更新日:2024年4月1日
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2018~2019年に風しんが流行した際には、30代から50代の男性が多くを占めていました。
予防接種未接種者を中心に感染が再び拡大する可能性がありますので、予防接種を受けましょう。
風しんは、風しんウイルスによって起こる感染症です。患者さんの飛沫(唾液のしぶき)によって周りの方に感染します。免疫を持たない人はウイルス感染後2~3週間(平均16日~18日)たってから、発熱、発疹、リンパ節の腫れがみられます。感染しても症状が出ない場合があります。
また、妊娠初期に感染すると胎児感染をおこし、赤ちゃんが白内障や難聴、先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群を発症する可能性が高くなります。
特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が中心になります。
一度感染して治癒すると、大部分の人は終生免疫を獲得します。
定期予防接種の対象者は、期間内の接種をお願いします。
風しんり患歴がない、またはワクチン接種歴が1回もない人はワクチンの接種をご検討ください。
特に、妊娠している方への感染防止のため、妊娠している方の夫、子どもおよびその他の同居家族、10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者または妊娠する可能性の高い方)は任意で風しんの予防接種を受けることもご検討ください。
定期予防接種では、原則的に「麻しん・風しん混合ワクチン」(MRワクチン)を2回接種します。
定期予防接種の時期に当てはまらない人で、風しんのり患歴がなく、ワクチン接種歴がない、または抗体検査で免疫があることを確認できない場合は、MRワクチン等のワクチンの接種を検討してください。
任意に予防接種を受ける場合は、風しんの予防接種(MRワクチン等)を実施している医療機関で接種してください。(かかりつけ医への相談をお勧めしています。)
「東京都医療機関案内サービス(ひまわり)」を利用してお近くの医療機関を検索できます。
(注意) 妊娠中または妊娠の可能性がある場合、風しんの予防接種を受けることはできません。また、接種後2か月程度は妊娠を避けるなど注意が必要です。
区では、麻しん風しんワクチン第1期・第2期の対象年齢を過ぎてしまったお子さんに、接種費用の助成を行っています(詳しくは、MR(麻しん風しん混合)ワクチン任意予防接種費用助成をご参照ください)。
区が発行した「予診票」が必要で、区内の指定医療機関のみで接種できます。
必ず受診前に、千代田保健所健康推進課感染症対策係予診票専用ダイヤル(03-6256-9005)にお問い合わせください。
風しん抗体の有無については検査で調べることができます。検査を希望する方は、抗体検査を実施している医療機関で検査を受けてください。
区に住民登録のある19歳以上の妊娠を予定または希望している女性とそのパートナーや同居家族、30歳代~50歳代の男性を対象に、無料の風しん抗体検査を実施しています。検査の結果、抗体価が基準値に達していない方のみ予防接種費用の助成を行っています(詳しくは、大人の風しん抗体検査費用および予防接種費用助成をご参照ください)。
区が発行した「風しん抗体検査および予防接種予診票」が必要で、区内の指定医療機関のみで接種できます。
必ず受診前に、千代田保健所健康推進課感染症対策係予診票専用ダイヤル(03-6256-9005)にお問い合わせください。
以下の手順で検索を実行してください。
(注釈) 診療曜日・時間帯を確認の上、受付時間内に電話でお問い合わせをしてください。
お問い合わせ
千代田保健所健康推進課感染症対策係(予防接種担当)
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-2-14
電話番号:03-5211-8172
ファクス:03-5211-8192
メールアドレス:kenkousuishin@city.chiyoda.lg.jp
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