更新日:2025年8月1日
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千代田区の河川は、江戸時代から物資の輸送や川沿いの荷揚げ場に近接して問屋が建ち並び、その界隈は多くの人々で賑わい、盛んに文化交流が行われていました。このような歴史的な背景を踏まえ、千代田区では日本橋川とその水辺を観光、産業、文化・芸術、環境、防災等多様な視点から見つめなおし、人々が身近に感じられる空間として再生を目指しています。
また、東京都も「日本橋川周辺のにぎわい創出に向けた基本方針(取組方針Ver.1)」を今年7月に策定し、水質改善により水に親しむことができる環境の創出を目指すこととしています。
日本橋川では悪臭や汚泥が水面に浮上するスカムの発生など水環境の悪化が課題となっています。
このため、千代田区は昨年度からUR都市機構の協力のもと、水質改善の効果を検証する実証事業を行っています。今年度も以下の期間実施します。
この実証事業は、皇居日比谷濠での実証実験で改善効果が確認された水質改善手法を応用したものです。
本来の生態系に備わっている、浄化バクテリアによる自然浄化機能を発揮できる環境をつくり、水質悪化の原因となる有機汚泥の分解促進を図るものです。
実証事業では、大手町川端緑道の一部に浄化バクテリアの培養タンクを設置するとともに、日本橋川の川底に浄化ユニットを配置して水質改善の効果測定を行います。昨年の実証事業により、浄化ユニットによる底質の改善が示唆されました。今年度は、昨年度の冬季調査で得られた傾向を夏季でも確認し、本実証事業の有効性を検証します。
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