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更新日:2024年10月1日

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【平成9年度~平成19年度生まれの女性へ】HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンキャッチアップ接種および償還払い

キャッチアップ接種は令和7年3月末までです。

HPVワクチンは平成25年度から令和3年度まで、積極的勧奨(個別に接種をお勧めする取組)が差し控えられていました。その間に接種を逃した定期接種対象の方に接種機会を提供しています。

標準的なスケジュールでは、3回接種完了までに6か月かかります。接種希望の方は、1回目の接種を令和6年9月末までに受けるようにしましょう。

厚生労働省HPVワクチンキャッチアップ接種(外部サイトへリンク)

対象者

以下の条件にすべて該当する方

  • 千代田区に住民登録がある
  • 平成9年(1997年)4月2日~平成20年(2008年)4月1日生まれの女性
  • HPVワクチンの接種を完了していない
    (注意) 定期接種対象者の方は「HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン」をご確認ください。

予診票の送付について

対象者のうち、新たにキャッチアップ接種の対象に含まれる平成19年(2007年)4月2日~平成20年(2008年)4月1日生まれの女性へ令和6年3月27日に予診票を送付予定です。

(注意) 平成9年(1997年)4月2日~平成18年(2006年)4月1日生まれの方へは令和4年7月5日に、平成18年(2006年)4月2日~平成19年(2007年)4月1日生まれの方へは令和5年3月29日に予診票を送付しています。なお、すでに予診票の交付を受けている方の中には、予診票に9価ワクチンについての記載がないものを受け取っている場合があります。(予診票の使用ワクチン欄に「シルガード9」が追加されたものが新予診票となります。)

その場合でも、予診票はそのまま使用することができます。医療機関が手書きで「シルガード9」と記入します。

予診票がお手元にない方や千代田区に転入された方については、感染症対策係(予防接種担当)まで直接お問い合わせください。

予診票の有効期限

令和7年3月31日まで

予防接種予診票の申込

お問い合わせ先の千代田保健所健康推進課感染症対策係(予防接種担当)へ、メールか電話で申し込んでください。

メールの場合は、件名を「HPVワクチン予診票希望」とし、本文に以下の項目を記入してください。

  • 氏名(フリガナ)
  • 生年月日
  • 住所
  • 日中連絡の取れる電話番号
  • HPVワクチンの接種履歴(どのワクチン種を何回接種済みか)
  • 予診票希望枚数(過去に接種した回数で枚数が異なります)

(注意)申込の内容に問題がない場合は、返信していません。

(注意)申込後、1週間以内にお手元に届かない場合は、お手数ですがお問い合わせください。

受診方法

  1. 指定医療機関へ予約してください。
  2. 接種当日は(1)予診票、(2)母子健康手帳、(3)健康保険証、(4)(お持ちの場合)高校生等医療証をお持ちください。
  3. 疑問や不安があるときは、接種医師にご相談ください。

実施場所

令和6年度千代田区HPVワクチン定期予防接種指定医療機関名簿(令和6年10月1日現在)(PDF:604KB)」に掲載の医療機関

東京23区内の指定医療機関であれば接種できます。千代田区外の医療機関で接種を希望される方は、医療機関の所在する各区ホームページをご覧になるか、各区の保健所にお問い合わせください。

負担費用

無料

(注意) 千代田区で発行した予診票をお持ちでないと無料で受けられません。また、千代田区を転出された場合は千代田区で発行した予診票は使用できません。

使用するワクチン

  • 2価HPVワクチン(サーバリックス)と4価HPVワクチン(ガーダシル)と9価HPVワクチン(シルガード9)の3種類のワクチンがあります。
  • HPVワクチン接種は同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則です。
  • 接種歴が不明の場合のみ2価HPVワクチン(サーバリックス)と4価HPVワクチン(ガーダシル)の交互接種が可能です。
  • 国は、2価HPVワクチン(サーバリックス)または4価HPVワクチン(ガーダシル)で規定の回数の一部を完了した被接種者が、9価HPVワクチン(シルガード9)で残りの回数の接種を行う方法については、安全性と免疫原性が一定程度明らかになっていることや海外での取り扱いを踏まえ、適切な情報提供に基づき、医師と被接種者等がよく相談したうえであれば、交互接種を実施しても差し支えないこととしています。

ワクチンの種類・接種間隔

種類 標準的な接種スケジュール 左記の方法で接種できない場合
サーバリックス(2価)

2回目:1回目の接種から1か月の間隔をおく

3回目:1回目の接種から6か月の間隔をおく

 画像:サーバリックスの標準的な接種間隔の図

2回目:1回目の接種から1か月以上の間隔をおく
3回目:1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおく

ガーダシル(4価)

2回目:1回目の接種から2か月の間隔をおく
3回目:1回目の接種から6か月の間隔をおく

画像:ガーダシルの標準的な接種間隔の図

2回目:1回目の接種から1か月以上の間隔をおく
3回目:2回目の接種から3か月以上の間隔をおく

シルガード9(9価)

2回目:1回目の接種から2か月の間隔をおく
3回目:1回目の接種から6か月の間隔をおく

画像:シルガードの標準的な接種間隔の図

2回目:1回目の接種から1か月以上の間隔をおく
3回目:2回目の接種から3か月以上の間隔をおく

(注意) どのワクチン種も、1年以内に接種を終えることが望ましい。
(注意) シルガード9(9価)は、15歳未満はスケジュールが異なります。

厚生労働省のホームページで、HPVワクチンに関するQ&A(外部サイトへリンク)を掲載しています。ご参照ください。

HPVワクチンの効果

HPVワクチンは、子宮頸がんを起こしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70パーセントを防ぎます。

