店街による、魅力あるまちを目指します。また、外濠、内濠、日本橋川といった水辺空間や、靖国神社、北の丸公園等の緑の広がりを活用して、やすらぎのあるまちを目指します。

都市計画マスタープラン 富士見地域のまちづくり（PDF：2,761KB）

1. 富士見二丁目（一部）、飯田橋一・二・三・四丁目

中高層の住居系の複合市街地として富士見二丁目、飯田橋駅周辺（JR関連用地等）の拠点再開発等により、不整形な街区の再編や、木造住宅密集地、低未利用地の活用を図り、安全で快適な住環境を創出し、住宅と商業・業務施設が調和したまちをつくります。

• 各再開発と周辺とのネットワーク化を進めるなど連携を進めていきます。
• 飯田橋駅に鉄道各線が集まる利点を活かし、再開発予定地区を中心に、地域全体の個性と魅力を高めるまちづくりを進めます。
• 飯田橋駅は、地域の顔にふさわしいシンボル性のある駅舎への改良や、より安全に利用できる駅として整備・改善を要請していきます。

2. 富士見一・二丁目（一部）、九段北二・三丁目（一部）、九段南二丁目（一部）

全体的には中層の住居系の複合市街地として、内濠・外濠に囲まれた落ち着いたたたずまいを守りながら、住宅と教育施設、商業・業務施設が調和・共存した、空間的なゆとりと緑に包まれた豊かな住環境を維持・創出します。

• 防災性の向上のため、災害時の安全性に配慮した建て替えや豊かな道路空間の創出を進めます。
• 第一種住居地域に指定されている地域や住宅の多い地域は、中層の市街地を保持し、積極的に良好な住環境を形成していきます。
• 早稲田通りや大神宮通りでは、暮らしに密着した商店の集積を進め、生活者に便利なまちとするとともに、楽しく歩ける快適な歩行空間を創出します。
• 教育施設は、地域のたたずまいに調和し開放性を高めるよう、機能更新を図ります。

3. 九段北三丁目（一部）、九段北四丁目

市ヶ谷駅が近く、外濠の自然に恵まれた中高層の住居系の複合市街地として、住宅と商業・業務施設が調和した、ゆとりとうるおいのある、落ち着いたまちをつくります。

4. 九段南二丁目（一部）、九段南三丁目、九段南四丁目

二七通りを中心に生活関連の商店の集積を進めるとともに、中高層の住居系の複合市街地として住宅・商業・業務施設が調和した、落ち着きあるまちをつくります。

• 二七通り沿道については、生活に密着した商店の集積により商店街の活性化を進めます。
• 大妻通り沿道は、街並みを整えながら、既存の商店街を活かせるよう、回遊性と滞留性をもたせた快適な歩行空間をつくります。

5. 九段北一丁目、一ツ橋一丁目

武道館・北の丸公園など多くの来街者のにぎやかさと内濠の水辺と緑を活かし、中層・中高層の住居系の複合市街地として、住宅と商業・業務施設が調和した、美しい景観と緑豊かな住環境の維持・創出を図ります。

• 内濠に面した所では、景観に配慮した街並みを形成するとともに、道路の整備と併せて低層部に開放性のある空間を整備します。
• お濠を望む地域は、官公庁用地を含め、良好な環境を活かし、都心居住の実現等を図るとともに、地域の魅力と活力を創出します。

6. 水と緑のうるおいゾーン

人々に親しまれている外濠や内濠・皇居の自然を守り、大切な自然をこわすことなく次世代へ継承できるよう緑と水辺を整備し、美しい街並み、快適な歩行空間をつくります。

美観地区においては皇居周辺にふさわしい、緑豊かで落ち着きのある街並みの形成を進めます。

7. 水と緑のうるおいゾーン

日本橋川や神田川の親水性の向上や川と一体となった街並み、快適な歩行空間づくりを進めます。

• 水質の向上を図るとともに護岸の形態を工夫し、魚や昆虫が生息し、自然浄化できるよう努めます。
  川沿いの建物などの形態を規制・誘導していきます。
  川沿いに、歩行空間やポケットパークなどの憩いの場の整備を進めます。
  再開発などの際に、護岸の親水化・川沿いの緑化等を進めます。
• 日本橋川については、改修に伴う高速道路の地下化を要請していきます。