更新日：2023年2月16日

千代田区脱炭素化など温暖化配慮行動を実施する区内優良事業所5社を表彰～令和4年度最優秀賞は前田建設工業株式会社～（令和5年2月16日配信）

このページは、上記日付によるプレスリリース（報道機関への情報提供）を掲載したものです。現在の事業等をお知らせする内容とは限りませんので、ご注意ください。

千代田区はこの度、区内で脱炭素化などの温暖化配慮行動を実施している区内事業所5社を表彰しました。令和4年度は321事業者からの報告があり、最優秀賞には社内エコポイント制度（Me-pon）の運用や、再エネ電力使用率向上の取り組みを実施した前田建設工業株式会社が選ばれました。

千代田区は、皇居を中心として半径2キロメートル余り、面積11.66平方メートルの小さな自治体でありながら、CO₂排出量は日本全体の約0.2％、1/500にも及んでいます。そのうち約8割が区内での事業活動から排出されており、千代田区のゼロカーボン実現に向けては、区内事業者の協力が不可欠です。また、温暖化対策としては、建物の省エネ化や再生可能エネルギーの創出などと合わせて、省エネ行動など、事業所内で働く人たちの温暖化対策に配慮した行動を促進する必要があります。

この表彰は「温暖化配慮行動計画書制度」として、温暖化配慮行動の「普及」と日頃から環境配慮行動を実践する「人づくり」を目指し、区内の事業所を対象に実施しているものです。事業所には毎年、温暖化対策に向けた環境活動、環境教育、地域貢献活動等の取り組みを区に報告していただきます。それを受けて、区が優良な取り組みを実施した事業所を選定して表彰し、その内容を広く公表することによって他事業者への普及を図り、区全体のゼロカーボン実現に向けて取り組みを推進しています。

前田建設工業株式会社の取り組み

再エネ電力使用率向上の取り組み

事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目指す国際的なイニシアチブ“RE100”に加盟し、再エネ利用率を2030年までに60%、2050年までに100％とする目

標を掲げている。建設現場の施工活動では工事で使用する仮設照明にLEDを採用するなど省電力活動も推進し、CO₂削減に取り組んでいる。

マンションのZEH化の取り組み推進

これまでのオフィスの新築および改修時のZEB化に加え、2022年3月には、都内にZEH-M仕様の大型タワーマンションが竣工するなど、取り組みを推進している。

前田建設工業株式会社の堂森 宏三 CSR・環境部長コメント

「Me-ponをはじめ、再エネ利用やCO2削減、ZEH化、環境教育の取り組みでご評価をいただきましたが、これらの活動をこれからも精度をあげて進めていきたい」

樋口 高顕 千代田区長コメント

「区内ではさまざまな事業者がゼロカーボンに向けた環境配慮行動に取り組んでいる。そのうちの優良な取り組みをたたえ、広報することで他への普及を図りたい」

表彰の概要

1. 報告書の提出 321件（昨年327件）
2. 受賞者の選定
   区民、事業所、学識経験者等で構成する「千代田区地球温暖化対策推進懇談会 表彰選定部会」が審査・決定する。
3. 受賞事業所 5社
   • 最優秀賞（1社）
     • 前田建設工業株式会社
   • 環境配慮賞（1社）
     • 久光製薬株式会社
   • 特別賞（3社）
     • 株式会社セブン＆アイ・ホールディングス
     • 東京センチュリー株式会社
     • 三井住友海上火災保険株式会社

（注意） 受賞内容等は区ホームぺージをご覧ください。

令和4年度温暖化配慮行動計画書制度の取り組み公表

お問い合わせ

環境政策課

電話番号：03-5211-4257