あなたにできる医療費節約アクション
医療費はみなさまの保険料と税金でまかなっているため限りがあります。医療費を大切に使うため、一人ひとりが医療費節約アクションをお願いします。
医療機関のかかり方編
かかりつけ医をもちましょう
- かかりつけ医とは、日常的な診療や健康管理をしてくれる身近な医師のことです。
- 気になる症状はまずかかりつけ医を受診し、必要があれば専門の医療機関や他の医療機関を紹介してもらいましょう。
- 紹介状なしで大病院を受診すると5千円以上の特別料金が発生する場合があります。
- 大病院は待ち時間が長く大変です。
急病以外は休日や夜間の受診は控えましょう
- 休日や夜間に開いている医療機関は、緊急性の高い患者を受け入れるためのものなので安易な受診はやめましょう。割増料金もかかります。
- 今すぐ医療機関を受診すべきか迷ったときは#7119(東京消防庁救急相談センター)、子どもの急な病気は#8000(小児救急電話相談)で電話相談することができます。
重複受診(はしご受診)はやめましょう
- 重複受診とは、同じ病気で複数の医療機関を受診することです。
- 医療機関を変えるごとに初診料や検査費用がかかるため医療費のむだとなります。また、何度も検査や処置を行うので体に負担がかかります。
頻回受診はやめましょう
- 頻回受診とは、同じ医療機関に受診する回数が過度に多いことです。
- 行くと安心するなどの理由で受診すると、医療機関や本当に医療が必要な人に迷惑がかかります。体調が悪化しないかぎり、医師の指示どおりに受診しましょう。
聞きたいことはメモにまとめましょう
- 医師に聞きたいこと、伝えたいことを事前にメモにまとめておくと診療を円滑に進めることができます。医療機関での待ち時間短縮、医師の負担軽減にも繋がります。
おくすり編
ジェネリック医薬品の積極的な利用をお願いします
飲み残した薬は残薬調整できます
- 飲み忘れなどで薬が余ってしまった場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。
- 使用期限等を確認し、まだ使える薬は使い、処方を調整してくれる場合があります。
医療機関や薬局に行くときは必ずお薬手帳を
- お薬手帳があると、医師や薬剤師が薬の重複や飲み合わせをチェックできます。
- お薬手帳は必ず1冊にまとめましょう。複数あると、薬のチェックができなくなってしまいます。
- 薬局で薬をもらう際にお薬手帳を持参すると、窓口負担が安くなる場合があります。
かかりつけ薬局を持ちましょう
- 薬の服用歴を長期的に把握してもらえるので、適切なアドバイスが受けられます。
処方されたとおりに薬を飲みましょう
- 自己判断で薬の飲み方を変えたり、勝手に飲むのをやめたりすると症状を悪化させるおそれがあります。
薬の数が増えることで起こる副作用に注意(ポリファーマシー)
- 複数の薬を服用することで、副作用が起こったり、適切な服用ができなくなったりすることをポリファーマシーといいます。
- 病気にかかりやすく、薬の数が多い高齢者に特に多く見られる問題です。また、高齢になると薬を分解するなどの身体の機能が弱くなるため、副作用が起こりやすくなります。
- ポリファーマシーを防ぐには、お薬手帳を一つにまとめ、かかりつけ薬局(薬剤師)を持つことが効果的です。
- 自己判断による減薬は、元の症状が急激に悪化したり別の副作用を招いたりする可能性があります。必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
- 厚生労働省ホームページ(ポリファーマシーに対する啓発資材の活用について)(外部サイトへリンク)
日常生活編
バランスのいい食事、適度な運動、十分な睡眠
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は生活習慣の積み重ねで発症します。
- 1日3食、バランスよく、積極的に野菜を食べましょう。
- 一駅分歩いたり、階段を使ったり日常生活の中で体を動かす習慣をつけましょう。
- 7時間以上を目安に、質の良い睡眠をとりましょう。
禁煙しましょう
- たばこは百害あって一利なしです。がん、生活習慣病、歯周病などあらゆる病気の原因となります。
- 禁煙は自力で行うより禁煙外来の受診が効果的です。医師の助言をもらい、禁煙補助薬(飲み薬、貼り薬)を処方してもらうことができます。
保健事業(健康サービス)を利用しましょう
- 千代田区国民健康保険では、加入者のみなさまの健康づくりのため各種保健事業を行っています。健診が無料で受けられるなどお得なサービスですので、ぜひお気軽にご利用ください。
- 詳しくは、「保健事業の利用方法」をご覧ください。