更新日:2025年7月23日
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超高齢社会の到来や医療の高度化に伴い、医療費の増大が社会問題になっているのをご存じですか。
医療費は皆さまの保険料と税金でまかなっているため、このまま増え続ければ保険料が上がるだけではなく国民皆保険制度の維持自体が難しくなるかもしれません。
千代田区国民健康保険の医療費は増え続け、30年前に比べると倍以上になっています。これに伴い保険料や税金の負担が大きくなっています。
千代田区国民健康保険の30年間の医療費推移は増加の一途をたどっています。総医療費は平成5年度は15億円ですが、令和5年度は37億となっています。一人当たり医療費は、平成5年度は16万円ですが、令和5年度は35万円となっています。
千代田区国民健康保険の30年間の医療費推移
(注意) 千代田区事務事業概要から作成
一人当たり医療費(年間)を東京都、全国と比較すると千代田区国民健康保険は全国平均より低い傾向にあります。ただし、高齢化率が低いことが医療費を抑える大きな要因となっていると考えられます。
項目 | 千代田区 | 東京都 | 全国 |
---|---|---|---|
1人当たり医療費(年間) |
362,784円 |
361,416円 |
385,919円 |
高齢化率 |
16.7% |
22.8% |
29.0% |
(注意1) 一人当たり医療費は、政府統計e-Stat(国民健康保険事業年報)から作成
(注意2) 高齢化率は、令和4年10月1日現在の住基人口から算出(国保加入者以外を含む)
千代田区国民健康保険の医療費を病気別に見るとがんが最も多く、次いで循環器系の病気、筋骨格系の病気となっています。
生活習慣病など、予防できる病気も多いことが分かります。
令和5年度の千代田区国民健康保険の医療費の病気別構成比は、がんが最も多く全体の15%を占めています。
続いて循環器系の病気が10%、筋骨格系の病気が9%、呼吸器系の病気が9%、腎尿路生殖器系の病気が8%、その他が49%となっています。
千代田区国民健康保険の医療費の病気別構成比(令和5年度実績)
(注意) 千代田区国保加入者のレセプトデータから作成
健診を受けている人と受けていない人では医療費に大きな差が出てきます。検査値で客観的に身体の状態を把握できることが、健康意識に繋がっていると考えられます。
健診を受けることで病気の早期発見につながり、ご自身の経済的負担を軽減できる可能性があります。
過去3年間の健診受診回数 | 1人当たり医療費(令和4年度実績) |
---|---|
3年連続受診者 |
314,014円 |
2回または1回受診者 |
380,795円 |
未受診者 |
420,680円 |
(注意) 千代田区国保加入者のレセプトデータ、国保健診データから作成
千代田区国民健康保険では、医療費等のデータを分析し、医療費適正化に取り組んでいます。
詳しくは、「データヘルス計画(国民健康保険保健事業の実施計画)」のページをご覧ください。
お問い合わせ
保健福祉部保険年金課国民健康保険係
〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1
電話番号:03-5211-4204
ファクス:03-3264-4085
メールアドレス:hoken-nenkin@city.chiyoda.lg.jp
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