国内で承認されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類があります。2価HPVワクチン(サーバリックス)はHPV16型と18型に対するワクチンです。4価HPVワクチン(ガーダシル)は16型と18型に加え、良性の尖圭コンジローマの原因となる6型と11型の4つの型に対するワクチンです。9価HPVワクチン(シルガード9)は、さらに5つの型(31/33/45/52/58型)が予防対象になります。

ワクチンの種類と予防する型の詳細表

種類

予防する型

サーバリックス(2価)

70%の子宮頸がん(16、18型)などのヒトパピローマウイルス感染症

ガーダシル(4価)

70%の子宮頸がん・肛門がん(16、18型)、尖圭コンジローマ(6、11型)などのヒトパピローマウイルス感染症

シルガード9(9価)

90%の子宮頸がん(16、18、31、33、45、52、58型)、尖圭コンジローマ(6、11型)などのヒトパピローマウイルス感染症

HPVワクチン接種により自然感染で獲得する数倍量の抗体を、少なくとも12年維持することが海外の臨床試験により明らかになっています。

また、HPVは一度でも性的接触の経験があれば誰でも感染する可能性があることから、HPVワクチンを接種する場合は、性交渉開始前に接種することが推奨されています。

なお、子宮頸がんは検診で比較的早期に発見できるがんであるため、子宮頸がん予防には、ワクチン接種の有無に関わらず20歳になったら2年に1度、定期的に検診を受けることが大切です。

リスク

一方で、HPVワクチン接種後には、多くの方に接種部位の痛みや腫れなどが起こることがあります。痛み等の頻度が高いワクチンであり、接種の痛みや緊張のために、血管迷走神経反射が出現し、失神することもあります。接種後は少なくとも30分間は背もたれのある椅子に座っていただき、座位で様子をみてください。

前に倒れる場合がありますので、注意して様子を観察してください。

ワクチンの種類と副反応の発症頻度詳細表

ワクチンの種類

サーバリックス(2価)

ガーダシル(4価)

シルガード9(9価)

発症頻度

10%以上

注射部位の疼痛・発赤・腫脹、かゆみ、胃腸症状、筋痛、関節痛、頭痛、疲労

注射部位の疼痛・紅斑・腫脹

接種部位の疼痛・腫脹・紅斑

発症頻度

1~10%未満

発疹、じんましん、注射部位のしこり、めまい、発熱、上気道感染

頭痛、注射部位のかゆみ、発熱

発熱、かゆみ、出血、熱感、腫瘤、知覚消失、頭痛、感覚鈍麻、吐き気

発症頻度

0.1~1%未満

注射部位の感覚鈍麻、全身脱力、知覚異常

めまい、感覚鈍麻、傾眠、下痢、腹痛、吐き気、四肢痛、筋骨格硬直、四肢不快感、注射部位の硬結・出血・不快感・内出血・変色・知覚低下・熱感・倦怠感

四肢痛、腹痛、下痢

発症頻度

不明

失神、血管迷走神経発作、四肢痛、ぶどう膜炎、角膜炎、リンパ節症

蜂巣炎、リンパ節症、失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、注射部位の血腫、無力症、悪寒、疲労

無力感、悪寒、疲労、倦怠感、内出血、血腫、硬結、失神、めまい、関節痛、筋肉痛、嘔吐、リンパ節症、蜂巣炎、口腔咽頭痛

重大な副反応
(発症頻度不明)

アナフィラキシー反応などの過敏症反応、ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎

アナフィラキシー反応などの過敏症反応、ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑証、急性散在性脳脊髄炎

アナフィラキシー反応などの過敏症反応、ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑証、急性散在性脳脊髄炎

(出典:各ワクチン添付文書)

各ワクチンの詳細は添付文書をご覧ください。

過去に自己負担でHPVワクチンを受けられた方へ

自己負担でHPVワクチンを接種した一部対象者の方へ、接種費用の一部または全部の助成(償還払い)をします。償還払いの詳細は「HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン任意予防接種費用償還払い」のページをご覧ください。

HPVワクチンに関する相談先

接種後に健康に異常があるとき

まずは接種を受けた医師・かかりつけ医師にご相談ください。

各都道府県において協力医療機関(外部サイトへリンク)も選定されています。協力医療機関の受診については、接種を受けた医師・かかりつけ医師にご相談ください。

不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき

お住まいの都道府県に設置された相談窓口(外部サイトへリンク)があります。

HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他の感染症全般について相談したいとき

厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口(外部サイトへリンク)へお問い合わせください。

健康被害救済制度

予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、極めてまれに健康被害の発生がみられます。

万が一、定期予防接種による健康被害が発生した場合には、救済給付を行うための制度があります。詳しくは「予防接種後健康被害救済制度について(PDF:564KB)」のリーフレットをご覧ください。

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お問い合わせ

千代田保健所健康推進課感染症対策係(予診票専用ダイヤル)

〒102-0073 東京都千代田区九段北1-2-14

電話番号:03-6256-9005

メールアドレス:kenkousuishin@city.chiyoda.lg.jp

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