更新日：2017年9月27日

和泉公園の放射線対策

区民の方からの情報に基づき、平成23年12月19日、和泉公園の芝生と歩道縁石の境界部を測定したところ、地上高5cmで周囲より高い線量でした。
区では、子どもが集まり一定時間とどまる公的スペースにおいて、地上高1mで毎時0.23マイクロシーベルト以上の数値が測定された場合は、当該箇所の状況や線量率に応じて、対策を実施することとしています。
今回、地上高1mの計測数値は上記の対応方針を超える数値ではありませんが、地上高5cmでこの数値を超え、当該箇所は公園内であり、和泉小学校およびいずみこども園が校外活動として使用する場所のため、対策を講じることとしました。
周辺の芝生を除去し、新たな土を入れた後、再測定を行い、周囲より線量が高い箇所の測定値が低下したことを確認しました。今後も和泉公園内で、引き続き測定と対策を実施していきます。
高い線量を計測した箇所は、歩道路面より低い場所です。路面から流れ込んだ放射性物質を含む雨水が土壌に浸透する際に、地表面で放射性物質が堆積し、放射線量が高くなったものと思われます。

測定場所

和泉公園（神田和泉町1-300）　歩道縁石から10センチメートルの芝生上

和泉公園内 西側歩道際 芝生上（単位はマイクロシーベルト/時間〔μSv/h〕）

測定位置	対策実施前（12月19日）	対策実施後（1月6日）
地上1m	0.14	0.12
地上50cm	0.18	0.12
地上5cm	0.44	0.09

和泉公園内 北側歩道際 芝生上（単位はマイクロシーベルト/時間〔μSv/h〕）

測定位置	対策実施前（12月19日）	対策実施後（1月6日）
地上1m	0.16	0.14
地上50cm	0.22	0.15
地上5cm	0.61	0.12

和泉公園内 公園入口 芝生上（単位はマイクロシーベルト/時間〔μSv/h〕）

測定位置	対策実施前（12月19日）	対策実施後（1月6日）
地上1m	0.14	0.12
地上50cm	0.15	0.13
地上5cm	0.29	0.11

• 測定機器：エネルギー補償形γ線用NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ（日立アロカメディカル製TCS-172B）
• 測定条件：地上高5cm、50cm、1mで測定。30秒ごとに5回測定し、測定値の平均値を算出。