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更新日:2024年12月17日

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「秋葉原の安全・安心を考える」Xユーザーオンラインミーティングを開催(令和6年12月17日配信)

このページは、上記日付によるプレスリリース(報道機関への情報提供)を掲載したものです。現在の事業等をお知らせする内容とは限りませんので、ご注意ください。

写真:オンラインミーティング中の区長の様子
オンラインミーティングの様子(12月12日)

千代田区は、12月12日(木曜日)に日頃から秋葉原の安全・安心などについて継続的に発信しているXユーザーと初の試みとなるオンラインミーティングを開催しました。

外神田・秋葉原地域ではインバウンドや観光客の増加に伴い、ごみの散乱や落書き、夜間の騒音など、安全・安心に対しての不安が顕在化しています。これに対し、区では、「AKIBA安全・安心プロジェクト」を発足し、区民、地域、事業者、警察など関係機関と連携し、課題の解決に取り組んできました。しかし、昨今、XなどのSNSでこうした秋葉原の状況発信により、秋葉原の安全・安心やまちの賑わいなどに対する懸念が広がっています。

一方で、小規模店舗が軒を連ねる昔ながらの路地が醸し出す雰囲気にこそ、秋葉原の魅力があるという見方もあります。こうした雰囲気を活かしつつ、「趣味の街」としての魅力も継承しながら、家族連れも楽しめ、かつ内外の観光客にも愛されるまちが求められています。

そこで、区では、東京文化資源会議広域秋葉原作戦会議(座長:庄司 昌彦武蔵大学教授)と共催で、日々、秋葉原に魅力を感じつつも憂いも感じているXユーザーと現状についての課題認識を共有し、これからの地域、区民、事業者、そして区やその他の行政機関がどのように連携・連帯して課題解決をしていくかについて下記のとおり意見交換をしました。

日時

令和6年12月12日(木曜日)午後7時~8時30分

参加者およびファシリテイター

千代田区長 樋口 高顕、秋葉原の安全・安心などについて継続的に発信しているXユーザー5名
ファシリテイター:武蔵大学 庄司 昌彦教授

意見交換の概要

【参加アカウントからの主な意見】

  1. ごみ問題等について
    • ごみのポイ捨て放置が課題。花壇や植え込みなどに放置されている。
    • 路上飲みをしてごみを放置している。
    • ごみ箱を設置できないか。秋葉原らしいスマートごみ箱の設置を。
    • ステッカーはがしやごみ拾いなど取り組みの成果が見られつつある。
  2. 客引き対策について
    • 渋谷区のように過料処分ができないか。行商等への対策はとれないか。
    • 路上喫煙以外の行為にも過料などの措置をとれないか。
  3. 秋葉原の魅力の低下とその対応
    • 他の地域と比べ、行政や地域が一体となって盛り上げていくという機運が低いのではないか。
    • 一方で、国際的にはブランド力はあり、そこで悪いことをして目立つとか、過剰に悪く評価して目立つという傾向もあるのではないか。
    • 秋葉原のブランドイメージにあった事業者の誘致、支援を。
    • 秋葉原のサブカルチャーや先端技術などを体験する機会の創出を。
  4. 案内所等情報発信機能の強化
    • 路上喫煙やごみの放置など、外国人観光客に伝わっていない、ルールやマナーを知らせる必要がある。
    • ルール等の周知に合わせ、駅前等、現地で観光案内所等インフォメーション機能強化を。
  5. 居心地の良い空間の創出
    • 居心地よく滞在できる空間が少ない。そうした場所には常に人の目が合って悪いことがしにくい。人の流れがあっても滞留していない場所のほうが荒れやすいのではないか。
  6. まちへの関わり
    • 秋葉原に想う人々に、居心地よいまちにしていこうという「関わりしろ」を用意できないか。

【主な意見に対する区長からのコメント】

これまでAKIBA安全安心プロジェクトを中心に、地域住民や事業者と連携して対策を進めてきたが、秋葉原の現状に不安を抱いているSNS上の情報にも注視していくべく、このミーティングは秋葉原について情報発信している方の意見を直接聞くために開催した。

  1. ごみ問題については、清掃事務所や安全生活課、地域と連携して対応している。ごみ箱についても、公開空地にごみ箱を設置し、分別指導などをすることによって、インバウンドや観光客も協力する姿が見られた。今後は、ごみ箱の設置については、テロ対策との兼ね合いも含めて検討していく。
    ステッカー剥がし活動を継続し、まちの美観を保つための取り組みも強化する。
  2. 違法な客引きは減少傾向にある。現行条例にも限界がある。客引き条例における過料についてはかつて検討したが、他の繁華街と比べ、秋葉原で実効性を発揮するのが難しいとの判断があった。状況の変化と渋谷区の運用状況などを踏まえて研究していく。
  3. 秋葉原でも地域住民や事業者と連携したイベントなど魅力の向上に向けた取り組みを考えたい。コンセプトカフェなどのうち秋葉原の安全・安心に協力的な事業者とは連携していくとともに、違法な事業者等に対しては、警察とも連携して摘発につなげるなどの対応をしていく。
  4. 観光案内所の設置については、道路上など設置場所の課題がある。多言語対応の強化なども含めて検討していきたい。
  5. 居心地よい空間の創出に向けて、先日、ジャンク通りでウォーカブル実証実験を行った。今後はベンチの設置等だけでなく、子どもが体験できるワークショップの展開なども検討していきたい。
  6. 外神田に住んでいる方、学ぶ子どもたち、秋葉原を好きな方、SNSで発信する方も含めて、良い秋葉原をつくる輪を作れる「関わりしろ」ということも意識していきたい。

お問い合わせ先

地域振興部
電話番号:03-5211-4177

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政策経営部広報広聴課報道担当

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

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ファクス:03-3239-8604

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