トップページ > 暮らし・手続き > 地域活動・コミュニティ > 千代田区町名由来板 > 町名由来板:町名から探す > 町名由来板:麹町三丁目(こうじまちさんちょうめ)
更新日:2025年3月26日
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麹町(こうじまち)という町名は、江戸城の西側に位置する山の手台地で広く使われています。「こうじ」という町名の由来については、この界隈(かいわい)に入り組んだ「小路(こうじ)」が多かったためとも、米や麦、大豆などの穀物や糠(ぬか)などを発酵させた「麹(こうじ)」を扱う店が多かったためともいわれています。ほかにも国府(こう)と呼ばれた地方行政機関へ向かうための道「国府路(こうじ)」があったことからという説もあります。いずれにしても、「こうじ」という地名が、江戸時代から存在していたことは間違いありません。
江戸城からほど近いこの台地には、武士たちが住んでいたようです。ただ、新宿通り(甲州街道・国道20号)沿いだけは、町屋として商人や職人が集まり住んでいました。現在の麹町三丁目にあたるこの地域も、文政(ぶんせい)七年(1824年)の「江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)」によれば、鰹節(かつおぶし)や鰻(うなぎ)の蒲焼(かばやき)、蕎麦(そば)、薬、菓子(かし)、そして墨(すみ)、硯(すずり)、筆(ふで)などを売る店があったことが記されています。
現在では、ビルが立ち並ぶビジネス街に生まれ変わった麹町三丁目ですが、江戸時代から明治、大正期には、人々の生活に密着した商店街が形づくられていたのです。
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