更新日:2024年8月16日
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HPV(ヒトパピローマウイルス)は女性の子宮頸がんの原因になることで知られていますが、男性にも尖圭コンジローマや肛門がん等の疾患を引き起こす原因になるため、令和6年4月から、千代田区では任意予防接種の費用助成を行います。
接種日現在、千代田区に住民登録のある、小学校6年生から高校1年生相当の男子
千代田区内の指定医療機関
令和6年度千代田区男子HPVワクチン任意予防接種指定医療機関名簿(令和6年8月6日現在)(PDF:565KB)
(注意) 千代田区の指定医療機関でのみ助成が受けられます。区外の医療機関で受ける場合は、助成の対象外ですのでご注意ください。
4価HPVワクチン(ガーダシル)
(注意) 国内では、9価HPVワクチン(シルガード)の男性への使用はまだ承認されていません。現時点では4価HPVワクチン(ガーダシル)のみが男性への接種が可能です。
ワクチンの種類 | 助成回数 | 助成額 |
---|---|---|
4価HPVワクチン(ガーダシル) | 3回(筋肉内に0.5ml) | 全額 |
種類 | 間隔 | 標準的な接種 |
---|---|---|
ガーダシル(4価) |
2回目:1回目の接種から1か月以上 |
2回目:1回目の接種から2か月 3回目:1回目の接種から6か月以上 |
(注意) 1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
厚生労働省のホームページで、HPVワクチンに関するQ&A(外部サイトへリンク)を掲載しています。ご参照ください。
接種を受ける前に、必ず以下いずれかの方法で予診票の申請をしてください。
(注意) 申請を受け付けてから、1週間から2週間程度で予診票を送付します。お手元に届かない場合は、お手数ですがお問い合わせください。
(注意) 千代田区を転出された場合、千代田区が発行した予診票は使えません。
HPVワクチンは子宮頸がんや肛門がんを起こしやすいタイプである16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70パーセントを防ぎます。
4価HPVワクチン(ガーダシル)は16型と18型に加え、良性の尖圭コンジローマの原因となる6型と11型の4つの型に対するワクチンです。
種類 |
予防する型 |
---|---|
ガーダシル(4価) |
70%の子宮頸がん・肛門がん(16、18型)、尖圭コンジローマ(6、11型)などのヒトパピローマウイルス感染症 |
HPVワクチン接種により自然感染で獲得する数倍量の抗体を、少なくとも12年維持することが海外の臨床試験により明らかになっています。
また、HPVは一度でも性的接触の経験があれば誰でも感染する可能性があることから、HPVワクチンを接種する場合は、性交渉開始前に接種することが推奨されています。
一方で、HPVワクチン接種後には、多くの方に接種部位の痛みや腫れなどが起こることがあります。痛み等の頻度が高いワクチンであり、接種の痛みや緊張のために、血管迷走神経反射が出現し、失神することもあります。接種後は少なくとも30分間は背もたれのある椅子に座っていただき、座位で様子をみてください。前に倒れる場合がありますので、注意して様子を観察してください。
発症頻度 |
ガーダシル(4価) |
---|---|
10%以上 |
注射部位の疼痛・紅斑・腫脹 |
1~10%未満 |
頭痛、注射部位のかゆみ、発熱 |
0.1~1%未満 |
めまい、感覚鈍麻、傾眠、下痢、腹痛、吐き気、四肢痛、筋骨格硬直、四肢不快感、注射部位の硬結・出血・不快感・内出血・変色・知覚低下・熱感・倦怠感 |
発症頻度不明 |
蜂巣炎、リンパ節症、失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、注射部位の血腫、無力症、悪寒、疲労 |
重大な副反応 |
アナフィラキシー反応などの過敏症反応、ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑証、急性散在性脳脊髄炎 |
(出典:ワクチン添付文書)
詳細は添付文書をご覧ください。
まずは接種を受けた医師・かかりつけ医師にご相談ください。
各都道府県において協力医療機関(外部サイトへリンク)も選定されています。協力医療機関の受診については、接種を受けた医師・かかりつけ医師にご相談ください。
お住まいの都道府県に設置された相談窓口(外部サイトへリンク)があります。
厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口(外部サイトへリンク)へお問い合わせください。
この予防接種は予防接種法に基づかない、任意の予防接種です。
万が一、予防接種を受けたことによる健康被害が起きた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の救済制度に基づく補償と、本区が加入している自治体賠償保険の補償を、それぞれ受けることができます。接種した医療機関にご相談のうえ、千代田保健所へご連絡ください。
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お問い合わせ
千代田保健所健康推進課感染症対策係(予防接種担当)
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-2-14
電話番号:03-5211-8172
ファクス:03-5211-8192
メールアドレス:kenkousuishin@city.chiyoda.lg.jp
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