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更新日:2022年1月21日

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令和4年第1回区議会臨時会区長招集挨拶

令和4年第1回区議会臨時会の開会に当たり、一言、ご挨拶申し上げます。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まってからすでに2年余りが経ち、昨年9月以降感染状況が落ち着いていましたが、年末からオミクロン株の拡大により懸念されていた第6波が到来し猛威を振るっています。

感染力の高いオミクロン株の全国的な急拡大により、政府はすでに適用されている沖縄県など3県に続き、本日1月21日から2月13日までの約3週間、首都圏1都3県を含む全国13都県に「まん延防止等重点措置」の適用を決めました。

本区でも、年末から年明けにかけて区内の民間施設で集団感染、クラスターが発生し、区民の皆様やその近傍の商店街の皆様などにご心配をおかけしました。

区は、これらの事案に対して国や東京都と連携して緊急の対策会議を行うとともに、国立感染症研究所から医師を含む4名の応援職員の派遣を受け入れ、専門的な知見や助言を踏まえ、いち早く情報収集や現地調査を行うなど迅速かつ的確な対応に努めてまいりました。

その後も感染者の急増に伴い、保健所では患者に対する聴き取り調査や自宅療養している患者に対する健康観察などの業務が増大しており、保健所業務がひっ迫しつつあります。

そのため、全庁による応援体制を敷き、庁内一丸となって対応しているところです。

現在も感染者数の増加が続いており、社会経済への影響が懸念されるところでありますが、これまでの2年間の経験を活かしながら、的確な状況判断に基づく的確な感染対策を、スピード感をもって講じていくことが重要であると考えます。

基本的な感染対策として私たちができることは、これまでと同様、マスクの着用や手指消毒、十分な換気、三密の回避を心がけることです。

いま一度、原点に立ち返り、感染予防対策の徹底を重ねてお願い申し上げます。

感染力が非常に強いオミクロン株によって、万が一感染した場合でも、昨年夏の第5波と異なり、経口薬や抗体カクテルなど新型コロナに対抗するための方策を手に入れています。

病床の確保や有効活用のための準備を整えるほか、早期発見に向けては、無症状であってもPCR等検査を無料で受けられる事業も実施されています。

また、感染予防や重症化リスクの低減のカギとなる3回目のワクチン接種が始まりました。

本区では、1月11日から集団接種会場を開設し、高齢者の方を対象として無料の送迎サービスも開始しております。

国はワクチン接種の前倒しを表明しました。

本区としても、区民の皆様の声を受け、接種券を前倒しして発送するなど、先手先手で取り組んでおり、一日も早く、希望する方にワクチン接種ができるよう準備を進めてまいります。

感染力が非常に強いオミクロン株につきましても、「早期接種」「早期発見」「早期治療」によって重症化させないことが鍵となります。

区は、区民の安全と安心を確保するため、引き続き、さまざまな施策に全力で取り組んでまいります。

オミクロン株による感染者数の増加は今しばらく続くと言われており、社会経済への影響が懸念されるところであります。

国は、「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」の一環として、子育て世帯への臨時特別給付金と併せ長期化する新型コロナウイルス感染症の影響によって困窮している住民税非課税世帯等への支援策として、10万円の給付を決定しました。

支給対象等の詳細が示されたことを受け、一日も早くこの給付金を対象者にお届けできるよう、この事業に必要な予算を今臨時会に追加の補正予算として提案させていただくこととなりました。

今後もスピード感をもって取り組んでまいりますので、議会の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

以上をもちまして、令和4年第一回区議会臨時会の開会の挨拶といたします。

令和4年1月21日 千代田区長 樋口 高顕

(注意) 本文は、口述筆記ではありませんので、表現その他若干の変更があることがあります。

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