DX戦略:職員の生産性を向上する
- 職員は、自分の働き方をデザインすることができ、いつでも、どこでも、ムダなく、コラボして仕事ができるようにします。
- 職員が担うべき業務への注力や、今後想定される業務量増・労働力減のギャップへの対応の一つの手段として、デジタル技術の活用による生産性向上に取り組みます。
- これまでの仕事の進め方にとらわれず、職場環境や業務を見直し、デジタルで業務を完結する「デジタルワークフロー」を実現し、業務内容に応じて働き方を自らデザインする「ABW」を推進します。

千代田区観光協会 東京大回廊写真コンテスト入選作品「ビル高く、ソラ高く」塚本 泰弘さん
主な取組
生成AI活用
生成AIは人間の業務を高度にサポートするものとして期待されている革新的な技術です。生成AIの性質を向上する技術の活用を含め、より一層効果的に活用していきます。

業務効率化による区民サービスの品質向上を目指し、利用ルールや効果的な活用方法等をまとめた活用ガイドラインをもとに、さまざまな場面で活用を積極的に推進しています。
こんな効果が期待されます
- 事務効率化や高度化(大量のデータや資料等を迅速に事業検討など)により、生産性が高まります。
- 区民サービスに費やす時間が増加するとともに、質が向上します。
ワークプレイス変革
業務内容にあわせて、自由に働く場所を選択できるなど、効果的に働きやすい職場づくりを進めます。

(注意)モデル実施場所の一部
こんな効果が期待されます
- 職員自らが業務内容などに合わせて、働く場所を選択し、働き方をデザインできるようになります。
- 職員間のコミュニケーションの活性化につながります。
- 人材確保につながります。
- 職員が効率的に効果的に働くことができるようになることで、より区民サービス向上につながります。
リモートワーク
業務や働き方の見直し等を検討するとともに、セキュリティ対策等適切な環境を整備し、新たな働き方としてリモートワークを推進していきます。

こんな効果が期待されます
- 業務継続の確保(BCP)を実現します。
- 公務の持続可能性が向上します。
- 人材確保につながります。
ペーパーレスの推進
生産性向上や環境保全に向けて、文書事務の見直しと並行しながら、会議用モニター等のデジタルツールの導入を進めます。

こんな効果が期待されます
- 紙を使用する業務を減らすことで、業務の効率化につながります
- 紙の消費を減らすことで、環境保全に貢献します
- 職員の業務効率化により、区民の皆様の待ち時間減少などのサービス向上につながります
AI・RPAの活用
将来的なマンパワー不足を見据えた生産性向上を図るとともに、限られた体制の中で職員が注力すべき業務の時間を増やすため、AIやRPAを積極的に活用します。

AI-OCR
- 画像データから文字情報を自動抽出
- 申請書をスキャンし申請情報をデータ化→RPAで台帳入力等を自動化
AI議事録
- 音声を自動でテキスト化
- 会議の議事録や議事概要のたたき台を自動で作成
AIによる検索性向上
- 膨大な資料等(法令や判例、書籍、ガイドラインなど)から関連する情報を自動で検索可能
AIチャットボット
- 問い合わせ対応を自動化
- システムの使い方など、職員間の問い合わせに自動で対応
RPA
- 人がパソコン上で行っていた作業を、手順を定めてロボットが実施
こんな効果が期待されます
- 単純作業の自動化により、作業効率化・精度向上を実現します。
- 職員の業務時間の短縮により、職員が注力すべき作業に時間を充てることができます。
- 職員の業務効率化・高度化により、待ち時間短縮等の区民サービスの向上を実現します。