更新日：2017年9月27日

麹町中学校の放射線対策（平成23年11月4日）

千代田区では、学校や幼稚園等の通学路（通園路）の放射線量測定を順次進めています。
平成23年11月2日、麹町中学校永田町校舎（旧永田町小学校）の通学路の測定時、玄関横の花壇内雨どい脇の地上高5cmで毎時0.55マイクロシーベルトを計測しました。
区では、子どもが集まり一定時間とどまる公的スペースにおいて、地上高1mで毎時0.23マイクロシーベルト以上の数値が測定された場合は、当該箇所の状況や線量率に応じて、対策を実施することとしています。
今回、地上1mの計測数値は上記の対応方針を超える数値ではありませんが、地上5cmでこの数値を超え、当該箇所が学校敷地内であり通学路にも隣接し、容易に生徒が立ち入れる場所のため、対策を講じることとしました。
11月4日に周辺の表土を除去し、新たな土を入れた後、再測定を行って、線量が低下したことを確認しました。

雨水を排水する雨どいのうち、当該の雨どいについては排水管が詰まっていました。周辺の花壇に雨水があふれて浸透し、地表面の放射線量が高くなったものと考えられます。
なお、他の雨どいについても点検しましたが、放射線量の高い箇所はありませんでした。

測定場所

麹町中学校 永田町校舎（永田町2-19-1）

玄関横花壇内雨どい脇（単位はマイクロシーベルト/時間〔μSv/h〕）

測定位置	対策実施前（11月2日）	対策実施後（11月7日）
地上1m	0.13	0.09
地上50cm	0.2	0.1
地上5cm	0.55	0.19

雨どい直近歩道上（単位はマイクロシーベルト/時間〔μSv/h〕）

測定位置	対策実施前（11月2日）	対策実施後（11月7日）
地上1m	0.13	0.09
地上50cm	0.16	0.1
地上5cm	0,23	0.11

• 測定機器：エネルギー補償形γ線用NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ（日立アロカメディカル製TCS-172B）
• 測定条件：地上高5cm、50cm、1mで測定。30秒ごとに5回測定し、測定値の平均値を算出。

他の通学路（通園路）の測定結果については、あらためてお知らせします。