更新日:2024年4月5日

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増大する医療費の現状

超高齢社会の到来や医療の高度化に伴い、医療費の増大が社会問題になっているのをご存じですか。

医療費は皆さまの保険料と税金でまかなっているため、このまま増え続ければ保険料が上がるだけではなく国民皆保険制度の維持自体が難しくなるかもしれません。

30年間の医療費推移

千代田区国民健康保険の医療費は増え続け、30年前に比べると倍以上になっています。これに伴い保険料や税金の負担が大きくなっています。

千代田区国民健康保険の30年間の医療費推移は増加の一途をたどっています。総医療費は平成元年度が15億円、5年度が15億円、10年度が18億円、15年度が21億円、20年度が30億円、25年度が32億円、30年度が35億円となっています。一人当たり医療費は、平成元年度が14万円、5年度が16万円、10年度が20万円、15年度が21万円、20年度が25万円、25年度が27万円、30年度が32万円となっています。

千代田区国民健康保険の30年間の医療費推移

画像:千代田区国民健康保険の30年間の医療費推移棒グラフ
(注意) 千代田区事務事業概要から作成

全国平均、東京都平均との比較

一人当たり医療費(年間)を東京都、全国と比較すると千代田区国民健康保険は全国平均より低い傾向にあります。ただし、高齢化率が低いことが医療費を抑える大きな要因となっていると考えられます。

平成30年度実績一覧表
項目 千代田区 東京都 全国

1人当たり医療費(年間)

324,095円

322,422円

366,064円

高齢化率

17.3%

23.1%

28.1%

(注意1) 一人当たり医療費は、政府統計e-Stat(国民健康保険事業年報)から作成
(注意2) 高齢化率は、平成30年10月1日現在の住基人口から算出(国保加入者以外を含む)

医療費の病気別構成比

千代田区国民健康保険の医療費を病気別に見るとがんが最も多く、次いで循環器系の病気、内分泌、栄養および代謝の病気となっています。

生活習慣病など、予防できる病気も多いことが分かります。

平成30年度の千代田区国民健康保険の医療費の病気別構成比は、がんが最も多く全体の16%を占めています。

続いて循環器系の病気が13%、内分泌、栄養及び代謝の病気が9%、呼吸器系の病気が8%、腎尿路生殖器系の病気が7%、その他が47%となっています。

千代田区国民健康保険の医療費の病気別構成比(30年度実績)

画像:千代田区国民健康保険の医療費の病気別構成比(30年度実績)

(注意) 千代田区国保加入者のレセプトデータから作成

健診の受診状況と医療費の相関関係

健診を受けている人と受けていない人では医療費に大きな差が出てきます。検査値で客観的に身体の状態を把握できることが、健康意識に繋がっていると考えられます。

一覧表
過去3年間の健診受診回数 1人当たり医療費(30年度実績)

3年連続受診者

264,699円

2回または1回受診者

397,006円

未受診者

417,595円

(注意) 千代田区国保加入者のレセプトデータ、国保健診データから作成

データヘルス計画

千代田区国民健康保険では、医療費等のデータを分析し、医療費適正化に取り組んでいます。

詳しくは、「データヘルス計画(国民健康保険保健事業の実施計画)」のページをご覧ください。

お問い合わせ

保健福祉部保険年金課国民健康保険係

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

電話番号:03-5211-4204

ファクス:03-3264-4085

メールアドレス:hoken-nenkin@city.chiyoda.lg.jp

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