更新日:2014年7月28日
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土壌汚染とは廃棄物の不法投棄、工場事業場の排水漏れなどにより有害な物質が土壌に蓄積されている状態をいい、水の中や大気中と比べて有害物質が移動しにくく汚染が長期化する特徴があります。
土壌汚染の主な原因物質はトリクロロエチレン・テトラクロロエチレン・ベンゼンなどの揮発性有機化合物と鉛・砒素・六価クロム・水銀・カドミウムなどの重金属です。重金属は土の中であまり拡散せず留まりますが、揮発性有機化合物は土壌中に溶け出して地下水や河川、大気を汚し、汚染を広げるおそれがあります。
土は、水や空気と同様に生物の生育、水循環など重要な役割をなす環境の構成要素です。
土壌の汚染は、様々な経路で人の健康や生活環境・生態系へ影響を与えます。汚染された土壌で育てられた農産物、有害物質が溶け出した地下水、雨などにより汚染された土が流入した川や海でとれた魚などを口にすることにより、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。また、農作物や飼料用植物の生育も阻害します。
国では、平成15年2月から土壌汚染対策法を施行し、土地の所有者に土壌汚染の調査の実施と、汚染が確認された場合の土壌処理を義務づけています。
都では、平成13年10月から環境確保条例により、有害物質取扱事業者や大規模開発を行う事業者に対して、それぞれ、土壌汚染調査の実施と、汚染が確認された場合の土壌処理を義務づけています。
千代田区においては、環境確保条例に基づき、有害物質を取り扱っている工場等を廃止する事業者に対し、土壌調査の実施および汚染土壌の処理を指導しています。
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環境まちづくり部環境政策課公害指導係
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